吸血殲鬼ヴェドゴニア レビュー

狩人の夜が始まる…

吸血鬼……生者の血を糧に永遠の時を生き長らえ、
古の昔より歴史の影で暗躍してきた闇の眷属。
その不死の肉体を求めて策謀をめぐらせる邪悪の信徒たちの前に、
闇の仕置人、吸血鬼ハンターたちが立ちふさがる。
現代に蘇る聖戦に、運命の悪戯で巻き込まれていく主人公と、
彼を取り巻く少女たち。彼らに、生きて再び夜明けを迎えることはできるのか?

得点
85点シナリオ90点
音楽85点無し
システム80点総合85点
プレイ時間15時間泣き度
ダークな雰囲気に馴染んでおり、
CGというよりは線画に近いイメージ。

立ち絵の段階で質が高く、
CGとの差もさほど感じられないため、
頭の中でキャラがどう動くかがイメージしやすい。

キメラヴァンプ、いわゆる戦うべきモンスターですが
造形が惚れそうな良さと気持ち悪いと二つの意味で秀逸です。
マシンガンを両手や三本手で構えるものも居たりと発想力に驚かされます。
中には人間の顔も入ってるので気持ち悪さが先行するものもいます。
イメージとしては女神転生シリーズの悪魔ですね。

Nitroの真骨頂 武器・防具・乗り物
ここの部分は変わらず凝りに凝った素晴らしい出来です。

武器はこの武器使ってみたいと思わせるオリジナリティ溢れるデザイン
主人公もダークヒーローといった感じで良いです。
乗り物もKATANAといったバイクも出つつ、
ヴェドゴニア専用の改造を施されたモンスターバイクが出てきます。
色々な部分でオタ心がくすぐられる設定が多いです。
シナリオ
暗めのジェノサイドストーリー

暗めの話ではありますが、
選択肢によってフリッツ達とヴァンパイア三騎士とリャノーン
この3派閥の動きが違っていき話が大きく変わります。

どの話も展開と終わり方が上手い。
登場人物がどう動くのか読めないので、
どうなっていくんだろうと読んでいる間はワクワクさせて、
次を読みたいと思わせて引き込まれるのであっという間に終わってしまいます。
しかし、終わり方はまた心に残るような良い終わらせ方をしてくれるので満足度が高い。
音楽
このゲームの重要過ぎるポイント
音楽あってこそのヴェドゴニアです。

通常(非日常)の音楽は基本的には暗いです。
暗い曲が多くても細かい場面に合うように出来ており、
一曲一曲が驚くほど作りこまれています。

 OP「WHITE NIGHT」
 デスメタを意識して作った感じですね。
 ノリがとても良いので聞き入りやすいです。
 個人的には初心者向けで聞きやすくて非常に良かったです。
 しかし、ゲーム業界でデスメタなんて初の試みじゃないですかね。

 ED「MOON TEARS」
 OPとは反対にEDに王道なゆったりした曲	
 その中でもしっかり緩急はついてるので良い曲に仕上がっています。
システム
非常に軽快なシステム
ここの強みでもある部分は健在してます。

セーブデータは30個ほど。
選択肢の少ないこのゲームでは十分です。
セーブデータに補足追加も可能

そして、今回の新システム
時間制限つきのコマンド選択方式を取り入れた戦闘
画面に出てくるコマンドをいかに早く押せるかによって、
当たりはずれが決定し、更には反撃をくらうことになります。
このシステムは面白い試みだと思います。

ただ、ボスは明らかに強いので倒せないとイライラしてきますね。
少し頑張ればどうにかなるレベルとはいえ、
話のテンポが戦闘によって一旦止まってしまうので、
戦闘は無くても良かったようにも思えるのも事実です。

個人的に驚いたシステムは、
強制終了等でバックアップが取れなかった時は
やっていた場所(もしくは近辺)から再度始められるということ。
一回途中でなってセーブしてなかった所にこのシステムは非常に有り難かったです。

ウィンドウ消し、ホイール上でのログへの移行
この部分も前作と変わらず変わって無いのが不満といえば不満でしょうか。
総合
暗い世界観にどっぷりのめり込みます。

趣味が先行してるような作品。
そこが良い味を出す要因となっていますが、
プレイする人を選びますね。

絵とシナリオと音楽が上手く混ざり合って、
なんともいえないダークな雰囲気をかもし出してます。
それに変身のムービーが良い味を出しています。

主人公とライバルがお互い興味を持ってなかったのに、
ふとしたキッカケからお互いを宿敵と認めていかざるを得ない流れ
こういったお約束な展開もあるのも良いですね。

Nitoroの真骨頂の武具等
モンスターバイク。
Hayabusaをベースにしたにも関わらず
2000ccツインターボという凶悪過ぎるほどのスペック。
惚れ惚れする洗練された攻撃的なフォルム。

凶悪なフォルムの武器も登場します。
ショットガン+斧
ボウガン+SMG
ハンドガン+ナイフ

レイジングブルを使うあたり攻めてくる部分が素敵過ぎます。
マグナムの中でも美しい外観は随一でしょうね。