■きしみ音を探る □症状  走行時に路面の凹凸で左サスペンションの動きに合わせてきしみ音が発生。  キュッキュッと金属とプラスチックがこすれる(?)ような音がする。 □きしみ音発生原因の推測  1、アーム交換時のサスペンションの組み付けミス。   左リアサスペンションの組み付けミス。又は、不良。  2、リア左フェンダー(給油口辺り)を当てられたことがある。   板金修理によるスポット溶接の剥れ。(8年前) □きしみ音個所を探求  1、いつ頃に発生したか?   サスペンション交換前後。=交換後に2,3ヶ月後では確実にきしみ音を感じた。  2、きしみ音の発生する状況   左リアサスペンションの動いた瞬間に発生。   (右サスペンション、両サスペンションの動きでは発生しない。)  3、内装を除去してチェック    ・助手席除去          =音に変化なし    ・トランク除去         =音に変化なし    ・リア座席&リアクッション除去 =リアからのきしみ音増大    ・燃料ポンプ蓋を外してずらす  =燃料ポンプ蓋位置からきしみ音増大  4、きしみ音発生チェック個所    ・リアゲートフックを奥へずらし固定強化       =OK    ・トランクのボディとの接点の緩衝材交換       =OK    ・アームの組み付け状態の目視確認          =OK    ・アーム交換時のネジ、ナット増し締め        =OK    ・スタビライザの固定個所にラバースプレー      =OK    ・燃料タンクの固定バンド増し締め          =OK    ・左サスペンション外して目視チェック        =OK    ・左リアサスペンション回りのアンダーカバー裏    =OK                 の燃料パイプなど確認  5、きしみ音個所の絞込み    ・アーム交換の可能性      1、アーム増し締め               =OK      2、アームとサスペンションブッシュにラバー用  =OK         スプレーをたっぷり吹き付けてみる    ・サスペンションの可能性      1、スプリングの取り付け具合調整        =OK      2、サスペンション左右入れ換え         =OK    ・リア左フェンダーを当てられたことによる可能性   =チェック必要      1、きしみ音個所を正確に把握するには後部座席で確認 =    ・リアゲートのサイドのフック      1、カバー外して緩みチェックと増し締め     =OK      2、ロックを使わず紐などで固定して振動チェック =OK      3、ロック部分に給油してみる          =OK      4、リアゲートを外してきしみ音チェック       =OK      5、各ネジの増し締め              =OK    ・アッパーゲートのネジ緩みチェック      1、アッパーゲートの支点部分の緩み       =OK      2、フック部分の緩みチェック          =OK      3、各ネジの増し締め              =OK    ・リア・サイドの内張り外して内装のきしみ音チェック      1、クリップからのきしみ音チェック         =OK      2、シートベルトからのきしみ音チェック       =OK      3、スポット溶接の剥れチェック         =OK(大まかにチェック)      4、各ネジの増し締め              =OK      5、クラックチェック              =OK(見ため)      6、シールパッキンか〜パテでスポット溶接の強化 =      7、ボディについてるプラスチックパーツのチェック=別のきしみ音あり      8、燃料ポンプのナット締め付けチェック     =OK      9、給油口のナット締め付け           =OK     10、サイドパネルの隙間を掃除機で掃除      =OK       (落としたネジなどがあれば取り除く)     11、床とサイドパネルの細い溝に液体シールパッキン=OK         を流し込む。(落としたネジなどのきしみ音対策)    ・車体裏チェック      1、リア・ジャッキアップポイントの溶接個所   =OK      2、サイドシル・ガーニッシュを外してみる    =OK      3、コンペセータアームの取り付け状態と増し締め =OK      4、リア・タワーバー取り付け          =      5、燃料タンクの吊りバンドからきしみ音       = □原因は、  アームのブッシュとボディの取り付け個所をこする音と判明。  アームとサスペンションブッシュにシリコンスプレーをたっぷり吹き付けることで  きしみ音が全くしなくなりました。  きしみ音個所のチェックをはじめて最初にラバー用スプレーを吹き付けたのですが、  効果はありませんでした。しかし、サスペンションのスプリングのアッパーシートに  吹き付けたときに一時的にきしみ音がしなくなった気がした。  今思えば、ここにすでにポイントがあった。  ラバー用スプレーはラバー保護スプレーでしかないのですべりを出す効果は薄い。  しかし、シリコンスプレーは潤滑剤のためこすり部分を潤滑してきしみ音が消えたようです。  ブッシュやゴムパーツにはCRCなどのスプレーではゴムを傷めるので避けていました。  シリコンスプレーはゴムに浸透しても傷めることがなく使用可能であることを確認してから  試したのでした。ラバー用スプレーをたっぷり吹き付けても潤滑作用はあまりない。  きしみ音の原因は、クラックやボディのやれよりもゴム系パーツのこする音が大半であることが  うらずけられました。