アニメ感想★響きあう魂★

ドーマの三銃士ヴァロン…こいつのデュエルはハンパじゃねぇ…
奴の攻撃の一撃一撃にオレの身体はきしみ…内臓が悲鳴を上げやがる…
だがオレだってこのくらいで根を上げるほどやわじゃねー!舞を取り戻しドーマをぶっ潰すためにも、テメーに負けるわけにはいかねーんだよ!

気合の入った城之内の前説…“負けるわけにはいかねーんだ”は何気にすっかり定番となっていますが、 『内臓が悲鳴を上げる』…にはちょっと驚きました…
リアルファイトに相応しい露骨な表現が二人の ギリギリまでの闘いぶりをより一層際立たせていたと思います……さすが、面出さんの 脚本は良いです。題名もこのところの“○○VS○○”みたいなものではなくて気に入りました…

予告を見て、今回決着がつくと何故か思い込んでいたのですが、実際は全然そうではなく、それどころかこのアーマーデッキによるデュエルの戦術において、いよいよお互いの真価を発揮 してきた…というか、これからが本当の闘いだ!という感じのデュエルでしたね。
相変わらず何のアニメ?と思いたくなるシーンの連続でしたが、合わせて3回もこのようなデュエルを見続けていると、プレイヤーがモンスター化して闘うバトルも それなりに面白いと感じることができました…やはり何事ものめり込んでしまえば違和感もなくなってしまうということでしょうか… 慣れとは恐ろしいものです…

それでは、早速お話の内容へ…

とある街角…レベッカは先週に引き続き、城之内の居場所を捜索中…
しかし、車外に締め出され、待たされることに苛立つ本田…
「ワォ〜!もう限界だぜ〜っ!オレは城之内を捜しに行くぜ!」
という本田に
「むやみに動いても無駄足になるだけだ」
と言い聞かせるおとやん…
何だかこの頃おとやん…的を得たセリフに磨きがかかってますね。乃亜編で本田君と静香ちゃんとズッコケ3人組キャラだった頃が嘘みたいです。
まとも…と言うよりは少々地味…まあ背景になるよりはマシですが…もっと色んなおとやんも見てみたい気がします。

それに対して本田は
「だがよ…ヴァロンとかいう奴だけでなく、舞も城之内を狙っているんだぜ!あいつ…!」
…ホントに…本田にとっては城之内の敵は皆自分の敵なんですね…このまま行くと、 舞を助けたい城之内の気持ちに反して、本気で舞に突っかかっていきそうな勢いです。

その時、ようやくレベッカが城之内の居場所を突き止めたことを皆に伝えます。
レベッカ:「わかったわよ!城之内の居場所…えっと…ここはダウンタウンの方ね…」
遊戯:「みんなは安全な場所に避難してくれ!オレが城之内君を捜してくる…」
杏子:「そんなのダメよ!あたしも一緒について行く!」
…出ました!…すぐ何処にでも遊戯の行くところについていきたがる杏子…
“もうこんなところでホプキンス教授とわがままなレベッカと一緒にいるなんてまっぴらよ!あたしも連れてって〜もっと刺激が欲しいわ…”
と言っているように聞こえてしまったのは私だけでしょうか…
そして本田もすかさず「そうだ!!」と同意します。

頷き暗黙の了解を交し合う遊戯、杏子、本田の3人・・・
“なら…また留守番は御伽だな…”
…と遊戯の目が言っているように見えました…

遊戯:「御伽…すまないが(また)レベッカとホプキンス教授を頼む…」
御伽:「えっ!?」
…おとやん…今回ばかりはさすがに驚いていますね。驚愕の表情を浮かべるおとやんが、 “何で〜何で〜またボクだけ置いてきぼりなのさ〜”と言ってるようでちょっと可愛そうだったんですが、 あの二人の面倒を見れるのは人間の出来たおとやんしかいないということで素直に納得。

レベッカ:「そんな…あたしも行く…」
遊戯:「レベッカ…オレを信じてくれないか?相棒は必ずオレが助け出す…」
まぁ、レベッカに言われるまでもなく、相棒を一番助けたいのは闇遊戯なんですから…その辺は全く心配いらないかと思いますが…

こうして愉快な仲間たちはまた別行動となったわけです…

さて!…いよいよここから注目のデュエルです。
只今二人のライフはヴァロンが900P、城之内が1300Pでほぼ並んでいます。

まず城之内のターン。
ランドスターの銃士を攻撃表示!…えっ?何それ?というような弱そうなモンスター…攻撃力900Pでしかも効果なし。
先週のアルティメーターと大して変わりません、ヨワヨワ通常モンスターで勝つ…というのが現在の城之内のデッキポリシーなんでしょうか?
まぁ、ランドスター君が剣を銃に持ち替えただけのことなんですが…
そして死者蘇生によりロケット戦士を蘇生。
更にヘルモスを出し、ロケット戦士と融合することで強力な武器『ロケットヘルモスキャノン』を作りだし、 それをランドスターの銃士と装備合体させます。

何と『ロケットヘルモスキャノン』の特殊能力≪フィールド上の全ての相手モンスターに攻撃することが出きる≫によって、 ヴァロンのアーマーは攻撃を回避することも不可能となり全て大破。
攻撃をまともに食らったヴァロンは、その場に倒れ込む…

「やったか!?…やった〜!」
と一瞬勝利を確信した城之内。
しかし肉体的なダメージは受けたものの、アクティブガードの特殊能力によってヴァロンのダメージはなし…

次のヴァロンのターンでは、まずスタンバイフェイズにサイキックアーマーヘッドを特殊召喚。
更に、装備魔法「データブレイン」(このカードを装備したモンスターが 相手の魔法効果により破壊されたとき、その魔法効果をコピーし使用することが出きる。)によって、 城之内の作り出した強力な武器「ロケットヘルモスキャノン」を1ターンのみ、このターン召喚した「バーニングナックアーマー」に装備して 城之内に攻撃!

結界にぶち当たり、その場に倒れ込む城之内…動きがリアルだったせいもありますが(今回の作画は高橋和徳さん) そのやられっぷりにも凄まじいものを感じました。
これで、ロケット戦士は相打ち、更にプレイヤーに900Pのダメージを与え、城之内のライフは400Pに…

でも、考えてみたら、城之内ってあの闇マリクとの闇のゲームで、この世の究極の苦痛に耐えてきたのだから、 これくらいならまだまだかわいいものですよね。
でもバッタリと倒れたシーンは、ちょっと一瞬マリクのラーの特殊能力により死……にかけたときの表情を思い出させましたね… あの回のお話も加々美さん作監でしたからよりリアルだったんですが…

そしてヘルモスが消滅した瞬間、先ほどまで光を放っていた遊戯と海馬のティマイオスとクリティウスからも 光が消えうせました。

ヴァロン:「さすが伝説の竜が作り出した武器…1ターンしか使えないのが残念だな… どうだ城之内…自分の武器で倒される気分は…ライフが0になる前に、もう立ち上がることも出来ないのか? …しぶといな…オレはターンエンドだ…だがそんな身体でいつまで闘える?諦めて楽になったらどうだ…?」
城之内:「…誰が…最初に言っただろ…オレは逃げねーってよ…例え絶望的な状況であろうと、最後の最後まであきらめねー」
ヴァロン:「こいつ…このオレの攻撃を恐れもせず…正面から向かってくる奴は今までいなかった… これが…舞がこだわり続ける男か…」

…最初はただのバカ扱いしていた城之内と身体を張ったデュエルを続けることで、はじめの頃には理解できなかった 城之内のデュエリストとしての姿…内に秘めている強さ…その本質のよなものが少しづつ見えてきたヴァロン…
理屈では決して語れない魂と魂が響き合う瞬間は、自分の存在をかけたデュエルを通してのみ得られるものだったということなのでしょうか…

さて、ここで場面は変わって街中の とある車屋さん…
その中で一番カッコ良さそう且つ高そうな真っ赤なスポーツカーにいきなり乗り込む、社長とモクバ。
そして躊躇いもなくエンジンをかける社長…
「行くぞ、モクバ…」「うん、兄サマ!」
…かっ、かわいい…今日も息もピッタリ、仲良しな二人は見ていて楽しいです…
でも、車に乗り込んだ時のモクバの表情が、「DEATH−T」の頃のちょっと意地悪そうにニンマリ笑う顔に似ていたような気がして懐かしかったです…わざとですか?高橋さん…

…ところが、そこに車屋のディーラーが現れ、
「ちょっと、ちょっと…何やってんだ、お前ら…」
それに対して
「この車オレたちが買うぜ!」
とモクバ。
次の瞬間、内ポケットから小切手を取り出しサインする社長…
…って、どうしてそこでボールペンをクルクル回す必要があるのか…しかし、その鮮やかなペンさばきはスローにするともっと良くご覧になることができますよ…
親指でペン先をカチカチと押し出すところまでリアルに描かれてます…やはり手の動きの優雅さを描くのは、高橋さん、加々美さんをおいては他にないですね…本当に楽しめました…
社長のサインも見れましたし…さらに小切手でディーラーの鼻先をペシッと叩いてみたり…
真面目な顔をしていても、やることはお茶面です。
しかもその金額五十万ドル…ってことは…六千万円…!? …さすが…何でも金でかたをつけようとするところが社長らしくて素敵です…

社長って普段、ヘリとか戦闘機とか…人並みではない乗り物を操縦している姿ばかり見慣れているので、 普通に車を運転する姿が返って新鮮だったり・・・

「さっきのクリティウスの反応は、凡骨に何かあったか…しかし、今はかまっている暇などない… ダーツ…貴様の企み、オレが叩き潰す!」
…ということは、暇があったらかまってやりたいということなんでしょうか…凡骨のことを微妙に気にかけている社長っていうのもいいですね…

さてデュエルの続きは…
リバースカードをセットしてターンエンドした城之内に、ヴァロンは「ブラックシールドアーマー」でダイレクト!
しかし、城之内は罠カード「オーラアーマー」によってその攻撃を無効にし、ライフを半分にすることでヴァロンと同じような自らが装着するアーマーモンスターを特殊召喚します。
でも何故か城之内がアーマーを装着すると着ぐるみに見えてしまうのは、やはり過去におとやんに無理やり着せられた“負け犬”の着ぐるみを連想させられてしまうからなんでしょうか…

次の城之内のターンで出した魔法カード「運命の宝札」(サイコロを振り、出た目の数だけデッキからドローし、同じ数だけデッキからカードを取り除く) の効果は良かったです…OCG化して欲しいですが、一番欲しい「天よりの宝札」もまだ出てませんし…

手札増強カードで有利にたった城之内は、儀式魔法「レッドアイズ・トランス・マイグレーション」により、手札またはフィールド上からレッドアイズと戦士族モンスターを生贄に捧げることによって 、「ロード・オブ・ザ・レッド」を召喚。

何だか物凄く派手な変身シーンでした…ヴァロンなんか目じゃないです。
城之内の身体が炎に包まれ、レッドアイズの着ぐるみを着た城之内が召喚されました。
そして「サイキックアーマーヘッド」に攻撃!
しかしヴァロンは「ブラックホールシールド」の効果によってプレイヤーへのダメージを何とか防ぎます。

ヴァロン:「震えている…このオレが…恐れているとでも言うのか…いや、違う…これほどの興奮は久しぶりだ… こんなに熱く、ギリギリの緊張感を感じたことはない…城之内克也…最高だぜ!…お前との闘いは!」
城之内:「オレもだ!…ゾクゾクするぜ!…これがデュエルなんだ…こんな形で闘っているんじゃなければな!」
…これが二人の魂が共鳴しあった瞬間なんですね…

しかし、そこに舞が…
「勝手なことするんじゃないよ!」
と無防備に近づいてきて結界に弾き飛ばされますが、 ヴァロンに対して「今すぐあたしと代わって!」には、それは幾らなんでも無理でしょうって感じでしたが…
次のヴァロンの言葉に、さすがの舞も逆らえなくなってしまいましたね…

「引っ込んでな!舞…こんな楽しいデュエルを誰にも代われるか!例え舞!お前でもな! ようやくわかったぜ…お前が何故城之内にこだわるのか…デュエルしてみてはじめてわかった… あいつはオレたちにないものを持っている…お前はそれに惹かれるんだろ? デュエルに対する…純粋で真っ直ぐな情熱…オレたちにはないものだな…」
…ほんとに良いセリフでした…やっとこれでヴァロンのことも好きになれました…
最後の“オレたちにはないものだな…”というところに相手の人間性を素直に認めたときにしか感じられないような 言葉の響きがありますし、このことがもしかするとおそらく今まで自分の我を通して好き放題やってきたヴァロンが 自分自身を省みるきっかけになったりするんでしょうか…

この後城之内はリバースカードをセットしてターンエンド。
ヴァロンのターンで死者蘇生により「バスターパイル」を召喚。
この瞬間城之内はリバースのスケープゴートを発動させます。でもそれは相手の攻撃を交わすためのものではなく、 「ロード・オブ・ザ・レッド」の特殊能力≪このターンで魔法が2度使われることによって発動可能になり あらゆるモンスターを破壊することが出きる≫を発動させるためのものでした。

モンスター化した二人が上空で凄まじい光を放ちながら激突し、地面に叩きつけられる…
これによりヴァロンにダメ−ジはなかったものの、アーマーは全て破壊され消滅。

はぁ…何だか書いていて疲れてきました・・・でもここまで書いたんだからあともう少し…最後までデュエルを書いちゃいます…

次の城之内のターン、何もなくなったヴァロンにダイレクト!…しょうと思ったら、
ヴァロンは罠カード「断絶拳」≪儀式モンスターのバトルフェイズを終了させ、その前の状態に戻す≫ により、城之内の「ロード・オブ・ザ・レッド」も消滅…

…というか、どうして罠カード使うだけなのに、いちいち強烈なパンチを城之内の腹部に食らわす必要があるのか?
それともこの罠ってパンチをすることで発動するとでもテキストに書いてあるんでしょうか…(あるわけないですが…)
まぁ、攻撃をイメージ化したものだとしても、これはあくまでデュエル…カードゲームなのですから、モンスターがプレイヤーを攻撃するのならまだしも、 プレイヤーが直接相手に手を下すのはどうかと思いますよね…というかそれならただのケンカですし…

お互いに息を弾ませ向き合う二人…前回ヴァロンも言っていましたがこれは明らかにリアルファイト…

でも今回のアーマーモンスター同士のバトル、最初は違和感があって嫌だったんですが、考えてみればプレーヤーが装備した魔法効果のようなものと思えば、 デュエル設定としてもそれほど不自然ではないし、実際のデュエルでも“ダイレクトアタック”が存在するのですから、プレイヤー同士がモンスター化して闘うバトルも面白いなと思えるようになってきました…まぁ着ぐるみは 、どう見てもお笑いにしか見えませんが…
それより、この反則っぽいオリカのオンパレードを何とかして欲しいっていう感じです…

「ヴァロンと城之内…どちらが勝っても多分あと一撃で決まる…」
…そう言った舞の表情が何故か今までと違って切なそうでしたね…
舞はやはり、どちらにも負けて欲しくない…どちらも勝って欲しい…そう思っているんでしょうか…

お互いに認め合う二人…最後に立っているのはどっち…?…どっちなんでしょうか!?
次回こそは、決着がつきそうですよね…
その後の舞の行動も想像がつきづらいだけに楽しみです…



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