アニメ感想★不死身!!ガ−ディアン・デスサイス★

ラフェ−ル…オレ達の闘いに決着をつける時が来たようだな…
オレは貴様を真のデュエリストと認めている…だが貴様の言う運命など、断じて認めるわけには行かないんだ…!
もはやオレがオレイカルコスの結界を使うことは二度とない…
なのに、モンスターとの絆を大切にしている貴様がそれを使うというのか…!

…という遊戯の前説…でも…決着をつける時が来たって言ってますが…実はもう決着は遊戯の敗北と言う形で一度ついたんですけどね…
なので、本来なら”オレが貴様にリベンジを果たす時がきたようだな!”ってことになるんんでしょうか…

遊戯はどうも、ラフェ−ルがオレイカルコスの結界を使ったことが気に入らないというか、信じられないようですね…
やはりオレイカルコスのカードは真のデュエリストが使うべきカードではないという定義が遊戯にはあるらしいです…
それも…経験者が言うと何だか説得力がありますが…

でも…一応れっきとしたデュエルモンスターズのフィールド魔法の一枚なのだし…
オレイカルコスの結界を使いこなす真のデュエリストっていうのも見てみたい気も…
あっ…そう言えばいましたね、オレイカルコスを使いこなす真のデュエリスト、ヴァロンが…彼はモンスターとの絆なんか関係ないアーマーデッキだったからそれが可能だったんでしょうか…
でもそう考えると、闇に呑まれることもなく最後まで自分のデュエルを貫きとおしたヴァロンって、デュエリストしてはやっぱり凄かったのかもしれないと思ってしまいます。

今回もやたら“運命、運命”を連発していたラフェ−ルですが、どうしても、その先にまっているのは“敗北の運命”でしかないような気がしてくる上、 それを暗示するかのように、デュエルの上でも、追い込まれて動揺する姿が目立ちました…
オレイカルコスのカードによって、ラフェ−ルの運命も傾き始めたという感じです。
やはり、オレイカルコスの結界を使ってしまったからなんでしょうか…

結界のカードは、闇の心を増幅させてそのパワーでモンスターの攻撃力を上げ、見かけは強くなったように見えるけれども、 常にその裏側にある、心の弱い部分も際立たせてしまう…
オレイカルコスの結界には、普段自分自身にも見えていない、いえ、見ようとしていない本当の自分の姿をもさらけ出させてしまう…という特性があるような気がします。
やはり心を余程強く持っていないと、深い闇に呑まれてしまうということも納得できるような気がしますよね。

最初から最後までデュエルやってましたよね…なので、たたみかけるように続く互いの攻防が、余計な場面で中断されることもなく続いて、久々にスピード感溢れるデュエルが堪能できました。
やっぱりデュエルはこうでなくちゃ…というか…これぞ本来あるべきカードゲームアニメとしての遊戯王の面白さ!という感じでした。
更に、時折、合の手を入れるギャラリーの呟きや声援が、今回ばかりは妙に心地良かったです。

今回の作画は原憲一さん。…なのでみんなの顔はちょっと怖めだったです。
何故なんでしょうか、影を付けすぎ?…もうちょっとあっさり目に描いていただけたらいいのに…せっかくスタイルがいいのにもったいない…といつも思ってしまうんです。

脚本は前回と同じ鈴木やすゆきさん。この方、時々、ドキっとするような良いセリフを言わせるんですよね…
今回もありましたよ…特に後半、闇遊戯が相棒の言葉を思い出すあたりはもう感動ものでした…

…というわけで、早速お話の方へ…
今回はデュエルを中心に淡々と(?)書いていきたいと思います。

遊戯のライフは2500P、対してラフェ−ルのライフは3500P。
遊戯のフィールドには、攻撃力1500のクリバビロンが1体のみ。
それに対して、ラフェ−ルのフィールドには、攻撃力3000のガーディアングラ−ル・攻撃力1000のバックアップガードナー・攻撃力2100の ガーディアン・エルマがいます。

まずラフェ−ルのターン、グラ−ルでクリバビロンを攻撃!遊戯のライフはあっさり1000Pに…
でも遊戯はここで、何とあの「命の綱」を使ったんですね…さりげなくマリクカードをデッキに投入しているところが興味を引きます。
天よりの宝札に至っては、今では誰もが使用しているカードですし…(但しアニメの中だけですが…これだけ人気の高いカードなんだから、もういい加減に OCG化して欲しいですよね)それにしてもこんなに良いカードばかりをいち早くデッキに入れていた闇マリク…先見の明があったんでしょうか…さすが、マリちゃん!…といわざるを得ません…

命の綱によって、クリバビロンが攻撃力2300になって特殊召喚されたことによって、遊戯は何とかこのターンを凌ぎます。

さて、次の遊戯のターン、再びクリボーちゃんたちの反撃です!
…と、ちょっとここで…今回遅ればせながら、気がついたことが…
あの愛らしい、クリボー5兄弟には、何とそれぞれちゃんと名前がついていたんですね〜
…というか、もしかする今まで気がついていなかったのは、私だけ…?

今回はまず、緑色のクリボーちゃん、『クリベー』が大活躍してました…
遊戯に「クリベーの特殊能力発動!」って言われると、他の4体のクリボーたちに思いっきり体当たりしかたと思うと、 合体して『クリバンデット』になりました…

ちなみに、その他のクリボーちゃんの名前も紹介しておきますね。
白色のが、『クリブー』
≪『クリボール』となって、このターンのみ、相手モンスター1体の攻撃力を1500P下げる≫

紫色のが、『クリバー』
≪合体して攻撃力1500の『クリバビロン』となる≫

緑色のが、『クリベー』
≪合体して『クリバンデット』となる。クリバンデットを生贄に捧げ、デッキからカードを5枚引き、モンスターカード以外のカードを 手札に加え、モンスターカードを墓地に置く≫

…本当に都合良すぎるくらいに、良く考えられてると思います…
この5体のクリボーちゃんを巧みに使い分け、 その能力をフルに引き出すことによって、あらゆる場面に対応できる闘い方が可能になる…
正に自由自在、相手のどんな戦術にも柔軟に対応できるところがいいです…

クリバンデットを召喚した後、更に黒魔術のカーテンによってブラックマジシャンを召喚しエルマに攻撃しますが、 ラフェ−ルの罠カード
『ガーディアン・フォーメーション』≪ガーディアンモンスターを攻撃されたときに発動。 ガーディアンモンスター1体の配置を変更する。さらに、デッキから装備魔法を特殊発動させることができる≫
によって交わされてしまいます。
何だか、滅茶苦茶ずるい効果だと思うんですが、遊戯もクリボーたちで、都合よ良くデュエルを進めてるので、 そこはお互い様ってことで納得ですね…

…そして、この時、ラフェ−ルはデッキから『女神の聖剣−エアトス』を出します。
ついにあのモンスターがくるのか、と言う感じで、焦りを隠せない遊戯…
仕方ないですよね…あのモンスターだけは…既に遊戯にとって決して忘れることのできないモンスターですから…

そして、ついに次のラフェ−ルのターンで『エアトス』を召喚。
あの天使のように可愛かったエアトスがオレイカルコスの効果でダークモンスター化して行く様子は、さすがにちょっと嫌でした。
遊戯は、このタイミングでクリバンデットの特殊効果を発動し、エアトスの攻撃に備えます。

相手の墓地にいるモンスターの攻撃力を得て、攻撃力7000となったエアトスがブラマジに攻撃…
しかし、その攻撃は通らずにエアトスの剣は砕け散った…
そう、それは、さっき遊戯はクリバンデットの効果で墓地に置いた、
『超電磁タートル』≪星4/光/攻0・守1800/機械族・効果/このカードが墓地にいったターンの戦闘を、プレイヤーの好きなタイミングで強制終了させることができる≫
の効果のためだったんですね…全く、相変わらず回りくどい戦術を使いますよね遊戯って…

しかし…この戦術は、ラフェ−ルの心の動揺を誘うには十分効果があったようです。

「…どういうことだ…!まだ闘えと、運命が言っているのか…!」
とラフェ−ル。

運命に囚われているラフェ−ルは、“このターンの攻撃で勝てる”…というのが運命だと思っていたらしく、 それを遊戯に交わされたことで、明らかに動揺…焦りが生まれてきたような気がします。

このあたりから、あの毅然としたラフェ−ルの態度や心に少しづつ変化がでてきましたね…
そうです、オレイカルコスの闇の力は、そういう弱い心の部分にできた、隙間から、どんどん精神を犯していく力を持っているんですよね…
だから、一度自分を見失ってしまうと、もうなかなかそこから抜け出せない。

更にそんなラフェ−ルを見て遊戯は…
「オレは見たくなかったぜ…エアトスのこんな姿を…やはりお前は間違っている… オレイカルコスの結界を使うべきじゃなかったんだ…!」
…遊戯ってば、説教をはじめました…これって、そっくりそのまま、あの時のあなたの姿なんですが…
もはや、あの時のトラウマから抜けだし、すっかり立ち直ったから言える言葉なのか…
それとも単に、もうすでにそのことを忘れてしまっているのか…何だか遊戯の場合は後者のほうのような気がしてなりません。
だって…じゃないと、普通言えませんよね、こんなセリフ…

しかし、それに対して
「お前のように中途半端に心の闇に踏み込んだ者にはそう見えるのだ…」
とラフェ−ル
“フン!貴様あの時の自分のことを忘れたのか?お前にだけはいわれたくないな!”みたいな感じでしょうか…
しかも、“中途半端に踏み込んだ”って…表現が笑えました…ということはあなたは闇を極めたってことなんですね…

次の遊戯のターンでビックシールドガードナーを召喚、ブラマジを守備にして、リバースカードをセットしてターンエンド。

ラフェ−ルのターンで、エアトスが再び、ブラマジに攻撃…しますがマジカルシルクハットに交わされてしまうんですね…
遊戯の得意の『当てて見ろよ!…オレのブラックマジシャンを!!』も出ましたしね…
今まで、死のものまね師やペガサス(アニメでは確か城之内もやられてましたっけ…)をあしらってきた名台詞をまさかラフェ−ルとのデュエルで聞けるとは… …というか、これをやられた相手は必ず負けると言うジンクスが既に出来上がっているだけに、 シルクハットに翻弄されるラフェ−ルがちょっと哀れ…
結局、最後までブラマジを攻撃することはできませんでした。
この後、ラフェ−ルは静寂のロッドを出し、ガーディアン・ケーストを出してターンエンド。

ラフェ−ルの場には、相変わらず5体ものガーディアンモンスター軍団が…対して遊戯の場には、 ブラマジ1体のみ…
でも只今観戦中の社長に言わせれば、 「一見、圧倒的に不利に見えるが、その実、相手を追い込んでいるのは遊戯の方」なんだそうですよ…
本田や杏子のために解説してくれる社長っていうのもいいですね…
というかずっと気になって仕方ないんですが、どうして本田クンは城之内をずっと背負ったままなわけですか…?
やっぱり下に降ろしちゃいけないって思ってるんでしょうか…ともに遊戯を応援したいとか…?
何とも律儀な本田クンらしいです…

さて、遊戯のターンで天使の施しによりようやくドローすることが出来たティマイオスのカード。
更にマジシャンと合体させて
『アミュレット・ドラゴン』≪攻撃力2900・召喚時に墓地の魔法カード全てを取り除くことによって、 1枚につき300P攻撃力がUPする≫を召喚。
そして、エアトスに攻撃!!
…この攻撃はさすがにビシっと決まりましたね…

でも、エアトスが破壊されフィールドから消える瞬間、その姿はもとの美しいエアトスの姿に戻っていました。
悲しげな瞳をラフェ−ルに向けて少しだけ寂しそうに微笑んで消えてゆくエアトスがとても可憐で、思わずジーンときてしまいましたが…
最も信頼する魂のカードを墓地に送ってしまったということが…それまで、ダーク化したモンスターたちとも、信頼の絆を見失わないように 闘い続けてきたラフェ−ルの心に何かの変化をもたらしたことは確かです。

そして、破壊されたエアトスの特殊効果によって召喚されたモンスター。
それは「ガーディアン・デスサイス」≪エアトスが戦闘で破壊されたとき、デッキからガーディアン・デスサイスを守備表示で特殊召喚する≫ でした。
まるで、声にならないラフェ−ルの深い悲しみが生み出した新たなモンスター、といった感じに見えましたが、
更に、装備魔法『死神の大釜』≪自分の墓地のモンスターの数だけ攻撃力が500Pアップする≫ を装備。
…そして何と、あのラフェ−ルもついに“生贄魔”になってしまったんです…
自分のフィ−ルドにいた全てのモンスターを自ら墓地に送り、デスサイスの攻撃力を5500にまで上げて、アミュレットドラゴンに攻撃!
これによって遊戯のライフは残り300Pとなってしまいます。

もう後がない遊戯…ここからが本当の反撃開始といった感じでしょうか…
まずは天よりの宝札により手札増強後、
な、な、な〜んと!“ワタポン”を特殊召喚したんですよ!

確かワタポンの効果って ≪通常のドロー以外のドローで手札に来たときに特殊召喚することができる≫だったですよね…
もう思わず「…キャーッ!ワタポン〜ワタポン〜!」と叫んでしまったことは言うまでもありません…
更に召喚時の声がすっごくかわいい声で“ワタポン〜♪”ですからね…
…あぁ…再びワタポンが見られて幸せ…
でも…一瞬でマジシャンガールの生贄にされてしまったのが…悲しかったです…
そしてリバースカードを伏せてターンエンド。

ラフェ−ルのターン。
魔法カード『服従』≪場で攻撃力が最も高いモンスターから攻撃を受けたモンスターは攻撃表示で、その攻撃を 受けなければならない≫を出します。
これによってガールは攻撃表示に…しかし、遊戯はここで
『マジカル・ヴィジョン』≪自分の場にガールがいる時に発動、1ターンの間、 ガールを守備表示のハトトークンに変える≫でその攻撃を切りぬけます。

さあ、いよいよラフェ−ルは動揺を通り越して、取り乱し気味です…
「何故だ!…何故そこまで運命に抗える…何がお前を支えている…」

それに対して遊戯は…

「この闘いが終わった時に何かが変わる…オレはそう信じている…オレが…そしてお前自身がどう変わるか… それを見極めるまで、オレは全力でこのデュエルに挑む…ただそれだけだ…!…相棒…
(…そう…ここで久々に表遊戯姿が!声が!…何だか凄く懐かしくて嬉しかったです。)

それは、あの石の荒野での二人の遊戯の闘いでの場面…
〜例え、自分が傷つこうと、相手の心の闇ごと背負う覚悟がなければ、人の苦しみや悲しみは絶対に見えてこない… 羽蛾くんだって…舞さんだって…いや、ドーマの三銃士だって…みんなの苦しむ悲鳴は聞こえてこない…〜

…そうだな!…相棒、オレに力を貸してくれ!!」

…う〜ん…ここで相棒の言葉を思い出すとは…しかも、オレに力を貸してくれ!…ですから…
どんな時でも、闇遊戯の心の支えになっているのは、相棒の存在ということなんですね…
…というか、この相棒の言葉は、闇遊戯をようやく立ち直らせることができた名言の一つですからね…
あの時点では、ただ心に留めただけだった、この言葉の意味を、今この時、闇遊戯は本当に理解することができたんじゃないかな…と思います。
相手の心の闇ごと背負うということは、相手の心の痛みを分かってあげるということ…それ自体を自分のものとして受けとめていくということ…
それは、とても強い精神力がなければ不可能なこと…
それはいつも表遊戯の役目だったんですよね…例え、自分が傷つこうとも、相手の立場になって全てを受けとめた時に、 初めてその人の苦しみや痛みを分かってあげることができる…

遊戯:「相棒…これが奴を救うカード…ラフェ−ル!…ようやくお前の悲鳴が聞こえてきたよ…」

ラフェ−ル:「悲鳴…?」

遊戯:「そう…エアトスが墓地に行った時…ガ−ディアンたちが生贄にされた時… お前は心の中で悲鳴を上げていた…そなんだろう…」

ラフェ−ル:「フン!何を、いきなり…!」

遊戯:「相棒がオレに教えてくれた…相手の心の闇ごと背負う覚悟がなければ、人の苦しみや悲しみは見えてこない… オレも、お前の心の闇を一緒に背負う…!」

ラフェ−ル:「くだらんことを…!」

遊戯:「そしてオレはこのカードで、お前の悲鳴を消しきってみせる… マジックカード『黄泉転輪』!!…お前が墓地に送ったモンスターにオレが会わせてやる!!」

何だか完全に言葉でも押されまくりのラフェ−ル…あぁ、あんまりラフェ−ルのこういうところ、見たくなかったような…
ラフェ−ルのイメージが…どうせ負けるのでも、ラフェ−ルには、最後まで強い意思を貫きとおして、運命に従って敗北して潔く欲しいなと思ってしまいます。

黄泉転輪によって、結界を取り囲むように、黒い闇が立ち上り、やがて結界の中の二人を覆い隠してしまう…というところで終わったんですが…
来週は遊戯が、闇に染まったラフェ−ルの心を救うらしいですよ…?
…あの遊戯がねぇ…と、つい疑いたくなってしまうんですが…
次回は幼いころに家族を失ったラフェ−ルの悲しい記憶の回想場面もあるらしいので、 遊戯がどのようにしてラフェ−ルの心を救うのか・・・相手の心の闇ごと背負うということがどういうことなのか…
是非じっくりその辺のところを堪能してみたいと思います…



Home

アニメ感想目次