智代アフター レビュー

高校を卒業し、町外れの廃品回収屋に就職した主人公「岡崎朋也」は、
一人暮らしを始め、恋人となった「坂上智代」と楽しい毎日送っていた。

そこへ、智代の弟「鷹文」が、「とも」という名の女の子を連れてくる。
そして、鷹文が伝えたのは衝撃的な事実……
ともが2人の異母姉妹である事、
母親が育児を放棄していて、2人で育てて行くしか無いことを告げる。

覚悟を決めて、ともを受け入れる3人。
そんななか、夏休みを目前として、鷹文の昔の彼女「河南子」が家を飛び出してやってきた。
こうして、朋也、智代、とも、鷹文、河南子、この5人で過ごす最初で最後の夏休みが始まる…。

得点
70点シナリオ75点
音楽95点85点
システム70点総合75点
プレイ時間20時間泣き度
綺麗なCGではあります。
しかし、正直に言えばただそれだけです。
 
もうこれが智代? 鷹文?という感じ。
髪型とか髪の色は似せてるけれども
智代の持つ雰囲気が全く無い。
それでも、ちょっとだけ立ち絵を真似ているのには感心。 

プレイするうちに慣れてしまいます。
クリアする頃にはこれは智代だろうという認識になります。

鷹文は色々と言いたいことが多すぎて困るくらいです。
もうちょっとクラナドに近づけてあげてほしかった。 
シナリオ
良い泣きと悪い泣きがある感じ。
 
前半・中盤ではクラナドと同じような感じの良いシナリオ。
これは何か自然と泣いちゃうんですが、
 
アフター部分が泣かせようとして書かれてる感じが強く
泣きはしますが、あーまたこういったのですかと思ってしまいます。
こっちを樫田レオって人が書いたのかな?と思ってます。
反対に前半中盤は麻枝准さんかなと。 

あと、どうしても気に食わないことは、無意味に力を入れてるエロシーン。
そんなゲームを求めてここの作品は買わない。
さすがに必要最低限な部分は無いと困るんですけれどもね。 
音楽
麻枝准さんと折戸伸治さんの曲が相当レベルが高いです。
聞いていて綺麗で心が安らいで、素直に聞きつづけていたいと思います。
 
ピアノとアコギ、特にピアノの演奏者が相当上手いと思います。
良い曲と強弱等ピアノの技術があいまって素晴らしい。
 
富樫という人の曲も普通にしたら良い曲なんですがちょっと霞んでます。
 
 OP「Light colors」評価A
 久々にkeyらしいな思える良い曲。
 ノリ系の曲なんですが通勤時より家で落ち着いて聞きたい感じ。
 鳥の歌やLast regretsに近いものがあります。

 ED「like is like a melody」評価S
 歌詞が神掛かっています。
 何というか音楽と歌は歌詞のおまけになっているかのよう。
 それは勿論音楽も歌詞も良いので必要なんですけど、
 歌詞を聞いた時は少し震えました。
 こういった切ないながら前へ行こうって歌詞は大抵安っぽく感じてしまうんですが、
 この歌詞はすんなり心に入ってきます。
 こんな構成の歌詞は今までの中では初めてかもしれない驚きです。
全員上手です。
 
一色ヒカルさんは智代の声がキャラにしても可愛いというか。
イメージはもうちょっと頼れるというか、お姉さんってよりかは姉御みたいな感じだった。
 
あと、涼森ちさとさんは凄いですね。
ちょっと声は小さめにしてやっていたとはいえ
この人が二役やっていたとは微塵も思いませんでした。
システム
clannad同様軽快で使いやすいシステム 
 
スキップは勿論・前の選択肢に戻るも有ります。
スキップ中に別のウィンドウ表示してもスキップしてくれます。 
 
ログが一個ずつしか戻れないのは微妙
全画面に表示して一気に戻れるように出来たら嬉しかった。
ちなみにボイス再生も可能
 
オートも文字速度を変更可能
流れる速度の変更の目安も完備
 
音楽・声・システムの音量設定可能
音声の特定のキャラオフ・全てオフにすることも可能
 
別段システム面で不自由することは無さそうですね。
総合
泣ける話ではありますが、良いシナリオと微妙シナリオで相殺。

前半・中盤だけの部分だけであるならば80点
アフター部分がメインであったら65点くらいでしょうか。
それくらいにおかしいくらいの差が出ています。
ミニゲームD&Tの効果もあって75点ということに収めました。

ちなみにD&Tはミニゲームという割にはしっかりと作っていて楽しめます。
けっこうな時間が掛かるので最後まではやれませんでしたが、
少しやったもののターンの難しさと重量などのバランスがハマり要素がある。

このゲームはkeyファンはオススメできない作品です。
というか、そういったものは求めないと思います。
シナリオゲームが好きという人なら面白いかとは思います。

正直なところ絵と声のおかげでclannadの続編をやってる感じはしません。
設定としてはあるんですが「んー」という感じ。 
 
ヒロインの智代が可愛いとは思えずに、
かなこやともの方が可愛く思ってしまいますね。
これがシリアスシナリオの弊害でしょうか。
しかし、現実に近い感じがして
ところどころ微妙だとは思うんですが甘くない部分は好きなんですよね。
 
個人的にこのゲーム一番の収穫は歌と音楽でしょうかね。
ここまで入れ込んじゃう音楽は久々で嬉しい限り。
 
あと、これはこういったゲームやってるせいでしょうが、
以下反転ネタバレ
アフターの前向性健忘は「あの、すばらしいをもう一度」で
もう高いレベルでの重くて上手い使われ方しているので、
同じ土俵で使うにはちょっと分が悪い感じ。