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それは舞い散る桜のように 完全版
メーカーBasiLシステム情報出演声優
発売日08/10/31インストール容量2GB安玖深音
レビュー日08/11/09合計プレイ時間20時間夏野こおり
システム14/20ディスクレス起動籐野らん
絵・音楽17/20キャラボイスフルボイス観村咲子
声・演出14/20ボイスカット選択不可北都南
キャラクター・えちぃ16/20バックグラウンド動作春野日和
シナリオ14/20未・既読スキップ成瀬未亜
合計75/100スキップ速度普通草柳順子

短評

それは舞い散る桜のように(以下無印)に、魅力的なサブキャラ、かぐらとひかり姐さんのシナリオなどを追加したものとなっています。

OH9にとっては完全版ではなくて劣化版ですね、声的な意味で。

や、グラフィック的にだと思ってたんですが、それはまだ許容範囲でした。

音楽的には向上してると言えるますし、シナリオも確かに劣るのは間違いないですがこちらも許容範囲。

ただ、新規声優の選び方がなんでこんなに納得いかないんでしょうか。

無印版を楽しんだけど、発売直後に出来なかったOH9みたいな人はやってもいいのでは、と思いますが、

それは舞い散る桜のようにをはじめてプレイする人には是非とも無印をプレイして欲しいですね。

システム(14)

無印と比べかなり色々と設定変更できるようになっています。

それに加え、ディスクレスでもBGMが再生されるようになっています、これは大きいのでは。

ただ、ボイスカット選択はできないままですし、クイックセーブ&ロードはできなくなっています。

拡張セーブ(容量の許す限りセーブ箇所を増やすことが出来る)はあるものの1画面に4つのままだったり。

時代は無印発売から6年経ってるのに、システム的には1年分しか進歩してない感じがしました。

攻略難度は基本的には簡単。

5人のヒロインのいずれかのルートには入れるので、悩むことはほとんどないと思います。

追加ヒロインのルートはそれぞれ同級生の友達のルートからの分岐です。

ただ、ひかり姐さんの攻略だけ2回もやり直しました。

こだま先輩の好感度を上げすぎたらダメみたいです。

絵・音楽(17)

無印をやっていると立ち絵に違和感を感じます。

塗りと線の太さがかなり古くさく感じたのでその影響かと。

追加CGも同様に違和感を感じますが、ヒロインはまだましです。

舞人君(主人公)の顔が出てくるCGがひどかったです。ギャグシーンならいいですが、シリアスシーンで。

ただ、日常シーンもえちぃシーンもCGが追加されているのでその点はよかったと思います。

男同士が並んでるシーンは必要だったのか謎ですが。

音楽面ではBGMが既存・新規ともにかなりのものでした、トップ5クラスだと個人的には。

歌に関しても追加が必要だったかはわかりかねますが、よかったと思います。

SEも前のままでノスタルジー的な気分になれましたし。

音楽に関しては本当に心配ない出来でしたね。

特にヒロイン追加に伴い追加されたBGMとかはさすがって言う気分で。

声・演出(14)

既存の声優さんとシナリオ追加に伴い変更された声優さんのOH9による評価は

(シナリオを追加するには声優を変更しないといけないって縛りをかけてたみたいです)

既存のヒロイン=既存のサブキャラ≧芹沢かぐら(CVみるさん)≧結城ひかり(CVかわしまりの)>桜香(CV木村あやかさん)>桜井舞子(主人公の母親)>桜井舞人(主人公)>朝陽

って感じですね。

新規ヒロインはまだ許せるんですが、男性キャラは本当酷い・・・。

個別に声をカットできるんだったら絶対してますね。主人公はえちぃと通常と選択できたけど両方カットしましたし。

システムを発展させるなら一人一人カットするかどうか選ばせてくれればよかったのに。

朝陽以外の声優さんは変わってなくて雰囲気にマッチしているしすごくいい声優さんなんですよね、だからこそ。

桜香役の木村あやかさんは確かに悪くはない声優さんなんですが、

桜香って一見無関心で冷たいように見えるけど、実は舞人君に関心を持っていて、助けてあげるような優しさを持ってるキャラだと思うんですよ。

なのに、やたらと冷たく感じたんですよね。鳥居花音さんってやっぱりすごい声優さんだったんですね。

他のヒロインも無印から同じ声優さん連れてこれたと思うんですが。

そう言えばソフマップの特典のドラマCDは雪村役の声優さんが九条信乃から草柳さんに変更になってました。

笑えるくらいに別キャラでした。

本当に声優さんを選ぶのが下手なスタッフだと思いました。

関係ないですが、イクイク(ヒロイン・八重樫つばさの妹)役の声優さんが変わってないので、久々に鳥居花音さんの声が聴けます(_summer以来でしょうか)。

コンシューマー版の「BALDR FORCE EXE」みたいに、(追加部分は声が出なくてもいいから)既存か変更後かを選べるようなシステムでもよかったのに。

演出面では追加CGは眼とか髪の毛とかが動くように細工されてました。

ぶっちゃけ髪の毛が動くのはすっごい違和感を感じましたが、こだま先輩のリュックが動くのはかわいかったです。

キャラクター・えちぃ(16)

キャラクター構成は何も変わってないので特にコメントはないですね。

追加シナリオでは若干キャラと違うだろって思いますが、追加部分自体短いので影響は小さいです。

本当に主人公始め個性豊かで楽しい面子です。

ちなみに一番好きなキャラは川原瑞音ちゃんです、和人ラバーズの一員で、ヒロインでもないですが。

って、ロリって言うな、次作に期待してるだけですって。

ヒロインの中では雪村とかぐらちゃんですね。どっちも健気な幼馴染系なのですが。

えちぃは・・・、既存ヒロインに追加されてないのに驚きました。

シナリオを追加するには声優を変更しないといけないって縛りをかけてたみたいで仕方ないのですが。

ただ、CGは追加されていたので描き惜しみがなかったのだけよかったですね。

結局えちぃの薄さは無印と変わってないって事です。

希望・青葉ちゃん3回、雪村2回、その他4人1回のままです。シーン回想に登録される数は無駄に多いですが。

シナリオ(14)

追加部分があるものの基本的には変わってません。

あの独特の非常に面白いテキスト回しも変わってないのですが(追加部分を除く)、

あのみんなを困らせたブツ切れ感も変わってません。

なんでヒロインの記憶がなくなったのか、なぜ戻ったのかが本格的には謎なままです。

サブヒロインの追加シナリオが作られたのはいいんですが、本当にサブヒロインのシナリオだったので残念でした。

付き合いだしてからは問題が起こらずにすぐ終了するので物足りなさもありますし、なんでこの2人は記憶を消さなくていいのかも非常に謎ですし。

そもそも上記の縛りのために親友がヒロインのパートに全く出てこないんですよね。

このゲームにおいてキャラクターの絡みってのはすごく重要な要素だと思うのに。

サブヒロインの追加シナリオ以外、何も追加せずに売った方がプレイ時間も短縮されて双方にとってよかったのではないでしょうか。

総合評価(75)

初回特典の画集を見た感じ続編の制作は確定的なようで。

次作を作るための資金集めのために、大した費用もかけずに制作したようにしか思えませんでしたね。

とりあえず次の作品を作るときは是非とも声優を選ぶスタッフとか(ランティスとかに協力してもらうとか)、システムを作るスクリプターとかにもっとお金をかけて欲しいところです。

無印の面白さはほぼそのままなので、決して悪い作品ではないんですが。

はじめてそれ散るに触れる人にはこれをプレイしてこれがそれ散るだとは思って欲しくないですね。

これから口直しに無印をインストールしてこようと思います。


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