マブラヴ オルタネイティヴ レビュー

それは、とてもちいさな
とてもおおきな とてもたいせつな
あいとゆうきのおとぎばなし

白陵大付属柊学園でごく平凡な毎日を送っていた主人公、「白銀 武」。
その前に突然現れた少女、「御剣 冥夜」はいきなり武の家に押し掛け、
そのまま住み着いてしまう。

そしてこの冥夜の登場が、武の周囲——
幼馴染の「鑑 純夏」、クラスメイトの「榊 千鶴」、「彩峰 慧」、「珠瀬 壬姫」、
そして親友の「鎧衣 尊人」との関係に、少しずつ変化をもたらしてゆく。

ドタバタコメディタッチの日常で交わされる、
それぞれのキャラクター達との心の交流。
移ろいゆく現実のなか、その変化の行き着く先に、
武は一体どんな結末を迎えるのか…………。

得点
80点シナリオ90点
音楽90点90点
システム100点総合95点
プレイ時間50時間泣き度
前作よりも良くなってます。
 
マブラヴのように多すぎるほどの表情に立ち絵。
相変わらずこの多さは凄い。
そして、登場キャラの喋ってる間の見事なまでの口パクにまばたき。
 
CGも勿論のこと多く入ってますし、
前作では無かった部分にも追加されたりと良い感じ。
 
今回は戦術機とBETAの絵が更に増えました。
戦術機も7機程度の種類があり、
その持っている武装も幅があって同じ機体でも印象がだいぶ違います。
更には頭部等も動くために凄いものです。
 
そして、BETAも通常立ち絵に
やられる立ち絵と撃たれる立ち絵まであります。
 
今回もムービーもあるんですが、
ゲーム中に使われる映像を使いまわしてるので残念。
別段先に映像見ても構わないかクリアしたのならば
完成度は相当に高いです。
シナリオ
甘ったれた考え方を吹っ飛ばしてしっかり生きろ!
そんな多くの心のだらしない人間に喝を入れるような話です。
 
主人公が何か目覚めて先読みして全てを救ってくれる?
超人的な能力が開花して一騎当千の強者になる?
主人公は人間、努力をした分だけ生き残る可能性も増える。
何もしないでいきなりヒーローになれるなんてことは無い。
こういったゲームにしては漢らしくて大人が楽しめる話ですね。
精神年齢が夢見がちな子供のままの方にはオススメ出来ない。
 
アンリミテッドからの続きの話です。
 
話は構成も考えられているようでしっかりしています。
前作はちょっとは萌えもありましたが、
今作はアージュにしてみれば無骨な漢らしい話です。
 
信念・誇り・譲れないもの・心の在り方等
そのぶつかりや人間の成長を生と死の境の戦場を書いてます。
上記のような甘ったるい理想を持ってやると辛いと思います。
そこを理解して覚悟を決めてやると楽しめると思います。
音楽
クオリティ高いです。
流用も多いかと思いますが、
それを考慮しても充分良いです。
話を邪魔せず盛り上げる。
これを徹底しているので雰囲気が出ます。

OP「未来への咆哮」JAM Project
アツイ!ひたすらに燃え滾ります。
さすがJAMという盛り上げ方。
歌は勿論皆上手いですし、曲もノリ重視。
歌詞は男が書いた感じで魂こもってます。
ゲームをやった後に聞くと心にきます。
 
挿入歌「翼」影山ヒロノブ
これはゲーム中に輝く曲ですね。
歌詞はその使われる場面を物凄い盛り上げる良い歌詞です。
正当派な良い曲で影山さんなので歌は抜群。
前向きなEDのようでおもしろいですね。
挿入歌「Carry on」遠藤正明
これもゲーム中に輝く曲ですね。
やはり場面的に流す場所に歌詞が抜群に良い。
挿入歌に割り切ってる感じですね。
単体で聞くかとなるとちょっと難しい。
サビがどこかで聞いたことのあるような感じなのがなんともいえません。
やけに名実共に揃った人が多い 
 
鷹月さくら、倉田雅世、永島由子、北都南、高木礼子、水橋かおりと有名な人が多い。
永島由子さんなんか今じゃ普通に古株に入るんじゃないかくらいですし。
実際プレイする際この声の布陣は大きいです。
あんまり出ないものの男も保志に子安に若本則夫と良いチョイス。
 
今作で渡辺久美子、浅川悠等相当な実力派も参加されてます。
 
この作品では声優冥利に尽きるほどの内容だと思います。
反対に言うとそれだけのやる気と実力が無いと辛いと思いますが。
これだけ実力有る人達用意する程に見合った内容です。
反対に少しでも妥協したら作品が違ったものになってしまっていたと思います。
 
一つだけ嫌な部分が主人公の声は入れてほしかった。
過去回想や戦闘シーンの文字が出ない叫びなんかは喋っていたりするけれど、
実際盛り上がっていくシーンなんかはフルボイスじゃないことが少し決め手に欠ける。
システム
驚嘆するシステム 
 
独自の演出システムAGES
視点の移動によるカメラワーク処理、立ちキャラの無限段階拡縮
これが群を抜いて目立ってます。
そして、今回は戦術機でそれが昇華されて使われてます。
一枚の立ち絵を緻密なコマ移動させたため動きがリアリティ過ぎます。
敵が出てきたら一歩ずつ引きながら撃っていたり、
前の敵から横の敵への方向転換なども違和感が全く有りません。
 
セーブ数は10個使用するとそのつど10個追加される良い仕様
サムネイルに日時に時間とコメント編集も可能の至れり尽くせり。
 
バックログもホイール上で移行可
ボイス再生機能もあり戻るのも速度や前の選択肢まで出来る。
唯一残念なのは右クリックでログ画面から出られないこと。
ボタンはあるんですがクセで右で出ようとしてしまいます。 
 
CGギャラリー・音楽鑑賞・シーン回想
全て無し。
これはどうかと思います。
総合
映画としか言えない程に凄いシステム
 
画面がデカい。フルスクリーンでやることを推奨します。
メッセージウィンドウに文字表示では無く、映画の字幕のような画面の下に一文表示。
そして、従来のAGESを更に昇華させた異常なまでの高性能システム
このおかげで今まで以上に動画に近いものになってます。
 
そして、そのシステムの活躍場の戦闘シーンは感嘆します。
何機もの戦術機の立ち絵が常に動きます。
その動きはそれぞれがまさにアニメのように別々の意思を持って動きます。
このゲームはこのシステムのためだけに買ってみても良いんじゃないかと思います。
フルスクリーンでやるとさらがらもう映画です。
 
このゲームの大きい評価ポイントはこのシステムです。
 
シナリオ自体も公式サイトなり見れば分かりますが、ラブコメなんて展開されません。
ひたすら努力し戦い、悩み戦い、戦い。その間に人間同士のいさかい。極僅かなラブコメ。
ギャルゲー目的やロボに興味無し・人が死ぬのが嫌な人・最強の主人公を求める人
そんな人達にはオススメ出来ないゲームです。
主人公自体は大まかに言えば「はじめの一歩」なんかに近い。
少しの才能と多くの努力と経験、
それでも上には上が居るので超人なんて居ない感じですね。
 
戦術機のようなロボット好きや軍オタにはオススメ。
あと、シナリオでも書いた通り
精神年齢が低い方にはオススメ出来ない分、
社会人経験がある方には共感出来る部分も多いので楽しめるかと思います。
全てが思い通り行くわけもなく、努力は報われなくても欠かせないもの、
リセットも何もないし、万事を尽くしても予想通りには行かない。
それでも前へ進んでいく・・
一見これだけだとつまらなそうですが、
演出と燃える展開でプレイしている間は次へ次へとどんどんプレイしてしまいます。
 
前作以上にもうガンパレ。
実際に敵を見たり戦ってる姿はガンパレと同じ。
話があるので入り込みやすい。
世界観は似ているものの全くの別物です。
双方システムに素晴らしいものをそれぞれ持ってますし。
 
とりあえず、やる前に一つ言えばグロシーンがあります。
単なるグロ自体であれば別段気持ち悪いなくらいで流せますが、
精神的にけっこう重い一撃が来るのでそれは踏まえてプレイしましょう。
しっかりと本を読める人なら問題は無いと思います。