CROSS†CHANNEL-クロスチャンネル- レビュー

夏。

学院の長い夏休み。
崩壊しかかった放送部の面々は、個々のレベルにおいても崩れかかっていた。
初夏の合宿から戻ってきて以来、部員たちの結束はバラバラで。
今や、まともに部活に参加しているのはただ一人という有様。

主人公は、放送部の一員。
夏休みで閑散とした学校、ぽつぽつと姿を見せる仲間たちと、主人公は触れあっていく。

屋上に行けば、部長の宮澄見里が、大きな放送アンテナを組み立てている。一人で。
それは夏休みの放送部としての『部活』であったし、完成させてラジオ放送することが課題にもなっていた。
以前は皆で携わっていた。一同が結束していた去年の夏。
今や、参加しているのは一名。

そんな二人を冷たく見つめるかつての仲間たち。ともなって巻き起こる様々な対立。そして和解。
バラバラだった部員たちの心は、少しずつ寄り添っていく。

そして夏休み最後の日、送信装置は完成する———
装置はメッセージを乗せて、世界へと———

得点
80点シナリオ90点
音楽70点75点
システム70点総合90点
プレイ時間20時間泣き度
ほのぼのした感じの絵。
このお話にピッタリだったなと思えます。 
ぽや~んとした雰囲気をかもし出します。
けれども、喜怒哀楽の表現はしっかりと出てます。
 
ギャグ絵も特徴的
アメコミ調やパワパフ調などコミカル
良い味出してくれてます。
シナリオ
扱いづらい話題を上手く描いてます。
ライターによっては後味が悪かったりしますが、
これは内容的に絡ませ方が良かったと思います。
こういった問題はゲームとか好きな人とかは持ってたりするんじゃないかな?
といったあながち他人事じゃない感じの設定だったりします。
 
話の流れ自体も組み立て方が凝っている感じがします。
一つ一つの歯車があって時計を動かすには合った歯車をはめない限り正常に動いてくれない。
無理矢理全ての歯車を使っても結局は時計は壊れてしまう感じで。
音楽
シナリオと曲が同じ歩幅で絡み合っていく感じです。 
曲が先行するというんではないので上手くマッチします。
 
カッコつけた感じはしないです。
下手に楽器を多く使ったりせず最低限のような。
曲の重さなんかは丁度良い感じに出来ています。
 
「CROSSING」
 良い曲です。
 ただ、プレイした後の方が深く聞けます。
 しかし、ちょっと歌詞が強すぎる感が否めないです
そこそこな配役。
と最初は思いましたがけっこう良い配役だったかなと。
 
皆それぞれ役の重さを表現しきってます。
こなれた感じではなくちょっと青臭い感じがしています。
 
なんというか、男の方は有名ですが微妙に女性向的な人達でなんとも。
山口勝平 子安武人 堀川亮
正直、女性向云々よりもっと活躍してほしかった。
出番が少ないんじゃ勿体無い。 
システム
軽いわけでも重いわけでも無い普通です。
上にカーソルを合わせると、
環境設定、クイックセーブ&ロード ログ オートなどボタンがパッと表示されます。
メッセージウィンドウにボタン付けないの文字も多く表示されて良いですね。
 
設定画面が物凄い多いです。
正直、さほど使わないんじゃないだろうか。
と右ダブルクリックで画面表示変更やホイールに振り当てる機能変更そんなシステムです。
 
ただし、凝ってて良いわけですが、セーブが少し手間が掛かるのが難点。
クイックセーブ・クイックロードはすぐ出来るようになってますが
右クリックでメニューからセーブが出来ず、
上のシステムボタン押してそこからセーブやロードするので
軽い感覚でパッパッとセーブ出来ないのは基本だけに痛いです。 
 
それに既読スキップが本当に既読スキップなので、
二回目だという場所も回想でも見なくてはいけないので微妙です。
正直全スキップで自分で調節して飛ばしたりしました。
総合
人間の苦悩によって引き起こされてしまう物語
 
最初らへんはなんだか理想の高校生活といったところです。
女の子等が物凄い可愛い性格で羨ましい限り。
それだけで終わるわけはありませんが・・。
何が悪いわけでもなく一つの流れで苦悩していくことに。
 
中盤から終わりにかけては心が締め付けられていきます。
純粋すぎて・・真っ直ぐで。
 
山田一もとい田中ロミオ。
やっぱりこの人の作品はやっていて楽しい。
シナリオの力が強いですね。
 
ギャグとセクハラが物凄い冴えてます。
というか、ネタがオタク向けな部分が少々多いです。
でもハイテンションでネタが続くのに飽きないですね。
あと、パラシュート・デス・センテンス恐ろしい技です。
 
けっこう驚いたのは喘ぎ声。
基本的には普通ですがたまに「んんかかか~っ!」等
声優さんアドリブお疲れ様ですと感じました。

この作品で泣きましたが、
哀しいからではなくそれは前向きな涙が流せた作品でした。