そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ レビュー

主人公
麻刈ノゾミは投身自殺の為に見晴らしの良い丘へ向かう途中、
乗車したバスにてバスジャックの人質にされてしまう。
バスジャックの要求は、
魔法の爆弾結界によって爆発や行方不明者が出ていることに対し、
国の腰が重いことに対する抗議だった。
バスジャックに抵抗したノゾミだが、変わった語尾の喋りをする少女、
蒔雉カコに仲裁される。カコの説得により、
バスジャックは2人を残して乗客を解放することに同意するも、
直後バスは爆弾結界に取り込まれてしまう。
脱出不可能な結界に閉じ込められ絶体絶命の2人だったが、
偶然にも蒔雉カコは爆弾解体能力を持つ魔法使いだった。

得点
75点シナリオ75点
音楽60点無し
システム90点総合80点
プレイ時間20時間泣き度×
どんどん普通の絵師さんになっていくのは悲しい。
1→2→3と一般受けはしないような味があって良かったんですが、
今作に限っては普通のCGになっちゃったなぁと。
 
そうはいっても
普通のメーカーであれば安っぽいCGですってなるところを、
CGの塗り方・丁寧さ等の技術が高いため味のあるCGにしています。
 
更には立ち絵が動くだけではなく、
CG自体に表情パターンがあり頷いたりの動きも加えた手間のかかりよう。
立ち絵自体が動くのは元々なものなんですが
二番煎じ的なものはありますがFATEの立ち絵に近いですね。
シナリオ
話自体が次を読むのが非常に楽しみでどんどん読み進めます。
 
今回はタイトルの方からしてギャグの要素が見えますが、
しっかりと笑いのツボを抑えていて、
ギャグな部分でハマると笑い転げながらプレイしてました。
一人で普通に声出して笑いながらプレイしたゲームなんて久々ですね。
 
そして、何よりカコのボケっぷりが可愛い。
こんなに嫌味のない愛嬌があるキャラは久しぶりな気がします。
こういったボケたキャラはわざとらしく見えたり、
媚び媚びの姿勢なんかが見えたりして好きでは無いんですが
カコの場合は素直に受け入れて好きになってしまいます。
 
話自体も主人公がアレなおかげでカコとの漫才も楽しめるし
話を盛り上げるにしても良いバランスで成り立ってます。 
 
しかし、最後はちょっとうーんという感じ。 
ああなるのは分かっていたものの、
何か今までの深みのある終わり方と比べても悪い意味で理不尽
音楽
音楽が少々微妙
 
途中ピアノソロがあるものの、
ちょっと作曲が良いとこに悪いとこがあって
ちょっと素人作曲感が出ている感じ。 
 
今回はちょっと手抜きな感じが目立ちます。 
システム
ANOS大活躍
 
セーブは一つ。
ゲームの仕様上選択肢なんかは無いので別段構いません。
 
今回はちょっとショッキングでした。
見た目がとっつきにくい旧型の無骨なシステムが、
ちょっと他のゲームより便利な高性能システムになってしまった。
あのシンプルすぎる古めかしくもあるシステムが味があって好きだったんですが
それは他の人からすると入りにくいでしょうしこれは充分○ですね。
 
あのすばでもタイミングを計ったりと面白かったんですが、
今回は更にANOSを駆使して物語を進めていきます。
 
しかし、これは部分によって難しい。
ゲームの楽しみでもあるので攻略は見ないでやると頭の体操になります。
頭の堅い人だと難易度がグンと上がるとしても攻略見たら楽しみが減ります。
考えて考えて解決できた時はもう快感です。
今回は比較的易しめですね。
段々と慣れてきている部分もあるんでしょうが、
今回は最初の横へスクロールすることに気付かなくて時間食いました。
 
これが大きい部分で、ジョイパッドで読んだりANOS使ったり出来るんです。
前回はクリアした後に気付いた部分なんですが、
今回はそれをしっかり説明してくれる親切っぷり。
マウスでやるよりか遥かに腕が疲れません。
総合
面白かったけれどもやっちゃった感は拭えません
  
前と比べると確実に大衆向け化には成功してると思います。
ANOSの謎解きも一回ここの作品やれば分かる、今までよりかは優しく作られてます。
今までのような相当にシビアな謎解きは無いです。
 
やってる時も面白いし、次の日なってもプレイしたいと思えるのは良い作品の証拠。
そういった意味ではFATE等のギャグ要素のあるゲームのように楽しめます。
ギャグ有り・立ち絵が豊か・盛り上げ上手
ただ、ここの作品はライターの話の終盤と持っていきかたと締め方は
色々な意味で最近のシナリオゲーとは一線を画しています。
一般の客に媚びる誰もが喜ぶ印象薄いフツーなお話は書かないこだわり屋ですね。
 
ただ今回のゲームはここの作品が好きでもちょっと好みが分かれそうですね。
 
このままよりかは続編が出てほしい限りです。
一応やっていて普通に面白かったですし、
夢見がちな人じゃなければ他の良シナリオゲー作品くらいには楽しめますが
ここの作品としては微妙なのでこの点です。
 
残念感は拭えません、今までの最初から最後まで突っ走る、
一見さんはお断りな雰囲気(夢物語のシナリオゲー好きにはやれないような)
このクセのある味が部分部分では勿論光ってますが昔と比べると薄れてしまっています。
利益追求しないとやっていけないので、
より売れる作品を作らないといけないってはしょうがないんですよね。
それでも面白い作品を作っていってくれるのでありがたいです。