コラム 第24回 7月28日 月が欠ける!

    部分月食 1999年7月


 今年の7月28日。のぼって間もない満月が,地球の影に隠されていく月食が全国で見られます。

 月食は,太陽の光によってできた地球の影に月が入っていく現象です。太陽・地球・月がほぼ一直線に並ぶ満月の時に起こりますが,月の軌道が傾いているため,満月のたびには起こりません。
 影の中に月全体が入ると皆既月食になります。今回は,残念ながら隠されるのは月の半分ほどの部分月食です。
 とはいえ,月がはっきり欠けて見える月食としては1997年9月16日以来1年10カ月ぶりのことになります。また,午後7時〜9時という見やすい時間帯でおこるので,見逃さないようにしたいものです。
      7月28日の部分月食の様子(新潟)
   
 7月28日の午後7時22分頃,月は下の方から欠けていきます。ただし,影の濃い部分とそうでない部分の境目がはっきりしないため,それよりもはやい時間に,何となく下の方が暗くなっているのがわかるでしょう。
 そして午後8時34分頃,欠け方は最大(約45%)になります。それ以降は徐々に欠ける量は減っていき,午後9時46分に元の丸い姿に戻ります。

 今回の月食は,日本の大部分で全行程を見ることができます。ただし,欠けはじめの頃は,月の高度が低いので,東〜南のよく開けた場所で眺めることをおすすめします。月の欠ける様子は肉眼でもわかりますが,双眼鏡のようなもので少し拡大して見ると,影の様子など,一層興味深く観察されることでしょう。
 なお,来年の7月16日から17日にかけて,3年ぶりに皆既月食が見られます。

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