Zwei Worter レビュー

西暦2005年の大規模隕石群により人類は大打撃を受けた。
しかし、それと時を同じくして出現した、
知的生命体「ディゾルブ」の先進科学技術により、
絶滅の危機を乗り越える。
そして
西暦2007年に絶対攻撃型外宇宙生物「エルシド」が襲来。
以降、人類が手にする科学技術は、全て防衛戦争へと傾注される。
——このわずか二年間で、世界の人口は十分の一にまで激減した。
西暦2017年 人類・ディゾルブ・そして人類が新しく生み出した「ハイブリット」……
この知的生命体3種が、地球圏の存亡をかけてエルシドに挑む。

得点
60点シナリオ55点
音楽80点60点
システム80点総合55点
プレイ時間40時間泣き度×
クセのある柔らかい感じの絵。
 
立ち絵に関してはヒロイン達やARKSメンバーなんかはしっかり描いてますが、
それ以外のキャラに関しては手抜きしているように見えます。
もう少しバラつきなく平均化してほしかったりしますね。
30代以降の男陣が渋かったりして良い感じなだけに残念に思います。
 
主人公とヒロインの静止した状態の絵は安定して上手いですね。 
しかし、動きのある絵になった途端に微妙な感じが出ます。
頑張って躍動感を出そうとしてるんでしょうが、
静止絵のクオリティに比べるといかんせん劣って見えます。
 
あと、キャラはまだ良いとしても、
何よりロボと敵のデザインと描き方が駄目駄目で迫力がない。
駄目なところは質感が酷いくらいに安っぽい。  
あと、ロボ等が動いてる絵はブレさせてるのでまだいいものの
背景とも調和が取れていないのもあり
背景も静止ロボも静止なのでただ貼っつけただけの絵に見えます。
これらのせいで今にも動き出しそうな躍動感や迫力が感じられない。
シナリオ
色々混ざって良く分からなくなってしまったものの、一人目なら面白いことは面白い。
しかし、キャラ別のシナリオの作りが似通っていて途中で飽きるのが致命的。
 
なんというか設定はギャルゲーとして作っているのはわかるものの、
それにしてはやたら面倒臭いギャルゲーだなというのが率直な感想。
ラブラブなギャルゲーとしてやるには微妙にシナリオが重いし、
かといって似たようなシナリオが続くためにシナリオだけで楽しめるわけでもない。
 
微妙に起承転結の流れが作られているのでそこそこは楽しみながら読めます。
ただ、楽しめるのも1キャラ目のみで、一つの起承転結を全キャラで流用しているため、
どのキャラも盛り上げ部分や沈ませ部分が同じタイミングで来るので飽きてつまらない。
一人だけやるなら60点ですが、他キャラもやるとなると45点ですね。
 
ヒューマンと他の種族との恋愛は一時成立しても・・・
年の取り方なんかが違うから後々どうなっていくのか気になる。
こういった考え方は駄目なんでしょうけど、こういったところまで描いてほしかった。
 
クライマックスは中学生の頃に皆が考えるような話の展開。
少々あからさまに盛り上げようとしすぎている点が微妙。
面白いは面白いんですが、先走らずに一緒に盛り上がれるように書いてほしかった。
 
しかし、シナリオの選択肢が追加される部分は分かりにくい。
そして痕のように追加されたことも知らされるってこともない。
こういった選択肢の増えた部分を探させるやり方は、
本当に無駄以外の何物でも無くて辟易せざるを得ないんですよね。
音楽
気合入ってますね。
一回聴くだけで音質が良いのが分かります。
別段普通の日常の音楽にしてもクリアに聞こえます。
 
曲自体も良い音楽にしようとしてるのが分かります。 
音の深みを理解した上で曲を作ったかのように良いです。 
普通にやっていて音楽に助けられているなと思う部分も多いです。 
 
 
 OP「zwei worter」佐藤ひろ美 B+
 サビを盛り上げるAメロBメロのノリがサビと比べてしまうと少々微妙なのが残念。
 サビは色々な良い要素が一つにまとまってすこぶる良いですね。
 歌手さんの力が存分に発揮される感じでノリも良ければ質も良い。
 この曲では力入れる部分の息の吐き方や歌い方はまんま林原めぐみスタイル。 
 
 ED「ETERNAL PROMISE」佐藤ひろ美 C+
 音楽的にも歌詞的にも普通すぎる感じですね。
 悪くはない曲なんですが、良い曲とも断言はしづらい。
 何かコレって押せる要素が一つでもあればよかったと思うんですが。
デイジー以外ほぼ全員が実力派というレベル。
 
しかし、声が付くのは女の子のみ。
ロボゲーというかシナリオというか
ギャルゲーなのでこれで良いんでしょうかね。
 
せめて主人公にだけは付けてほしかった。
それだけで盛り上がりも違うものになったと思います。
システム
戦闘は×ながら元来のシステムはかなり良性能。 
 
戦闘は、現れるコマンドの中から時間内にスーツに言われたコマンドを選択するだけ。
だいぶ前に作られたゲームでもここまでの手抜きは無かったような。
これなら普通にシナリオでやってくれた方が良かった。
 
かなり細かい部分まで指定出来る珍しいシステム
終了時のウィンドウの位置を保存や
一度呼んだテキスト・画面表示を素早く表示
バックログのデータのセーブ・ロード
一度選んだ選択肢は色を変えるかといったものをするかしないか選べる。
大抵こういったシステムは問答無用で強制使用なので好感触ですね。
 
スキップはかなりの高速+バックグラウンドに回しても動くので、
何か作業をしたりネットを見ていたりも出来てイライラはほとんど無し。
 
セーブ数は10X10=100と十分
サムネイル セーブした日時 タイトルと調度良い感じ。
しかし、セーブするのに確認はほしかった。
問答無用で上書きされるのは間違った時に痛手を被ります。 
 
不満点を上げるとすれば、 
しかし、メッセージウィンドウに付いているボタンの文字が読みづらい。
白がバックに薄水色の文字で小さいのは困りものです。
画面の上部にセーブ・ロード・スキップ・バックログ+設定・オートが付いているのも微妙
メッセージウィンドウあるボタンと被ってる4つをわざわざ上に持ってこられても・・
せめて右クリックで設定画面に入るとかのシステムにしてほしい。
といっても別段、困ることではなく見目の話だけなんですけれどね。 
総合
色々と残念に思える部分が多いゲーム
 
シナリオを手抜きしてしまっていて酷い。
一つ何処で盛り上げるか何処で沈ませるか等をあらかじめ決めて
その一つの流れから全てのキャラのシナリオが肉付けされているため、
一人目はまだ楽しめても、
それ以降のキャラはやっていて先が読めてしまうのでつまらない。
ラストはなかなかに盛り上げてくれるんですが、
それだとしても全てのキャラをやるとすることを考えると微妙です。
 
バルドフォースのようにクライマックスでは主題歌が掛かり、
動いていないので少し微妙とはいえこういった演出は好きですね。
 
しかし、絵にしてもシナリオにしても手抜き部分が見られるのが一番辛い。
こういった部分が改善されたら化ける作品ではあったと思います。
もう少しパッパと出切るように思ったんですけどね。
 
 
というか、やってから気付きましたがジオグラマトンの続きの作品なんですね。
ジオグラマトンは面白そうな気配を感じなかったのでスルーしましたが、
紹介ページがジオグラマトンとは別物なのでやってる最中は気付きませんでした。
 
しかし、スーツが凄い。
あんな衝撃を受けたのは久々なので、一度見るのはオススメです。