車輪の国、向日葵の少女 レビュー | ||||||||||||||||||||
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初夏。 罪を犯すと『特別な義務』を負わされる社会。 罪人を更正指導する『特別高等人』という職業を目指す主人公・森田賢一は、 その最終試験のため、とある田舎町を訪れる。 『1日が12時間しかない』『大人になれない』などといった義務を負う少女たちと学園生活を送るが、 『恋愛できない』少女・夏咲と出会ってから、賢一の歯車が狂いだす。 崖にひっそりと建てられた自分の墓、山間洞窟に隠された父親の遺産が次々と賢一を追い詰めた。 贖罪を問われた男が見た、車輪の国の真実とは……。 重厚な世界観を軽妙なタッチで描いた、感動のヒューマンドラマ。 | ||||||||||||||||||||
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| 絵 | ||||||||||||||||||||
絵は同人のakabeisoftの有馬さん。 この人は同人誌しか見たことは無かったけども、 しっかりと描き方がゲームとして描かれてます。 目は特徴的で一緒なものの似てますが全体的に同人誌とは別物。 しかし、同人誌の人からゲームに移るとは珍しい。 女の子は上手いけど男が微妙というか別世界。 主人公は昔のleafの主人公みたいで、法月はまた主人公とは描き方が別。 主人公の方が法月よりも威圧感あります。 | ||||||||||||||||||||
| シナリオ | ||||||||||||||||||||
主人公の言い回し等少し気になります。 納得はするんですがなんだか・・。 構成はなかなかに上手い。 話がどう変わっていくかを始めに教えてくれる。 そのおかげで展開を楽しみに出来ます。 押さえるところはしっかりと押さえて、 話として期待してしまう部分も書かれます。 最近の発想力で作品の良し悪しが決まる中、 この人は物語の構成で力を発揮してます。 アラを無くして可能性の高い展開をしっかり描く。 目立つ悪い部分が無い分良く出来てると思います。 それが堅すぎたり、読みにくいといった 構成されすぎて出てしまう部分も感じられない良い文章です。 | ||||||||||||||||||||
| 音楽 | ||||||||||||||||||||
全般的に良いです。 そして、曲数の量が非常に多い。 これだけの質の曲を量出すのは素直に驚きます。 日常も暖かい感じが出てたりします。 それより、シリアス時の数楽曲は相当にレベルが高い。 焦る・悩む・進むの3段階で作られている。 テンションが一気にハイに持ってかれます。 このシリアス音楽は綺麗です。 OP「紅空恋歌」片霧 烈火 さすが作詞・作曲・歌を一人でやってのけますといった歌。 歌詞はこのゲームを表していますしその歌詞に合う、 切ないながら前向きな作曲をしっかりとされてます。 歌は言わずもがな。 挿入歌「そらの隙間」片霧 烈火 菅野よう子のようだなと感じさせます。 明るい前向きな曲 進んでいくといった気持ちでありながら その足取りは一歩一歩確実にというハイな聖歌みたいです。 ED「祝福の大地、僥倖の世界」片霧 烈火 物凄い神々しいような歌 これも作詞・作曲・歌を一人で担当 詞的にはこれが一番好きです。 世界は廻り陽はまた登る~と何があっても世界は回る的な部分。 この曲のおかげで良いエンディングになってます。 | ||||||||||||||||||||
| 声 | ||||||||||||||||||||
若本規夫さん以外はあんまり聞かない人達です。 しかし、皆最近出ている割に普通に上手です。 違和感は無い、強弱のアクセントに心の機微も表現してます。 雰囲気出して話を盛り上げていくのも上手い。 こういった人達が増えたら質高くなっていって良いですね。 まぁ、若本規夫さんはそりゃ別格ですけども。 この作品ならば主人公も声付けて欲しかったと思います。 | ||||||||||||||||||||
| システム | ||||||||||||||||||||
使いやすい親切設計 基本的に何も変えずに快適プレイが出来ます。 更にセーブデータも10X15の有り余る多さ。 サムネ表示・時間・データ保護・コメント欄と充分 スキップが重い。 作品的にもっとシーンスキップとか更に高速にして欲しかった。 そして、エンディングはスキップさせてほしかった。 | ||||||||||||||||||||
| 総合 | ||||||||||||||||||||
色々混ざった王道に見えるノベル 基本的にはこのゲームの国への反社会的な話ですね。 特別高等人となり特別な義務を解消していくということです。 その中で法月の考えと主人公の考えがどちらが正しいのか迷っていく話。 正直考えてプレイはしない方が吉。 考えてプレイするのが好きならやるのは止した方が良いです。 作品的に色々なところから影響受けてると思います。 田中ロミオを意識している感じも出ていて、 節々がありがちというか基本的に目新しいものは無いように思えます。 しかし、だからといってダメかと言ったら違います。 その文章の構成がしっかりと良い組み立て方をされていて読みやすい。 最近にしては珍しく綺麗にまとめられてると思います。 しかし、シナリオが基本は一本なのにスキップがやたら重い。 これのおかげでスキップしながら何かやるというのが辛い。 これだけ重いならもっと早くなっていたって良いと思ってしまいます。 シーンスキップがあれば5時間は短縮できたと思います。 唯一の欠点がスキップなので総合的には充分良い出来です。 良いシステムに絵師とライターも良質なので皆作る側も打ち込めたんじゃないかなーと。 以下ネタバレ 法月は度が過ぎることがあっても正しいことしています。 それに対し主人公は自分が恋愛したいから等自己中心的過ぎる反発 若いってのはありますが特別高等人目指してるのに能無し過ぎませんか?と。 特別高等人ってのは時として冷酷になって犯罪等をしてしまった人を正してあげる立場 それなのにそんなのは可哀相だとかお友達の意見を言ってる始末 伏線と物語の盛り上げが優秀であり話自体はちぐはぐだらけ。 原案と設定はアホらしいので考えてプレイはしてはいけませんってことです。 各ヒロインに擬似ハーレムに法月エンド自分としては法月エンドが嬉しかった。 これだけあれば至れり尽せりです。 | ||||||||||||||||||||