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| ティコ(倒立像) 月齢9を過ぎた月の下端の方に目を向けると,白く輝く「ティコ」(直径85キロメートル)が目立つようになってきます。 古い地形のため,多数のクレーターが残っている高地の中で「ティコ」が目立つのは,まだできて間もない(といって約2億年前)新しいクレーターだからです。新しいクレーターは満月に近づくと「光条」(こうじょう)と呼ばれるクレーターを取り囲む光のすじが見えます。光条は厚さ数10cmにも満たない薄い堆積物で,太陽風などの影響により約10〜20億年で見えなくなってしまいます。 *撮影データ 1999年10月21日 18:15 (月齢11.9) 新潟県立自然科学館 60㎝反射望遠鏡 K-60 SONY Digital Mavica MVC-FD88にて撮影 参考文献 : 白尾元理,佐藤昌三共著 「図説 月面ガイド」 立風書房 : 天文と気象編集部編 「子供の天体観測」 地人書館 |
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直線壁 ティコの北(画面下)に広がる「雲の海」には,「直線壁」と呼ばれる崖があります。左画像中央下のうすい縦の筋の部分です。 望遠鏡で見ると,上弦の頃は黒っぽい筋に,下弦の頃は白っぽい筋に見えます。これは,光の当たり具合によるもので,壁は西側(画像右側)が低くなっています。この壁は長さ110キロメートル,高さ250メートルあります。もっとも壁の傾斜は7度ほどしかないので,実際にはちょっと急な坂といったところです。 2000年4月13日 18:45 (月齢8.6) 新潟県立自然科学館 60㎝反射望遠鏡 K-60 SONY Digital Mavica MVC-FD88にて撮影 |
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