やっと撮れたリニア彗星2001A2,火星,アンタレス妙高高原町笹ヶ峰牧場撮影記 最終更新2001年7月22日 トップページへ戻る |
| 火星の入ったさそり座や遠ざかりつつあるリニア彗星(C/2001A2)など撮影したい対象はあるのですが,7月15日の梅雨明け以後,新潟は連日夜になると雲が出る天候が続いていました。 7月20日は,雲が出ていたものの予報では夜,星マークになっていたので,仕事を終えると,高速で妙高高原まで足を運ぶことにしました。いつもの撮影場所に20時30分ごろ着いたものの,空は一面の雲に覆われています。実は,15日にも来たのですが,この時は雷雨に見舞われ,撮影はできませんでした。あきらめかけて,下山する途中,ふと車を停めて夜空を見上げてみると,火星がぼんやりと光っているではありませんか。 |
すぐに車を返し,笹ヶ峰牧場のそばに着いた頃には,頭上から北の空にかけて晴れ間が広がっていました。 南が正面になる撮影場所で準備をしたものの,霧が沸いてきて,なかなかさそり座の下の部分が見えません。カメラのファインダーで構図を決めて,シャッターを押そうとすると,一面霧で覆われていたこともあり,結局撮影を始めたのは22時30分以降のことでした。 この日は折しも火星(下の写真の一番明るい星)とさそり座のアンタレス(その右側の星)が一番接近して見える(約5度)日でした。「火星に対抗するもの(アンチ・アレス)」が語源となるアンタレスですが,今年は接近中の火星の明るさに圧倒されています。 |
| 火星とアンタレス,最接近の日(35mm F2.8) 2001.7.20 22:46〜52 | |
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| 今回の撮影目的のもう一つである「リニア彗星」は,1月15日にアメリカのリンカーン研究所が発見した彗星です。6月中旬には南半球で3等級まで明るくなり,肉眼でも見られる彗星となりました。日本からは6月下旬から観測可能となっていて,何度か撮影に挑戦していたのですが,天候に恵まれなかったり,失敗したりしていました。 これからだんだん遠ざかり,また,次の週の後半からは 月明かりの影響も出てくるので,今回の撮影が最後のチャンスになると思っていました。 |
それとおぼしき辺りに双眼鏡を向けてみると,拡散した光の塊が目にとまりました。7月初旬のころに比べると,全体として一回り小ぶりになった印象を受けました。眼視でも何とか見えないかと何度か挑戦しましたが,残念ながら確認できませんでした。 写真では,右下に向かって約1度ほどの尾があるのがわかります。写真で見ると明るさは5.5〜6.0等といったところでしょうか。梅雨の時期でなければ,もっと多くの人の目を引く存在になったかと思うと残念です。 |
| 標準(50mm)レンズで撮影したリニア彗星2001A2付近 | |
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| 135mm望遠レンズで撮ったリニア彗星2001A2 | |
![]() ![]() (左の画像の一部をトリミング) 2001.7.20 23:46〜53 *標準レンズの画像も同じ |
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| 撮影共通データ 撮影地 新潟県妙高高原町笹ヶ峰牧場 ASA800ネガフィルム使用 ガイド撮影 |
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