絵
今までのEVE作品の中でも一番微妙な絵ですね。
余り安定していないため、違和感があるCGがちょいちょい出てきます。
まず、男女共に軍属してるんじゃないかと思うほどにガタイが良すぎる。
これは慣れれば多少は気にはならなくなりますが、
あくまで多少なのため女性陣の肩幅が広さがプレイ中にも気になります。
二番目に塗り方が少々安っぽい。
よくあるCGの質感であるため、EVE-ZEROよりも劣化しています。
これは会社の塗りの人の問題なんでしょうがこだわってほしかった。
三番目に今までのキャラの面影が薄い。
これはZEROでも違ってはいたんですが、
目つきや体型なんかがはっきりと違っているので残念。
とりあえず、OPの動画なんかもあるんですがこれが酷い作り。
下手にキャラ絵と実写映像なんて使うものだから、
C級映画のような安っぽい・・80年代に作られたかのような動画です。
シナリオ
EVEとしてはコメディ部分がほぼ皆無なので微妙な作品でしょう。
バーストエラーのようなコメディ・シリアスの絶妙な混ぜ方を無視し
全体的に暗く、推理部分に特化させたようですが微妙。
面白いは面白いけれども、メリハリが感じられずに終盤まで作業感漂うストーリー。
探偵物自体が終盤でネタをバラしていくので当然といえば当然ですが、
正直言って、中盤までが大して盛り上がらない。
「これからどうなるんだろう?」と興味を引かせてくれないのが原因でしょうか。
推理部分に関しては個人的には少々酷い。
推理可能な範囲に関しては、少し考えれば読める程度。
しかし、とんでも理論が飛び交い過ぎていて推理どころじゃない部分も多い。
推理に力を入れてる割にはこの理論なんかは唸ってしまいます。
そして、一番萎えた部分はメインキャラ達の性格です。
burst erorrのつもりでやってみたところ、
小次郎やまりなってこんなキャラだったっけ?という違和感がちょいちょい出てきます。
特に氷室なんかは使えない・お馬鹿キャラなため絵だけが前作から引き継いだようです。
あと、これは打越氏の特徴が特に出てしまったためなんでしょうが、
小次郎やまりなが一方的に翻弄され続けたっていうのも無いなと。
そして、意味なんか無さそうな選択肢が重要なんてのもなんだかなぁと。
音楽
なかなか良い感じです。
EVEをやってるんだと感じられるような古臭さもあります。
ただ、曲数が多いので微妙な曲もちらほら出てくるのが難点
大体のゲームでも出てくる程度なので気にすることも無いんですが、
曲数を多少減らして他にも一曲一曲の完成度を高めてほしかった。
OP「ARIA」
んー・・・これがOP?というのが率直な感想
歌手がバックコーラス的な位置で歌っていてまさにムービーのお供な感じが。
もうちょっとなんとか出来なかったんでしょうかね。
ED「いつか見た青い空」白土麗 B+
普通に上手いし、ただ上手いだけではなく心に響かせるような力が有りますね。
音楽でごまかそうとしてないし、
自分の力を最大限に発揮させる曲を作った感じ。
まさにシンガーソングライターが作った曲なのでEVEっぽくは無いんですが良い曲です。
声
しっかりとこれまでのEVEっぽさも出してます。
氷室は若手俳優が声優やっちゃいました的な典型的な棒読み。
そして、今までの松井さんであったイメージもぶち壊し。
正直、EVE作品でメインの声優達がPCの方であろうと、
あえぎ声さえ出さなければまんま流用かと思ったんですが・・・。
個人的には小次郎→子安 まりな→三石が良いとは思ってないので、
PC版の声優は普通に合ってるのでアリではあるんですけれど・・
ただ、弥生→本多知恵子 本部長→野沢那智とこの二人だけは鉄板だったので残念
というか、会社変わってもまりなは岩男潤子さんに戻ってくれないのが非常に残念
システム
軽快だけれど進行するには面倒で駄目なシステム
元来面倒なEVEのシステムを更に面倒にさせたシステム。
以前の選択肢で選ぶ→画面のあちこちを選ぶに変更され探すのが時間が掛かります。
それより話しあう場面なら話すのコマンドだけで統一すればいいものを、
話す→調べる→話す→その他等、話をポンポン進められないのは苦痛。
更に言えばその調べる画面が関係無いことが多く、
ただ苦労させるためにこのシステムにしたんじゃないかと疑ってしまいます。
スキップは高速+バックグラウンドに回しても動くが、
良いスキップがあろうがクリックシステムのおかげでスキップが機能しません。
セーブ数は14X6=84と中途半端な数なら十分
セーブした日時 小次郎orまりな 日数 進み具合とシンプル。
しかし、サムネイルが無いのはマイナス
総合
話は楽しめようが、システムが致命的な作品
システム自体がどうにかしてほしかった。
EVEのシステム自体が元々面倒だったのに、
それを更に時間が掛かり無駄に手間も掛かるのはマイナス過ぎます。
EVEでは無く、クリックシステムを止めて
推理物と考えなければそこそこ面白い作品だと思います。
このゲームは何も考えずに物語りに翻弄されるのが一番楽しめそうです。
反対に推理しながらやるとやるせなくなります。
EVEの中ではバーストエラー以降は鳴かず飛ばずだったため、
それ以降の中の作品では面白さで言えば1・2番だとは思うので
それだけでも多少は良かったのかもしれません。
しかし、これだけの作家使ってもこのレベル。
やはりEVEは菅野ひろゆきと田島直の作品であってどちらも関わってない時点で
どんなに良い作家使ってもバーストエラーは超えられないんでしょうね。