アニメ感想★フルアーマー・グラビテーション★

ヴァロン、やっとお前と決着をつける時がきたようだな…自分に装着して攻撃するアーマーモンスター、 それがお前の切り札ってわけか… 勝つことだけが全てだと?だがな…デュエルってぇのは、ただ相手を叩きのめすための道具じゃねぇ… そんなお前に、オレは絶対負ける訳にはいかねーんだ!!

…と言う城之内の前説で始まった今回のお話。前回より更にパワーアップし、反則っぽい技を繰り出すヴァロンのアーマーモンスターや、相変わらず 非ぃ現実的なバトルを平然と続ける社長や遊戯に、「一体これは何のアニメ?」と思わず何度も突っ込みを入れたくなりましたが、 ストーリーもセリフもとても良かったので、先週に引き続き目を離せないシーンの連続で面白かったです…(脚本は面出明美さんです) と言うより、ヴァロンのアーマーモンスターの効果が一々複雑過ぎて、ちょっと目を離していると今何が起こったのかさえ分からなくなってしまいそうでした…

まず最初の場面…路上で例の怪物クンたちに襲われる、愉快な仲間たち…
四方から取り囲まれて逃げ場がない状態の中で前に進み出た社長と遊戯はいきなり“クリティウス”と“ティマイオス”を出して一気にかたを つけようとしていました…

そしてこちらは城之内VSヴァロンのデュエル…今城之内のライフは2500P、ヴァロンのライフは4000P。
城之内のターンで切り込み隊長を召喚し、その効果で何と格闘戦士アルティメーターを召喚。…まさか、今時そんなモンスターデッキに入れてるの?という感じでしたが、 格闘系のデュエルでアルティメーターを出したその意図はわかるんですが、いくらなんでも弱過ぎです。 せっかくのダイレクトのチャンスなのにああ、もったいない…
でも攻撃力1200の切り込み隊長の攻撃で少したじろいだだけのヴァロンが、攻撃力700のアルティメーターのスクリューナックルではかなり後ろまで 飛ばされてしまっていたところが可笑しかったです…やはりプレイヤーの意思と攻撃のパワーは比例してるんんでしょうか…?
更にヴァロンにまで『こんなハンパな攻撃じゃあ、オレは倒せないぜ!』とか言われた城之内が、『くっそぉ〜オレは何でもっと攻撃力の高いモンスターをデッキに入れてなかったんだ〜』って感じに 見えました…

次のヴァロンのターン…「サイキック・アーマーヘッド」を特殊召喚。(サイキック・アーマーヘッドが墓地にある時、自分のターンのスタンバイフェイズに攻撃表示で特殊召喚するという特殊効果による) そして手札よりついにオレイカルコスの結界を発動させます。

更に魔法カード「フルアーマー・グラビテーション」を出してきたんですが、その効果というのが、 デッキからカードを10枚引き、その中にある全てのアーマーモンスターを特殊召喚するというもの。
何だか物凄くカードの消費が激しそうなカードだと思ったんですが、その無茶苦茶な効果によってフィールド上に、
1、バーニング・ナックル(右腕)
2、ジェットガントレット(左腕)
3、オーバーブースト(両足)
4、アクティブ・ガード(ボディ部分)
5、バスター・ナックル(右腕に装着された武器)
6、アドバンスド・シールド(左腕に装着された盾)
…以上の6体のアーマーモンスターが特殊召喚されました。
そしてヴァロンがこのアーマーを装着する様子は見物でしたね…
これ、本当にカードアニメの遊戯王ですか?…さらに装着する際、ヴァロンも黙ってはいません。
『ウォ〜〜ッ!!』とか言って、一々パンチのマネをしてみたり、ポーズをとってみたりするので余計に笑えてきます。

「力を持って敵を叩き潰し勝利を得る!!」と言ってましたが、確かオレイカルコスの結界が出ている間は、魔法・罠ゾーンにもモンスターを 置けるので、魔法・罠で小細工しない力任せのヴァロンの闘い方にピッタリなのではと思いました…
そしてまた城之内のデータを取ってるし…

ヴァロンはバスターナックル(フィールドにいるモンスター1体につき攻撃力が200Pアップよって攻撃力1900P) で、切り込み隊長に攻撃!そのダメージがプレイヤーに伝わり、城之内は腹部に強力な一撃を受けます。

ヴァロン:「どうだ?城之内…攻撃ってのはこうやるんだ! オレの闘いはただのデュエルじゃないんだ…リアルファイトなんだよ… いいか…オレの一撃一撃が貴様の内臓をえぐり、気力を削り取る…」
くるりと、きびすを返してドスドスと後ろへ下がるヴァロンが、いかにもロボットという感じがしてカッコ悪う〜と思ってしまいました。

ヴァロン:「さあ、どうしたんだ…お前のターンだぞ…それとももう立ち上がることさえ出来ないのか?」
…その後に『負け犬め!』なんて言ったら本当に立ち上がれなくなってしまいそうでしたが…

城之内:「確かに効いたぜ…だが、これぐらいで根を上げるほどやわじゃねぇ!」
ヴァロン:「へェッ…力の差が分からないほど、バカというわけだ…」

城之内:「うるせーっ…そんなこと、最後までやってみなきゃわかんねーだろうが…かなわねーと思ったら、そこで終わりだ… だがオレはいつも信じている…自分の力をな!例えそれで負けても、また立ち上がって挑んでやる! そうすりゃ、何時かは勝てるってもんだ…!」
ヴァロン:「なるほど…そういうバカなところが許せなかったんだな…舞は…」
バカなところ…そう言いきっちゃうヴァロンのセリフ、良かったです。何気に今回一番納得できたセリフです…
城之内:「何?舞が何だって言うんだ!」
(舞の名前が出ると突然動揺した声に変わる城之内)
ヴァロン:「舞はお前とは違う…舞はオレに良く似ていた… 激しき勝利への渇き…敗北への恐怖…お前にそんなき持ちが分かるか?…分からないよな…お前には!! 舞の心を理解し…共に歩めるのはお前じゃない…このオレだ!!」
城之内:「確かに…オレは舞の気持ちを理解できなかったかも知れねー…だけど… だけど…本当のあいつは…自分の勝利のために他人を犠牲にするような奴じゃねぇはず… 世界を滅ぼそうとするお前らの仲間になんか…なっちゃいけねーんだよ!」
ヴァロン:「フン!…だから…?」
城之内:「オレは舞を連れ戻す!それまでどんあことがあっても負けられねー!」

一々バカにした口調のヴァロンの態度が城之内の闘志をさらに掻き立てていましたが、舞のことを分かっているように見えるヴァロンも 舞の本当の苦しみの理由がわかっているのかどうかは疑問です…
正直今の舞をあんなふうにさせた本当の理由を、舞自身、分かっているのでしょうか…

城之内はアルティメーターを生贄にサイコショッカーを召喚!久々に登場のサイコショッカーはカッコ良かったです・・・
でもサイキックアーマーヘッドへの攻撃を、アーマーモンスターの特殊効果により、バスターナックルに強制変更されてしまいます。

さて、こちらはオレイカルコスソルジャーと闘う社長と遊戯。
ティマイオスの口から吐き出される攻撃がソルジャーたちを一気に蹴散らします。遊戯はすでにここが街中だということを忘れているらしいです。
更に無防備な社長の方に近づいたオレイカルコスソルジャーを真上からドズンと踏みつけるクリティウスがお茶目で愛らしささえ感じてしまいました…
その様子を見てモクバも『やったね!兄サマ〜』と嬉しそうでした…

ほとんど怪獣アニメを見ているような錯覚に陥る瞬間…… アーマーロボットを登場させたり、怪獣アニメを地で行くようなバトルを社長や遊戯にさせてみたり、 まさか吉田伸さんの本当にやりたかったことって…こういう事だったのではないでしょうね…と思わず疑いたくなるようなシーンの連続でした…

その後社長は、即座にモクバを引き連れその場を立ち去ろうとします…

社長:「こんなところで時間を無駄にしている場合ではない…一刻も早くパラディウス本社に乗り込んで、 茶番劇に幕を下ろしてやる…遊戯…お前はどうするのだ…?」
…誘ってます…さりげなく誘っていますね…
後ろを振り返り遊戯に熱い視線を向ける社長… 遊戯〜来てくれ〜凡骨のことは放っておいてオレと一緒に来てくれ〜と思っていたかどうかはわかりませんが、 「フン!好きにしろ!」と言った社長の後ろ姿はちょっと寂しく見えました…
かなりがっかりしてます…仕方がないので、城之内の居場所を捜すヒントを授けて立ち去る社長…
KCのサティライトシステムにハッキングして城之内のデュエルディスクにアクセスすれば居場所がわかるそうなんですが…

「貴様に出番はない…オレがダーツを倒す…」
悔しさついでにもう一つ捨て台詞を残していくところが最高でした。でもその場面を見ていてふと思いました… なんだかこのシーン王国で遊戯たちを残して一人でペガサス城に乗り込む社長とダブってきます…
社長ホントに一人で大丈夫なんでしょうか…モクバ連れてるし…このパターンでいくとまたモクバを人質に取られて どうにもならなくなって、また遊戯に助けてもらう…という展開にならないとも言いきれません…社長ガンバ!!

さて、デュエルはヴァロンのターン。
攻撃力1700のバーニングナックルで、ショッカーに攻撃。
バーニングナックルの“自分の攻撃力分、相手モンスターの攻撃力を下げる”という効果により、サイコショッカーの攻撃力は700になってしまいます。
いつも腕組みをして背筋を伸ばして立っているショッカーが、攻撃力を下げられ、うな垂れて立ち膝になって、もろ考える人っぽいポーズをとっている姿はちょっと笑いを誘いました…
もう次から次に訳のわからないアーマーモンスターの効果を書き連ねるも段々疲れてきましたので…少し省略です…

そして…そんな二人を捜す舞は…ビルの屋上からオレイカルコスの結界が発動した瞬間を目撃…
そちらの方にバイクを飛ばします…今回また舞の回想の中で闇マリクが出てきましたね〜
舞にバツゲームを与える嬉しそうなガハハ笑いのマリちゃんが久々に見られて嬉しかったです…
闇マリクが未だに見られるのもアニメならではですね…今度是非イシズ姉さんも見てみたいです…それが無理ならせめて獏良の登場を…!

こちらはレベッカ、ただいまハッキング中…
それをせかす本田…

「まだ、居場所はわかんねぇのか? どうしてオレは…あいつを止められなかったんだ〜城之内は…舞がああなっちまったのは自分のせいだって… 責任を感じちまってるんだ…」

≪以前遊戯たちとはぐれた時、線路上で城之内が語った言葉…
城之内:「オレのせいだ…オレは何にも気付いてやれなかった…舞があんなになるまで…何も… だからあいつとはオレが決着をつける…必ず助けて見せる…今度こそ…」≫

本田:「あいつに責任なんてあるわけねー…それなのに…舞のやつ!」
う〜ん…さすが本田くんという感じですね…城之内の一途な性格を分かってあげていて、このまま放っておけば どんなことになってしまうかが予想できるだけに、それを阻止できなかった自分を責めひたすら城之内のことを案じているんですね…
最近のアニメの本田くんが中々良いです…乃亜編の時とはまるで別人です…

そして闇遊戯は…「城之内君・・・無理はしないでくれ・・・」
って言っても無駄ですけど…って感じです…

さて、城之内とヴァロンのデュエルは…
ヴァロンのターンでバスターナックルを召喚しロケット戦士を攻撃!
しかしその特殊能力“このモンスターが受けたダメージは0になり、相手モンスターは破壊され、 更に相手プレイヤーに500Pのダメージ”だそうで…本当にアーマーモンスターって何でもありっていう感じですね…
これで城之内のライフ1300P、ヴァロンのライフは900Pなんです…

最後にヴァロンは、魔法カード「データ・ブレイン」をサイキック・アーマーヘッドに装備してターンを終了しました。
そして次の城之内のターンでついにあのカード…そう「ヘルモス」をドローしたところで終わってしまいましたが…

さて次回はいよいよ決着がつくのでしょうか…?
とことんまで互いの闘志をぶつけ合う二人は、やがて惹かれ合う何かを感じるらしいですが…
舞を通してこの二人に友情が芽生えたりするんでしょうか…予告のヴァロンの表情が何となく結界に封印されたっぽいように見えてしまったのですが、 社長とアメルダの時のような心に残るデュエルを期待したいです。



Home

アニメ感想目次