夏ノ雨 レビュー | ||||||||||||||||||||
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三橋学園に通う、桜井宗介(さくらいそうすけ)。 家庭や学園生活に多少の問題を抱えてはいたものの、 女の子でありながら男友達のように気軽に付き合える親しい女友達、 宮沢翠(みやざわみどり)や、優しい姉的存在の幼なじみ、 伊東ひなこ(いとうひなこ)、親友でもあり良いライバルでもある 武田一志(たけだかずし)といった友人達に囲まれ、平凡とも言える 学園生活を送っていた。 ある日彼が帰宅すると、見ず知らずの少女がそこにいた。 瀬川理香子(せがわりかこ)・・・・・・・彼女はそう名乗った。 周囲を威圧するような凛とした美しい少女。 思わず見とれる宗介に、母はこう紹介した。 「あんたのお姉ちゃんよ。同い年だけどね」 お姉ちゃん?同い年の? 「先日、父が亡くなりました」 宗介が幼少の頃に離婚して行方知れずの父。 彼女はその娘で、遺言により引き取られてきたのだ。 「というわけだから、面倒見てやって」 「俺が・・・・・!?」 「あったりまえでしょ、あんたにとっちゃ姉弟でも、私にとっては赤の他人よ」 こともなげに言う母。 戸惑う宗介に、理香子は言う。 「私のことは、いないものと思ってくれていい。迷惑をかけるつもりはないわ」 夏を控えた梅雨の日。 突然現れた美しくも刺々しい同い年の姉との、同居生活が始まる。 | ||||||||||||||||||||
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| 絵 | ||||||||||||||||||||
全般的に子供っぽいですね。 どれだけ美人といわれようが可愛い部類です。 初めはこの絵じゃない方がと思っていたんですが、 作品としては淡い感じの可愛い方向性で攻めるということで この絵だから良いんだなと思わせるだけの良さはあります。 立ち絵が表情豊かで動きがあって良いです。 ポーズと表情の組み合わせが上手い。 別にCGが無くても良いんじゃないかと思った程です。 しかし、エッチCGはエロいとは感じられません。 可愛いが前提としてあるので どうにもそういった気は起こりにくいです。 目隠しフェラだけちょっと変態っぽくて驚きました。 | ||||||||||||||||||||
| シナリオ | ||||||||||||||||||||
最初から1~2時間はイライラさせるパートです。 母親と理香子と妹がひたすら可愛くない性格というなんなんだコレと驚きです。 最初のパートさえ乗り越えれば、 日常パートが読みやすいのであっという間 理香子と美沙はやられますし、翠もちょっと泣かされます。 理香子のツンデレ具合が男心というかオタク心を上手く突いてきます。 デレるといってもかなり甘々なシナリオというわけではなく、 理香子の優しさや微笑ましさに癒され、 恋人でもあまりベタベタしない適度な距離感は保たれています。 主人公の性格がすれてる割には、 自分が悪い時は素直に謝るという物分りの良い子で好感触。 主人公が発言等で何でそう思うかがさらっと入ってることも大きいですね。 鈍感じゃない主人公はプレイしていて楽しいです。 状況説明や誰が何を思っての行動かを 簡潔にかつ分かりやすく表現するのでテンポが良く読めます。 文章で少し気になるところがあるのが、 怒る場面でのプッツンする一言がちょっと弱い。 それまでの鬱憤が~はあるかもしれませんが、 その一言でキレてしまうの?という少し疑問に思います。 マジ恋でもあるような(ごっくん)の表現と「~しているので。」といった文章。 一回か二回程度しか使われない表現なので、 文章の統一といった意味では無くした良かったんじゃないかなと思います。 | ||||||||||||||||||||
| 音楽 | ||||||||||||||||||||
良い意味でちょっと古い 昔のリーフを思い出させる感じの曲が多いですね。 曲としても単純ながら作曲のセンスが溢れているようです。 サントラ欲しいとまではいかないまでも、 曲単体で聴いても良い曲だと思わせてくれます。 OP「Platonic Syndrome」Duca B- JPOPという感じの歌手さんですね。 上手いんですけど声量が足りない感じ。 ノリが良い曲ですがインパクトが弱い。 | ||||||||||||||||||||
| 声 | ||||||||||||||||||||
演技は上手いですし、 それぞれのキャラクターに合っています。 この作品には欠かせないポイントです。 理香子が好きなんだけど強がってるとか 複雑な心情を上手く表しています。 翠も一志も上手いですね。 もう本当にピッタリです。 母親役の大原さやかさんが良い味出してます。 この人も演技幅が広くて上手いですよね。 | ||||||||||||||||||||
| システム | ||||||||||||||||||||
軽快で分かりやすいシステム 好みで文章表示速度を最速に変更したくらいで、 特に不満は抱かずにプレイ出来ました。 オートモードもあり、無論時間調整も出来ます。 勿論クリックでなくても、ホイールを下に回すのでもクリック代わりに出来ます。 BGM・効果音・システム音・ボイスの音量調節可能 ボイスはメインキャラごとにオンオフ可能 スキップは高速+バックグラウンドに回しても動くために、 スキップの間に他の作業をすることも可能です。 ジョイパッドはやや対応 選択肢やセーブ・ロードは選べないです。 文章を読み進める+ログ閲覧だけです。 CGギャラリー・シーン回想・音楽鑑賞と完備 鑑賞システムが凄い便利です。 キャラ別に折りたたみ式になって、 CGと回想と立ち絵がタブ式になっています。 その余った横のスペースで曲目が並ぶ作り。 一つの画面で全てまかなえるのは素晴らしいシステムですね。 セーブ数は99個と十分 セーブした日時 サムネイル 表示されている文章(選択肢は選択肢と表示) | ||||||||||||||||||||
| 総合 | ||||||||||||||||||||
ラブラブもあり最後にはちょっと泣いてしまうストーリー ボロ泣きというわけではありませんが、 人が死ぬとかじゃなくちょっとうるっとさせられるのでやられたという感じ。 プレイ時間的には長いんですが、さくさく読めてしまうのであっという間です。 とにかく理香子とねねがかなり可愛い。 この二人は狙ってるんでしょうが、 そんなこと関係無しにやって良かったと思わせてくれる可愛さです。 シナリオと絵と声が良い感じにマッチしてます。 絵も可愛くてちょっと合わないかなとは思っていたものの、 やっていくとこの作品にはこの絵があっているなと思うようになります。 ただ、ひな姉ルートは無理でした。 だだ甘えられで山場は無しというやっつけのような話。 唯一読んでいて辛いという厳しいルートでした。 | ||||||||||||||||||||