ロストカラーズ レビュー | ||||||||||||||||||||
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今更言うまでも無い話だが、この世界に色は無い。 色の無い世界「ロストカラーズ」。 | ||||||||||||||||||||
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| 絵 | ||||||||||||||||||||
作品に合う絵師さんを持ってくるんだなとしみじみ感じます。 下手に媚びた。美少女のCG描きました等違和感のある絵師を選ばない。 正直な所そんなに上手とはいえないです。 だけれども、味はあるんでシナリオゲームとしては良好。 なんだか背景で意図的なのかわかりませんが雑に描かれていて微妙。 その意味を見出せなかったのでちょっと違和感を感じます。 3作の中でも一番一般受けはしそうな絵柄かなと思います。 あと、動きます。 立ち絵がちょこちょこ動きます。 アニメーションでは無くただ立ち絵を移動させてるだけですが、 それだけでだいぶ物語自体に表情がついています。 | ||||||||||||||||||||
| シナリオ | ||||||||||||||||||||
設定とタイトルからセンスが伺えます。 もう見ただけで面白いんだろうなと思わせます。 その感想は相変わらずやった後も変わりません。 色のない世界という題材をこう持っていくのかと驚きます。 単なるファンタジーな話と思ってやらない方が良いです。 話をしっかりと読んで頭に入れながらやらないと辛い。 ゲームを進める上でも必要ですし、 話を理解する上でもだいぶ必要になってきます。 この話はその出来事に驚いてやるものではなく、 その話を予想だてながらやっていくものだと思います。 基本的にはあのすばに近いです。 目的のために協力して進んでいく。 やっぱり全体的な話も自転車創業だと思います。 やった後に残るものがあります。 実際ここらへんが世の中への皮肉っぽくて好きなんですけど。 | ||||||||||||||||||||
| 音楽 | ||||||||||||||||||||
ありきたりなようで良い音楽です。 ゲームに合うように音楽を作ってるので、 音楽最高といった音楽メインにはなりません。 ゲーム上こればっかりはどうしようも無いんですが、 味わいのある深い曲でゲームに集中出来るのも驚きです。 ゲームでやっても良いし、ゲーム無しで聞いても良い。 ゲーム気にせずメインで作ったらもっと良い曲作れるんでしょうが、 ゲームに合う曲作ってもこれだけの質のものを作れるのは凄い。 少々良く言いすぎかもしれませんがあのすばより音楽良くなってると思います。 OPとEDは反対にゲームの曲では無いです。 ソロアコースティックギターでこれがカッコ良いわ上手いわです。 OPはアコギだけとしても良いんですがムービー意識もあって合わさると格段に良いです。 EDは感じとしてはちょっと古い洋映画のスタッフロールのよう。 | ||||||||||||||||||||
| システム | ||||||||||||||||||||
ANOS大活躍 セーブは一つ。 ゲームの仕様上選択肢なんかは無いので別段構いません。 あのすばでもタイミングを計ったりと面白かったんですが、 今回は更にANOSを駆使して物語を進めていきます。 しかし、これは部分によって難しい。 ゲームの楽しみでもあるので攻略は見ないでやると頭の体操になります。 頭の堅い人だと難易度がグンと上がると思います。 考えて考えて解決できた時はもう快感です。 あと、ジョイパッドでも出来るんです。 正直クリアした後に気付いたんですけれども。 | ||||||||||||||||||||
| 総合 | ||||||||||||||||||||
ゲーム性も高くストーリーも濃い良い作品 相変わらず頭使わないと先に進めないシステムですね。 紙芝居のゲームに慣れてると泣きますよ。 攻略方法教えるのはNGなので基本的に出回らないですからね。 というか出来ない人は出来ないかもしれない。 一度詰まると通勤や通学の電車等の空き時間でずーっと考えることになったりします。 それだけに解けて先に進めた時の快感はひとしおです。 これがファンが理由ですね。 設定自体は興味を引くものだと思います。 しかし全体から発するものは近寄りがたい。 いや、自転車創業作品やっている人なら好ましいものなんですが。 ここらへんのセンスは凄いって言ったら陳腐な感じがします。 もし、3作品別々の会社が出していても手は出すと思います。 いつもながらもう人を選ぶ作品ですよね。 一般に媚びる姿勢は全く無し。 もうヘタに本に読みなれてない人や 偏ったハッピーエンド等の主義者がやったら怒り出すかもしれません。 もっと可愛い子にラブラブ?そんなの他で求めて下さい。 そんな熱い製作者魂を感じます。 そうしたことでこれだけの作品作れるんですよね。 妥協しない作品はやっている方としても有り難いです。 おそらくこの作品は白人と黒人の差別の話を皮肉ってるように感じます。 ファンタジーなんで上手く隠されてしまっている感じですが、 色の無い人々が色の有る人達を殺していったり追いやったりとする姿勢がなんとも。 最初だけなんですがそんなところから題名決めたのかなと思ったり。 | ||||||||||||||||||||