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FairChild 〜フェアチャイルド〜
メーカーAlcotシステム情報出演声優
発売日07/12/14インストール容量3.25GB安玖深音
レビュー日08/12/28合計プレイ時間30時間夏野こおり
システム14/20ディスクレス起動籐野らん
絵・音楽16/20キャラボイス主人公以外フルボイス観村咲子
声・演出17/20ボイスカット選択不可北都南
キャラクター・えちぃ14/20バックグラウンド動作春野日和
シナリオ12/20未・既読スキップ成瀬未亜
合計73/100スキップ速度普通草柳順子

短評

発売日に買ってインストールしたのに、レビュー書く程度にプレイが終わったのが今で、1年以上かかりました。

最初のプレイは当然のように日菜森こころ(CV安玖深音さん)ルートだったのですが、自分に全く合わず・・・。

ゲームにおいてもファーストインプレッションが大事だということを痛感しました。

キャラクターによってシナリオのバラつきが激しいという、複数ライターである特徴がすごく出ています。

萌えゲーとして、声優ゲーとしては悪くはないのですが、安玖深音さんゲーとしては微妙ですね。

内容

両親をなくした主人公は親戚の家に引き取られて暮らしていた。

その親戚の家に1つ年下の従姉妹がいたり、引き取られた家の隣の家に1つ年上の幼馴染がいたり、

従姉妹の親友がいたり、ツンデレお嬢様なクラスメートがいたり、主人公の親友が所属する生徒会には生徒会長がいたり、

なのに自分が孤独だと思っている主人公(小鳥遊一樹、名前変更不可)がヒロインとの恋を踏まえ成長していく物語。

過去のトラウマとかは分からないでもないけど、どこが孤独なんだろうか。

システム(14)

ボイスカットの選択はないけど、それ以外は使い勝手は悪くないかと。

ワンクリックでセーブ&ロードができないとか不便な面はありますが。

後は、環境設定の要素が少ないってのもマイナス面か。フォントの選択はできますけどね。

タイトル画面で攻略したヒロインの画像が表示されるのとかは結構面白かったんですが、ゲームの内容量の割りに容量が重くなっているのの一端はこれだと思うので良し悪しですね。

プロローグ→第1部→第2部と言う構成になっており、1部で攻略対象ヒロインを決めて、2部でそのヒロインのルートとなっているのですが、

1部を終了した後、タイトル画面に戻るので面倒くさかったです。

だからと言って、全部のキャラクターを1部で先に確定させてから2部をプレイするのは感情移入しにくいのでお勧めしませんが。

攻略難度は微妙に高いです。1部で対象ヒロインのルートを確定できなかった記憶もありますし、

2部では選択肢を1つ間違えても先に進めるのに結局バッドエンドって可能性もあるので、結構バッドエンドに行きましたね。

絵・音楽(16)

キャラクター絵はかなり塗りがしっかりしていることもあり良かったです。

恋鳥の髪型がかわいく見えなかったりはしましたが、個人的な趣味の範疇だと思うので問題はないかと。

一枚絵も塗りがしっかりしていたのでこちらも問題なし。

ただ、差分抜きで1キャラあたり15枚で、えちぃシーンっぽいのに声があるだけで画面は黒ってこともあり、枚数は少なく感じました。

背景も問題なかったですね。

デフォルメ絵がありますが、普段の絵のほうがかわいく感じる珍しい現象も。

音楽は悪くはないと思います。

ただ、暗い曲がそんな場面か?って言うところで流れたりすることや、

シーンの切り替わりが早くて、少しだけ暗い曲が流れる部分が目立って、テンションが上がらなかったこと、

えちぃシーンの曲があまり好きになれなかったことなど、気になったことは多いですが。

歌としてはOPの榊原ゆいさんの曲が印象に残っています。

キャラクター毎にアレンジされているのですが、セリフ部分が変わるだけだったのが非常に残念でした。

安玖深音さんが歌うバージョンも作れよ、と。

声・演出(17)

声優陣としては非常に豪華ですね。

安玖深音さんに始まり、成瀬未亜さん、佐本二厘さん、遠野そよぎさん、歌も担当する榊原ゆいさんとメインだけでも豪華キャストなのに、

サブで北都南・一条和也夫妻をはじめ、まきいづみさん、木島宇太さんなど。

萌えゲーを作るうえで考えられうるトップクラスではないでしょうか。

演技面でも問題はなかったですね。それほど外れていなかったと思います。

ただ、よく分からないのがこころ役の安玖深音さんが演じる似てないモノマネ。

安玖深音さんは結構演技力が高い方だと思っているので、似てるモノマネでも一向に問題なかったと思うのですが。

演出としてはデフォルメ絵をはさんでいてコミカルに楽しめたりします。

それ以上にゲーム終了時の「あの日の落としもの、見つかりましたか」と表示して終了するあの美しさがよかったと思います。

キャラクター・えちぃ(14)

全てを裏切る、

愛音サイコーッ!!

ネタバレになるけど、成長後の愛音とのえちぃがあるんですよね。

主人公がキングオブヘタレなので、勝手に修羅場を作り、やたらとダウナーになるのですが、それを救うのが愛音でした。

パパにぃへの一途な愛がすごいです。その愛でどれだけヘタレてても癒してくれます。

ってことで主人公はある種ゴミです。

ヒロインがもっとヘタレていると、説得して励ましたりとかが見れるのですが、

基本的に友達とかヒロインを信じてないので、勝手に相談せずに泥沼にハマって落ちていきます。

ヒロインは全体的に萌え属性をそれぞれ持っていてかわいいですし、サブキャラもいいやつぞろいなのですが、

主人公が信じて相談したりしないのであまり輝きません。

後は、こころだけ恋鳥やとばりとキャラクターのポジションがかぶっていて微妙な立ち位置な気がします。

えちぃはヒロイン5人が4回+おまけが1回の計5回。ただし、1回以上は本番じゃないですが。

加えて、愛音におまけで1回あります。

ただ、CGが差分抜きで1キャラに15枚中の6枚なので1シーンに使われる枚数は押して知るべし。

声だけか立ち絵表示のえちぃシーンとか「ご覧の有様」なあのゲームと変わらないやり方でしょうか。

とにかくえちぃシーンに絵が足りません。

シナリオ(12)

安玖深音さんが演じているってことでこころ編からプレイしたのですが、これが最悪でした。

主人公がヘタレで周りの人に相談すればすぐに解決する問題を相談せずにウジウジ悩んでるわ、

しかも1つ目の問題を解決して相談すれば何とかなるって分かったはずなのに懲りずにまた1人で解決しようとするわ。

さらに、主人公が悩んで引きこもるのでヒロインの魅力なんて伝わる部分が少なすぎるわ、で。

もう、プレイ途中は「寝取り、寝取り」、とコールしてましたよ、嫌いなのに。それ以外に見れる場所が見当たらなかったので。

他のシナリオはこれに比べればかなりマシなのですが、よく考えると単純に主人公以上にヒロインがヘタレているだけな気がします。

むしろ、バッドエンドでの愛音とのルートとか、おまけで誰とも付き合わなかった後の愛音の話とかがよかったです。

主人公がすさんでいるのをものの見事に癒してくれる愛音の魅力満載なので。

総合評価(73)

期待は高く、でも結果には反映されなかった作品だと思います。

ヒロインには萌えポイントがありますし、地雷なんかではなく普通にプレイできるのです。

だから、ただ自分と合わなかっただけだと思います。

でも、主人公がこれだけすばらしい友達とか彼女とかに囲まれて、なのに信用しないってどうなのよ、って本気で。

他のゲームとは違い、珍しく男の友達が2人もいるんですよ。明らかに孤独じゃないでしょうよ。

ぶっちゃけ主人公を変えていたらここまで悪し様にけなす事もなかったと思います。

視点を変えれば楽しく遊べる作品になっていたと思います。

こんなひねったことをせずに普通に萌えゲー作ればよかったのに、なんで無駄に山場を作って主人公をヘタレさせたんでしょうか。

このゲームで得ることができた教訓としては、「この主人公のようにならずにちゃんと周りに相談するべき」とか

「ファーストインプレッションが大事なので1周目にプレイするキャラは吟味すべき」とか、そういったことでしょうか。

なるほど、そのためにスタッフはゲーム作ったのか。

後は、魅力的だけどシーンが存在しないサブヒロインが多すぎます。3キャラも、って。

そんなにファンディスクを作りたいのかって思いますよね。

ファンディスクならしっかりと心が結びついた状態でのこころとのえちぃ希望〜。


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