きっと、澄みわたる朝色よりも、 レビュー | ||||||||||||||||||||
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| 絵 | ||||||||||||||||||||
背景の気合の入り方が違いますね。 寮や学校自体もほんの少し年季の入っていたり、 敷石も角が欠けていたりと細かい部分まで描かれています。 更に天候・時間による陽の入り方で同じ背景でも何枚も差分があったりします。 単純にこの背景だけでおかしいくらいの技術と手間が必要になってきます。 キャラの方はヘリオトロープと同じ絵師さんのCGとは思えない。 塗り方で大分印象が変わりますね。 悪く無いんじゃないかなとは思います。 ちょいちょい気になるのが構図 何処かで見たことあるなというのが多い。 大半がというわけでは無いものの、 何かに影響を受けた感じたように思えます。 表情が微妙で描き慣れていない感じがするものと、 仕草が変に中ニスタイルが多いのも話的には合わない感じ。 子供時代なんかはとても可愛く描けていて良いですね。 その中でも特にひよは魅力を引き出していて良いですね。 立ち絵も表情が豊富で良いですね。 細かい心情の変化に合った立ち絵になっています。 この立ち絵の多さが良いアシストをしてくれています。 しかし、多さ故か一部の立ち絵のバランスが若干悪い 春告の被虐モードもうーんとは思いますが、 半君はいくらなんでも適当すぎるんじゃないでしょうか。 顔の輪郭とパーツのバランスが壊滅的で酷い。 SD絵も良いですね。 完全にギャグ特化のSD絵ですが、 これが無かったら作品の印象も大きく変わったように思えます。 あやかしびとやバレバトでもそうですが、 このSD絵があるとギャグも冴えますね。 | ||||||||||||||||||||
| シナリオ | ||||||||||||||||||||
キャラ付けが上手く、 主人公の性格も前向きかつ部分的に察しが良く、 部分的に察しが悪いところが活きて会話のテンポも良い。 掛け合いのテンポも良くキャラが活きています。 気をつけないといけないのが、 さくっと読めるもののしっかりと文章を読んでおかないと 一番のシリアス部分で置いてきぼりを食う恐れがあります。 そのせいかシリアス部分だけだと少々疲れます。 ギャグネタは引っ張りすぎているのが難点 最初はそれなりに面白くても、 引っ張りすぎてまだそのネタ引っ張るんだという気持ちにはなります。 あと主人公が到底ハゲにはみえないのにハゲネタは少し微妙。 そのネタ出す前に主人公が二頭身キャラでも 風呂場の鏡なんかで悩むシーンがあれば違うとは思うんですが。 綺麗にまとめられて良い文章だとは思います。 ただ気になる点として 物語の主軸に関しては綺麗にまとめてはいるんですが、 それら以外がちょっと扱いがぞんざいというか 四君子と若+青姉妹以外が空気過ぎる。 立ち絵が無くても良いレベルです。 もうちょっと存在感を出すか居ないものとした方が良かったような気がします。 | ||||||||||||||||||||
| 音楽 | ||||||||||||||||||||
全般的に和の音楽です。 笛、鈴、琴等和楽器満載の音楽がまた良いですね。 一曲一曲の完成度が高い。 特にタイトル画面で流れるひよのテーマ曲が素晴らしい。 演出としてシーンで歌が流れるのは良いですね。 OP「紅葉」WHITE-LIPS B+ 透き通りながらも力強い声が良いですね。 高い声へ違和感なく移行するところも上手い。 歌詞も物語を表していて感慨深い。 挿入歌「藤の帳と夜の歌」WHITE-LIPS B+ ever17の月と海の子守唄みたいな感じですね。 ゲームの子守唄って神秘的で良いですね。 WHITE-LIPSさんの透き通る声が神秘的な歌に仕上げている感じでもありますけれど。 ED「明日を描く想いの色」WHITE-LIPS B- 思ったよりも普通のバラード 歌詞はOP同様に物語を表して良い感じ。 ただ他2曲に比べると聞き劣りします。 | ||||||||||||||||||||
| 声 | ||||||||||||||||||||
今作は控えめにした感じですかね。 そうはいっても豪華です。 四君子は良い感じです。 ひよの青山ゆかりが良い感じですし、 さくらはづき・有栖川みや美両氏もぴったりです。 海原エレナ・霞春香の両氏も良い感じです。 正直なところを言ってしまうと、 今までのサプライズ的なものは無いですね。 青山ゆかりさんが目立って上手かった。 ストーリーを見る限り、 先生・人・半に声優は要らなかったかもと思うくらいです。 しかし、浅川・堀内・理多のいつものメンバーが居ないのが悲しいところ。 これら3人目当ての人も居そうなメンバーではあるんですけどねぇ。 | ||||||||||||||||||||
| システム | ||||||||||||||||||||
軽快で分かりやすく、かゆい所まで手が届くシステム 右クリックしてから待ち時間0に近いのでストレスを感じることがありません。 オートモードもあり、無論時間調整も出来ます。 勿論クリックでなくても、ホイールを下に回すのでもクリック代わりに出来ます。 BGM・効果音・システム音・ボイスの音量調節可能 ボイスはメインキャラごとにオンオフ可能 バックログを全画面表示かメッセージウィンドウ内かなんてのも選べます。 スキップは高速でジャンプで未読まで一瞬飛べるのは大きい。 バックグラウンドに回しても動かすか動かなさいか選べるのは凄い。 ここまで細かいところに気が回るなんて驚きです。 マイナスの方向で変更するなら、 ジョイパッドで文字送り出来るようにしてくれるような変更だと良いんですけど。 CGギャラリー・シーン回想・音楽鑑賞と完備 音楽鑑賞はボーカル有り曲と音楽が分けられていたのが無くなりました。 分かりやすくて喜んでいた部分なだけに残念 セーブ数は10X10=100と十分 セーブした日時 サムネイル 表示されている文章(選択肢は選択肢と表示) 細かいところまで気が配られています。 | ||||||||||||||||||||
| 総合 | ||||||||||||||||||||
言いたいことは色々ありますが面白いです。 面白いがこの作品は1本道のシナリオ。 そのために小説で出した方が良かったのかもしれないと思える作品 紙芝居のエロゲーで一本道は微妙ですね。 マブラブオルタのような演出システムやゲーム性が無いのにこれは頂けません。 これまでのpropeller作品のように、 絵・シナリオ・音楽・声が合わさって世界観を作り上げるものではないです。 そのためpropeller作品だと思わないで買うのが正解です。 DOあたりで出したら良い感じだったような気もします。 面白い作品であり、それぞれ良い絵・良いシナリオ・良い音楽なんですが、 少しちぐはぐというか合わさって独特の世界観を作りあげるまでには至っていないです。 長い文章が続くので、マウスやENTERを押していくスピードが少しネックになります。 少々くどいということもあり小説+挿絵でギャグシーン薄めにしたら 一気に読み進められてより面白く読めるでしょうね。 しかし、どういった作品かってのがプレイ前の情報ではじゃ分からない。 普通は手を出しにくいんじゃないですかね。 てこいれ、あやかし、バレバトは大体の作品の方向性が分かるものの、 この作品はプレイしてみないと分からない玉手箱みたいです。 ここからは愚痴気味でほんの少しネタバレになるのでご承知下さい。 四君子がメインのシナリオであるのは当然です。 ただキャラ付けがしっかりしているとは書きましたが、 3人女の子なのに1本道のシナリオなのが少し頂けない。 主人公は四君子以外の女の子からも好かれるのに、 ルートが一つというのはエロゲーにする意味が薄い。 四君子が男2人の女2人だとカップル2組で話の印象も変わってきます。 ギャルゲー色も薄れてシナリオゲーという方向性も分かりやすくなります。 更に言ってしまうと、少し方向性が定まっていない1本道がまた微妙。 ストーリー上のヒロインと恋愛上のヒロインが別で 両方共引き立てようとしてどっちつかずになってしまったような感じ。 一本道のゲームで もうちょっとこうしてくれたらとは思わせてほしくはなかった。 面白いことは面白いだけに残念なんですよね。 | ||||||||||||||||||||