春分点のある星座  うお座
 ’97〜’99年,ペガスス座の左下には,木星・土星といった惑星たちが明るく輝いていますが,この辺りには黄道 十二星座の一つである「うお座」があります。目だつ星はありませんが,夜空の暗いところで注意してみると,小さな星が北と西に向かって点々と連なっているのがわかります。

 星座絵では,2匹の魚がリボンで結ばれている姿として描かれています。この魚は,ギリシア神話によれば,愛と美の女神アフロディーテとその子エロスが,怪物テュフォンに襲われた際に, 魚に変身して逃げた姿とされています。

 現在,うお座には3月21日前後の春分の日に太陽が位置している「春分点」があります。この場所は,太陽の通り道である黄道(こうどう)と天の赤道が交わる点で,天体の位置を決める基準となっています。たとえば,ある天体の位置を「赤経0h02m 赤緯23°32′」といった表し方をするのですが,春分点は赤経0h00m 赤緯00°00′の場所にあたります。春分点は地球の歳差運動のために,少しずつ移動していきます。黄道十二星座ができた2000年前には,春分点はおひつじ座にありました。星占いのはじめに,おひつじ座が挙げられるのは,その名残りのようです。
  




写真データ
1997年9月30日 20:40〜20:50
20mm F3.5 フジASA800ネガ
岩船郡神林村 南大平にて

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