斬魔大聖・機神咆吼デモンベイン レビュー | ||||||||||||||||||||
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——デモンベイン。 魔術理論の粋を結集させた、最強のロボット。 しかし、デモンベインを起動するためには、力のある魔導書が必要だった。 しがない三流探偵の大十字九郎は、 覇道財閥の総帥・覇道瑠璃から魔導書捜索を依頼される。 過去のトラウマから魔術に関わる事を躊躇する九郎。 しかし、提示された報酬額はそんな思いを吹き飛ばすほどに魅力的だった。 魔導書を探す九郎の前に、『ブラックロッジ』に追われる少女アルが現れる。 なんと彼女は魔導書『アル・アジフ』の精霊だった。 逃走劇に巻き込まれる九郎。 そして逃げ延びた先、九郎とアルは街の地下に眠るデモンベインと出会うのだった。 ぶつかり合う魔術と魔術。鋼鉄と鋼鉄。 デモンベインと『ブラックロッジ』との戦いが今、幕を切って落とされた。 摩天楼に機神の咆吼が木霊する——! | ||||||||||||||||||||
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| 絵 | ||||||||||||||||||||
綺麗で古臭い感じが出ています。 舞台背景に合っている絵で物語にしっかり馴染んでます。 男は凄い筋肉質・・いわばマッチョ。 女は皆大きな胸で豊満。 何故か物凄い偏見を感じます。 自分は好きなので構いませんが。 そして、ロボットはもう未来的で人型です。 ニトロの機械に対する情熱は半端じゃない力。 このロボットに対しても注がれていて、 一機体、一機体の作りこみが素晴らしいです。 このまま新しいアクションゲームが出たとしても 十分過ぎるほど通じる程のフォルムや特徴を持ち合わせています。 | ||||||||||||||||||||
| シナリオ | ||||||||||||||||||||
もう典型的な「熱血ロボット活劇」です。 一話ずつ区切られていて、テレビを見ているような感じ。 うざったいくらい暑っ苦しいセリフやら、 聞いててこっ恥ずかしくなるようなセリフ満載。 しっかりギャグ的要素も入っていて、ずばりと言ったところ。 少しギャグは万人受けはせずオタク向けな感じはしますが。 キャラ作りもしっかりしていて 決める時は決めて、壊れる時には壊れる。 このギャップでアツくなったり、 笑いとばしたりとメリハリが利いています。 しかし、今回の作品は泣く部分が少なかったのも目に付きました。 話の内容は少し単純なものでは無かったりします。 ネクロノミコン・・ このクトゥルフ神話が題材なのでちょっと難しい部分があります。 しかし、熱血物なので暗すぎにならないところが良いですね。 キャラも分かりやすく作られています。 と、こう熱血作品のせいか作家のせいか、シナリオに綻びが生じてしまっています。 伏線の使い方が曖昧だったり、もったいない使い方してます。 なんというか率直に感じたのが、少し言い方は悪いかもしれないですが・・ 作家は九郎とテリオンとの勝負を描きたかった。 しかし、それだけでは物足りないと感じた他からシナリオのプロットを渡されて書いた。 そのために中途半端な部分が出てきてしまったといった感じです。 まぁ、そう悪く言ったとしても この物語には綻びなんか気にする所では無いのでしょう。 心で感じて楽しむタイプの話ですし。 しかし、それで言い繕ったとしても・・・ 所々のテンポは良いんですが、全体的なテンポが悪い印象が残ります。 やっていて途中からは義務感に囚われました。 戦闘では一つ一つの動作の説明がほとんどを占めるので、 想像はし易いんですが分かり易いよう詳しいので長いです。 Nitoro+の作品としては一番テンポが悪い気がしました。 | ||||||||||||||||||||
| 音楽 | ||||||||||||||||||||
曲数が少なく、少し単調なような気もする部分もあります。 しかし、一曲一曲の出来が良いので飽きるといったところがありません。 それぞれ似通ってる部分は無く、それぞれ場面に合うように作られてます。 鬼戒神の音楽はロボットの質感を、 町の音楽には古臭くも怪しくも活動的に 戦闘の時には緊迫しつつも戦う意思が それぞれ洗練されて組み込まれてます。 OP/ED曲 「EVIL SHINE」 もう盛り上げ方がかなり上手いです。 最初から最後まで綺麗に作られていて、 聞き入ってしまう曲です。 「機神咆吼ッ!デモンベイン!」機神咆吼オリジナル 正直「アツイ!」 この一言に尽きます。 斬魔の音楽の一つだったものに歌を付けたものですが・・ こんなにも熱のこもった曲に変わるのは凄いですね。 この曲は聞き入るより、 一緒に歌うタイプの曲でボルテージの上がりっぱなしです。 「Shadow in the dark」 前二つとは全く別の種類になるしっとり系の曲 儚く美しいといったような感じ。 だから合わないなんてことは無く、 使いどころも上手く良かったです。 | ||||||||||||||||||||
| 声 | ||||||||||||||||||||
ティベリウス・アゥグストゥス サンダルフォン・マスターテリオン・ナイア この悪のメンバーが古株の実力派ぞろい。 もう「巧い」としか言えません。 反対に正義のメンバー達 こちらは何というか・・可哀相というか。 巧いんですが、悪の面々が巧すぎて比べてしまうと劣る感じが否めません。 悪の面々は聞いてみて、まず損は無いでしょう。 サンダルフォンの真に心の奥底からの叫びは聞きほれます。 カッコ良いんですが、それとは関係無くこれが声優って実力を見せられた気がします。 しかし、斬魔大聖ではメインキャラが「一部」ボイスです。 正直言わせてもらえれば非常に微妙。 中途半端に少しだけ入れるなら、無くした方が良かった気がします。 その点、機神咆吼ではフルボイスなので満足します。 この物語はフルボイスじゃないと魅力を生かせないと思います。 | ||||||||||||||||||||
| システム | ||||||||||||||||||||
-機神咆吼- やってみていただければ良く分かるのですが・・・。 「遅い」 1.DVDをセットしてから起動までの時間 2.システム画面へ移行する時間 3.セーブ時間 4.ボタン押してから次の文への移行する時間 5.スキップ自体 ほぼ全般的に遅いのが特徴です。 起動するまでに1,2分はかかるので少々苛つきます。 特にセーブ時間は十数秒は掛かります。 そして、話物なのに既読スキップが無い。 既存のスキップは変なところで止まります。 それにボタンを連打した方がスキップより早くなります。 セーブ画面は何章・場面と言ったものですが。 一応章のメインになるキャラがサムネイルで表示されます。 あと、前作同様に 音量面は声が小さく音楽が大きいと言ったところなので 設定する必要があります。 -斬魔大聖- こちらは重さは以前のゲームと変わらず、 そこまで重い軽いとも感じないくらいの出来です。 ログを読むシステムが厄介 ウィンドウ消すコマンドが無い 音声は部分部分に入ります。 ちょっと選択基準に少々疑問を持つ所もありますが問題は無いです。 はっきりいって、 そこまで良いシステムではありません。 でも、やるのには問題無いレベルです。 他の部分で補うのがニトロですし、 機神のように重くなければ構わないです。 | ||||||||||||||||||||
| 総合 | ||||||||||||||||||||
段々と世界に引き込まれていきます。 照れてしまったり、もどかしかったり、笑ってしまったり 伏線とかもバレバレで、やっているともうホントにチープなんですが・・。 そのチープさが味を良い具合に引き出してくれます。 それに、人間の感情を如何に表現しようかとしてます。 綺麗な感情だけでなく嫉妬・渇望・絶望等 それ故なのか、それでなくてもなのか・・ やっててダレてしまいます。 それより何より、なんと言っても鬼戒神 このムービーは気合入ってます。 ちょっと殴る蹴るのトコは何回もあってしまうんですが・・ 一つの流れを再現する部分は出来が良いです。 特に、無銘戦は秀逸です。 それと、BADEND(ナイアEND)は非常に珍しい感じ。 なんともいえない気持ちになります。 凄惨なとかでは無いんですがね。 不満点は、 一本の流れを流用し過ぎ。 誰のルートでも似たような部分が多々出る上、 それが長いのでダラダラとしたプレイになって更に長く感じます。 無駄にプレイ時間が増えて悪い意味での長編になってしまってます。 それに、攻略する順番もけっこう重要です。 こうなるんだったら、 製作側で攻略すると次誰か可能にして、話も整理した方が良かったんじゃないかと。 流用部分が多い長編三つより、目新しい中編三つの方が良かったですね。 個人的な部分としては、 クトゥルフ神話を作品に上手い具合に取り込めたと思います。 万人に分かりやすいように忠実過ぎずに取り込んでいて、 これでクトゥルフに興味を持ってくれる人が居たなら嬉しいなと。 ゲームで西欧神話はよく題材にされますが、 クトゥルフ神話は黒の断章以来静かになってましたから。 まぁ、けっこう暗い話なんで取り込みにくいんでしょうが・・。 ちょっと大人な人のために熱血ストーリー ちなみに-機神咆吼・斬魔大聖-の違いは、 -機神咆吼- -斬魔大聖- システムはボロボロ システムはそれなり 鬼戒神ムービー大量・高画質追加 ムービー自体少ない・質が悪い エロ部分はほぼ全てカット エロエロ フルボイス・新曲追加 一部ボイス 話自体を楽しみたいなら重くても機神ですね。 | ||||||||||||||||||||