飼育爬虫両生類預託協会 Herp. SITTER ASSOCIATIONとは?
爬虫類・両生類の飼育者が何らかの事情により、その飼育個体の飼育を中断せざるを得ないときに限り、預託先を探し、飼育個体の飼育に支障を来さないよう支援をすることを目的として設立された、有志の非営利組織です。システム
参加者は協会が用意したメーリングリスト(以下ML)に参加していただきます。規約など(参加のエチケット)
参加者が以下の例のような飼育を中断せざるを得ない状況に陥り、飼育中の爬虫類・両生類を飼育中断期間中に無償で預かってくれる先を探したくなったら、MLにその旨投稿し、その他の参加者が預託先として「自分の意志」でその飼育を引き受ける、というシステムです。つまり、参加者はいつでも誰でも「預託依頼者」にもなりますし、逆に「預託引き受け者」にもなるわけです。要するに「互助会」です。
対象となる飼育を中断せざるを得ない状況の例
- 入院
- 出張
- 長期にわたる旅行
あくまでも当会の目的の大前提として「飼育されている爬虫類・両生類たちが、飼育者のやむを得ない事情により、飼育を中断せざるを得なくなったときにも健全に生きていくようにする」ことがありますので、それをご理解していただき、また「預託引き受け者」は「厚意」で飼育を引き受けている、といった認識を「預託依頼者」が持つならば、必然的に細かい規約などは不必要になることと思います。したがってここでは「参加のエチケット」というレベルで二、三の項目を掲げたいと思います。入会と退会
- ML投稿内容の制限
- MLの目的は「預託依頼者」による「預託依頼」と「預託引き受け者」による「預託の引き受け」の公表ですので、原則的にそれ以外の内容の投稿はしないようにして下さい。
ただし、「飼育預託」はお互いの信頼関係のもとに成立しますので、ある程度のコミュニケーションをはかる内容の投稿も必要かとは個人的に思います。- 経費など
- あくまでも無償で「飼育預託」を行います。ただし、送料、餌や飼育設備にかかった実費などは「預託依頼者」の常識の範疇で負担をして下さい。
- 対象種の制限と飼育の責任
- 「飼育預託」をする種類(グループ)に制限はつけません。参加者が「これは飼育は引き受けられないな」と思われる種類には「引き受け」の申し出がないはずですから。例えば「依頼者」が「ワニ」の飼育預託を依頼する投稿をしたとしても、誰もが「ワニは無理だな」と思えば、誰も「引き受け」の申し出をしないだろうし、「俺の家だったらワニは飼えるな」と思えば「引き受け」の申し出の投稿をするでしょうから。
したがって逆に言うと、「預託引き受け」の申し出をしたのならば、「預託引き受け者」は責任をもって「預託飼育」に取り組んで下さい。
だからといって「預託依頼者」は万一「預託した個体」が「死亡」したり「健康を害する」ことがあったとしても「預託引き受け者」に何の責任も問うことはできません。- 飼育の再開の申し出
- 「依頼者」が飼育を再開できる状況になったら、速やかにMLに報告をし、預託個体の引き取りを行って下さい。できれば「預託依頼時」の投稿をするときに「預託期間」を明示するのが望ましいのは言うまでもありません。
入会方法:会員として登録されると、ML『Herp. SITTER ASSOCIATION』からの配信が始まります。
- 本ページを読み賛同する。
- 星野まで「参加申し込み」のE-Mailを送る。
- 『Herp. SITTER ASSOCIATION』に登録していただいた時点で会員となります。
退会方法:退会を希望されるときは、退会希望の旨のメイルを星野宛に送って下さい。メイリングリストから削除します。
なお、メイリングリストは無料ML「easyML」 http://www.easyml.com/を利用しますが、配信されるメールには広告がつくことをあらかじめご了承ください。
預託飼育依頼方法
- 以下の様式に沿ってMLに依頼メールの投稿をする。
- 飼育中断の理由
- 預託飼育依頼個体の種類・頭数・大きさなどその他必要と思われる情報
- 現住所
- 預託飼育期間
- 特別な条件など
依頼文例 星野です
日頃の不摂生がたたり、このたび、入院することになってしまいました。
そこで、以下の飼育個体を預かっていただき飼育していただける方を探しております。
以上
- アオダイショウ5頭(90センチから150センチ、雄2雌3)
- ニホンイシガメ3頭(雄2頭:甲長11センチ、雌1頭:甲長18センチ)
- シロマダラ1頭(雌雄不明35センチ)
私は宮崎県に在住しておりますので、できれば九州内の方にお願いできればと思っています。
期間は平成12年11月1日から12月10日までです。
ただし、シロマダラは生きたカナヘビしか食いません。また、ニホンイシガメは屋内で衣装ケースなどでの飼育もできると思います。
アオダイショウのケージと餌およびイシガメの餌は私の方で用意し、成体とともに送らせていただきます。
何卒よろしくお願いいたします。- 「預託飼育引き受け者」の申し出を待つ。
- 申し出があったら「引き受け者」との間でDMで細かい打ち合わせをする。
- 成立したらその旨MLへ投稿をする。
- 飼育が再開できる状況になったら、その旨「引き受け者」にDMとMLへの投稿をする。
- 配信された「預託飼育依頼メール」を読む。
- 自分で引き受けられる範囲をよく考えて、引き受けの申し出のメールを投稿する。
引き受け文例 星野さんへ
ホシノです
入院されるとは大変ですね。
及ばずながら私も力になりたいと思います。
アオダイショウを3頭ならば当方でお引き受けできます。
詳しくはDMを下さい。- 「依頼者」とDMで打ち合わせをする。
この協会は参加者の数が多くなればなるほど、その威力を発揮できるものと考えております。
平成12年10月17日に参加者募集を始めてから参加希望人数が20名を越えた時点で会の発足(ML開始)をしたいと考えています。
現在参加者は15名です。(平成12年12月17日現在)
ご意見などを頂きたいと考えています。情報・ご意見はこちらまで。