太陽系最大の惑星・木星 

 今年の木星はうお座にあり,夜半の東の空に-2.7等というすばらしい明るさで輝いている。
 太陽系最大の惑星で地球の直径の11倍。しかも自転周期が9時間50分という速さのため,南北につぶれた楕円形をしている。
 小望遠鏡でも絶好の対象で,濃い縞模様や「大赤斑」(だいせきはん)と呼ばれる卵形の点,ガリレオ・ガリレイが発見した明るい4つの衛星の動きなど興味がつきない。
 *中央左の黒い点は左端に見える衛星イオの影
 

写真データ
1997年9月8日20:35(1/8秒露出)
フジASA800フィルム
60cmカセグレン反射F15×or9mm



ガリレオ衛星相互食
  1997年9月8日
 ガニメデとエウロパの食

 今年は6年ぶりにガリレオ衛星同士が重なったり,影でかくしたりする「相互食」が見られます。
 これは地球から見て,木星の衛星の軌道がちょうど真横(水平?)から見えるようになるためです。
 9月8日は第3衛星ガニメデの影に第2衛星エウロパがかくされる現象が見られました。
 左の写真は自然科学館の60cmの望遠鏡で撮影したものですが,小望遠鏡で見ていても19時55分頃からエウロパが暗くなり始め,20時4分の前後2分間は全く見えませんでした。
上の写真のイオと木星本体に映る影にも注目。


写真データ
1997年9月8日(時間は各写真に記載)60cmカセグレン反射F15×or12.5mm
フジASA800フィルム(各1秒露出)
*左側の木星像は,衛星の位置とスケールを示すため,合成して貼りつけた。
(木星はガリレオ衛星よりもかなり明るいために,1枚の写真で撮影するのは難しい)
**ガニメデの影が離れたエウロパをかくすのは,衛星を照らす太陽の光の方向
が地球からみて斜め方向にあるため。  
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