アニメ感想★オレイカルコスの三重結界★
今回も最初の方の録画をし忘れてしまいました。でも聞けなかったのは多分前説だけだと思うので省略してしまいます。
リアルタイムよりもかなり遅れてアニメを見たので、“社長の死”の場面を様々に想像しつつ見ることが出来て楽しかったです。
掲示板に“アニメのネタバレ”をして下さって皆様ありがとうございます。 この場を借りてお礼申し上げますね。
それにしても後半の方では思いも寄らない場面にに思わず感激してしまいました〜!
何と“ファラオ!!”ですよ〜!!…というか、他の方は皆知ってらっしゃったのですよね… オベリスクを召喚するファラオ…カッコ良かったです。
その手の情報は実際アニメを見るまで知らなかったので、古代エジプトの記憶の場面には驚きました。
まさかアニメで“馬乗りファラオ”を見られようとは…そう言えば神官セトもいましたね… オープニングでのファラオ&セトの一場面はこういうわけだったんでしょうか…
古代エジプトの場面は、大まかな原作の流れを汲んでいたようですが、名もなきファラオの存在も、結局はダーツの世界滅亡のこじつけの理由とする 役割程度に終わっていたような気がしますが…それとも次回にまだ何かあるんでしょか…

では前説なしで、いきなり注目のデュエルの方へ…

オレイカルコス第三の結界、オレイカルコストリトスが発動することにより、 結界は完全無欠の完成形となりました。これによってダーツは…
1、モンスターの攻撃力アップ
2、プレイヤーのライフ回復
3、自分のモンスターへの魔法、罠を無効化する

この3つの能力を手中に収めます。

ダーツってこれらの結界のカードを3枚づつデッキに入れていたんでしょうか…
ここまで都合良く1、2、3、の順序で結界のカードドローできるなんて、やはり仕組んでいるとしか思えませんが…
二重三重の結界に守られ究極の形で自らが安心してデュエルを行える土俵を作り出すことに専念するダーツの戦術は、 カードのあらゆる可能性を信じてその場に応じた戦術を練り上げる遊戯や海馬のデュエルとは明らかに違うような気がします。
ダーツって…デュエリストとしてのレベルはおそらくそれほどでもなく、これらの強力な結界の能力なくしては、 闘うことすらできない弱虫さんなのかも…そのあたりにダーツのデッキを攻略する鍵があるような気がしてくるのですが…

さて、ダーツはこのターンライフを更に回復し、18500Pに。
そしてオレイカルコスディアモロス(前回召喚された炎に包まれたモンスター)で社長のトワイライトゾーンドラゴンに攻撃!
ライフが600の社長はこの攻撃をまともに受ければ負けてしまうのですが、すかさず『収縮』を発動。
しかしオレイカルコストリトスの効果である、魔法、罠の無効化によって阻まれてしまう…

これでおしまいか…と思った瞬間遊戯が
罠カード『迎撃の盾』を発動させて再び社長を助けるんですね。
ビックシールドガードナーを生贄にすることにより、その守備力2600がトワイライトゾーンドラゴンの攻撃力に加算され、 攻撃力4000となりディアモロスを見事迎撃します。

しかし、これによって遊戯のフィールドには自分を守るべきモンスターがいなくなってしまう…
ダーツはここぞとばかりに、4体のミラーナイトで遊戯にダイレクトアタック!!

先ずミラーナイト遊戯が…3重結界の中ではもはやダーツの攻撃命令に逆らうこともできずに、 無表情のままその手にした剣でもう一人の自分に容赦なく切りつける…
闇遊戯は苦しそうな表情をしていましたが、それでも自分が相棒を攻撃しなければいけなくなることよりは、 甘んじて相棒の攻撃を受けることのほうが、はるかに受け入れやすいものだったと思います。ある意味覚悟はできていたでしょうね。

同じようにして城之内と舞の攻撃も受け、
最後のペガサスが遊戯のデュエルディスクに切りつけた瞬間、 遊戯だけに聞こえるようにある大切なことを伝えます。

「遊戯ボ〜イ…今こそユーに託した名もなきカードを使うのデース…あのカードこそ、伝説の竜たちの封印を解く力が秘められているのデース!」
4体にダイレクトされて遊戯のライフは1500Pに。

しかし遊戯はこのペガサスの言葉に「どういうことだ!?」と当惑気味。
マジで遊戯のことを心配している社長が可笑しかったです。
やはり『オレのせいで…』という後ろめたさからくるものなのでしょうか。
でも社長、人のこと心配している場合じゃないでしょ・・・

と言う訳で、次のターンいよいよ社長が最後の反撃を開始するんですが、 この追い詰められた状況の中で社長の脳裏によぎったものは、愛する弟モクバではなく…そう…アメルダさんのことだったんです。
アメルダとの最後のデュエルシーン…そしてアメルダのセリフ…
『お前…自分なら弟を救えると言ったな…本当に救えるのか…?お前の弟を…なら見せてくれ!』

これはおそらく瀬人にとっては、アメルダの言葉が支えとなったのではなく、“オレは貴様とは違う!”という気持ちと、 アメルダさえダーツに騙され利用されていたことを知った上で、無念に散っていったアメルダの意思を引き継ぐ…といった心理もあったように思います。
やはり自らが魂を封印してしまったアメルダのことを、瀬人は瀬人なりのやりかたで常に気にかけていたんだな・・・ということが伺える良いシーンでした。
そして石板となったアメルダに向かってこう言います。
「アメルダ!…貴様がオレに託した未来・・・そしてオレ自身の栄光のロード!…それをこんなところでむざむざと潰されはせん! その目を見開き胸に刻め!…このオレのデュエルを!!」

そしてドローしたカードはクリティウス…
さすがに相変わらずの己の引きの良さに、社長、込み上げてくるワハハ笑いを堪えることができません。

さらに、ここまできたらとことん借りを作っちゃおうということで遊戯に話しを持ち掛けます。
「遊戯…貴様の場で発動できずにいるカード…オレの読みでは間違いなく“聖なるバリアミラーフォース”」

ちょっと…さすがですね社長…長年繰り返しデュエルを挑んでいる遊戯のことは全てお見通しなんです。以前“ガラスのデッキ”とか言っていたくらいですから…
それでも遊戯に勝てないのは何故!?という突っ込みは止めておきますが、貴様のカードはオレのものという感じで、 カードを言い当てられて驚いている遊戯の返答も聞く間もなく、あっという間にクリティウスと合体させ・・・
『ミラーフォースドラゴン』(攻撃力2800)を作り出します。

ミラーナイトが場にある限り勝機はない、ということで、遊戯がその効果故に発動できずにいたミラーフォースを使って、 「貴様が断ち切れない仲間との絆をオレが断ち切ってやる!」と豪語する、遊戯にとってはこの上なくお節介な社長。
…と言うよりは、遊戯は心のどこかで、自分にできないことを海馬にやってもらいたい…という気持ちを持っていたような気もします。
最終的にはダーツを倒さなくては誰一人救うことは出来ないんですから…この場合、無念の思いを胸に秘めつつも海馬に逆らえなかった遊戯の心理は、 やはり仕方が無いこととして納得せざるを得なかったからでしょうね。
本当の意味で社長の持っている真のデュエリストとしての闘志に助けられているのは、遊戯の方ではないのかな…としみじみ感じてしまいました。

社長は、一人だけまだ盾を持っていたミラーナイトペガサスにわざと攻撃することによって、 ミラーフォースドラゴンの特殊能力(受けたダメージを相手の全モンスターにはね返す)を発動させ、これによって ダーツの全てのモンスター撃破を目論みます。

ミラーナイトという仲間の盾を攻撃できないはずと踏んでいたダーツに社長はこう言い放ちます。

「貴様のほざく闇など、オレとモクバは嫌というほど見せられてきた…見たくもない心の闇の底の底…心の暗黒までも… オレたちはそれを乗り越えてきたのだ!心にあるのは、己が未来を切り裂く光!!それさえあればいい!!」

…カ…カッコいいです…
う〜ん…もしかすると瀬人ならオレイカルコスの結界のカードを使いこなすことができるのではないかと一瞬思いました…
瀬人ほど心の闇と同化し、それを受け入れているデュエリストはいないと思うので…闇の中にあっても己の信じるロードを見失わずに突き進んでいける瀬人なら闇に呑まれることもないのでは…とふと思いました。
…あ、でも考えてみればその心の強さを瀬人に与えているのは“モクバ”という光だと思うので、逆に言えば、 瀬人はモクバというかけがえの無い光の存在があるからこそ、どこまでも闇のロードを進んで行ける…
この場合“己が未来を切り裂く光”は…やはりモクバということでしょうか…

さらに瀬人は続けます。
「そいつらとて、真のデュエリストならここで消えようと悔いは無いはず・・・
全てをなぎ払え!!ミラーフォースドラゴン!ジェノサイドビックバン!!」

さすが、真のデュエリストと言う感じで納得できます。社長のこういうところが一番好きですね…
思わず前に飛び出そうとする遊戯を制止する社長の仕草は格別カッコ良かったです。

攻撃を受けた遊戯は『いいんだよ…これで…』
ペガサスは『サンクス海馬ボーイ…』と言いながら破壊されていきました。
そして闇遊戯葉、「みんな!!」…と言っただけで、以外と素直にこの状況を受け入れていました…
一瞬『相棒〜〜っ!!』とか言って泣き叫ぶのでは…?と期待していたのですが…

ついにダーツのモンスターは全滅!
…しかし、最後に受けたダメージまでも吸収し終え、破壊されたキュトラーが、いよいよその真の姿を現わすことになるんです。

そのモンスターの名は『オレイカルコスシュノロス』
その攻撃力はやはりキュトラーが吸収したダメージによって決定され、何と20000P。
しかも効果がややこしいんです。
シュノロスの身体から切り離され前衛に進み出たその両腕。
右腕が『デクシア』そして左腕が『アリステロス』
ともに、シュノロスが場にいる限り破壊することは出来ず、
『デクシア』はその攻撃力が、『アリステロス』はその守備力が、
常に相手の モンスターの攻撃力を300P上回る究極の剣と盾の役割だそうで…この二つが発動した時、その分の数値がシュノロスの攻撃力から引かれる・・・
何とも無敵っぽい反則モンスターですよね。

更にダーツはこのタイミングで
罠カード『殉教者の呪い』≪自分のカードが破壊されたとき、相手のモンスターの 特殊効果を封印し、強制的にバトルを行わせる≫を発動。

これによって社長はミラーフォースドラゴンの特殊効果を使うことができずに・・・ついに・・・ついに・・・ やられてしまうんですよね…
シュノロスの体から結界のような緑色のリングが浮かび上がり、ミラーフォースドラゴンをあっけなく破壊。
その上、再びリングは社長の胴体を容赦なく直撃!
その衝撃で社長の身体は結界に強く打ちつけられ、一瞬意識を失ったように見えました。
倒れはしなかったものの、その反動でヨロヨロと…立っているのもやっとの状況…そして間違えなくライフは0になる…

しかし、その瞬間に最後の気力を振り絞り、やっとの思いで、
罠カード『決死の希望』≪自分のモンスターが破壊されたときにその攻撃力分のライフを回復する≫を、遊戯の為に発動させます。
…ライフが0になる瞬間…瀬人は何を思っていたんでしょうね・・・
自分の力が及ばずに負けてしまった悔しさ…?
いいえ…確かに無念の気持ちはあったと思いますが、あの時瀬人の脳裏を過った思いは、己の信じるデュエルを最後まで闘い抜いたことを誇りに思う気持ちだったと思います…
この気持ちは多分…目の前の闘いから目を叛けていた遊戯には味わえないものではないでしょうか…
…そして決死の中にあってもその先にある、僅かな希望を遊戯に託したい…そういう思いがあったのではないかと思うんです。

これによって遊戯のライフは4300Pに。
思わず駆け寄り海馬の身体を支え様とする遊戯に向かって、

「遊戯…これで借りは返した……オレの屍を超えて行け…!」

…と…これが社長の最期のお言葉となってしまったんです。
それにしても今回の社長、最後の最後までカッコ良すぎでした。

「海馬ぁ〜〜っ!!」という遊戯の声が響き渡る中、結界に魂を封印される社長。
その姿はしっかりと石板に浮かび上がっていました。
何やらオレイカルコスの神も瀬人の生贄を得て余程嬉しそうでしたね。世界各地で地響きを起こすくらいですから。

さて、ここで一番辛い思いをしているのは、やはりその一部始終を見ていたモクバでしょう。
「魂のぬけがらなど…邪魔だ!!」
とダーツが、その能力で結界の外側に社長をひょいと投げ捨てる…
魂を抜かれると体重も軽くなるんでしょうか。モクバは兄の身体をその小さな身体で受けとめすがりつきます。

「目を開けてよ〜〜兄サマ〜っ!!」と涙を流しながら泣き叫ぶモクバ…
「ちくしょ〜っ!…兄サマの魂を返せ!!」

あぁ、何とも健気…でも今回はそれほど涙を誘いませんでしたね。なぜなんでしょう。
社長が負けるってあらかじめ知っていたから?
…いいえ…それは多分…こう言う理由…
今回は驚いたことに、 瀬人はやられそうになった時も、実際にやられたときも…そして魂を封印される瞬間も、モクバのことを 思い浮かべてはいなかったんですよね…これは本当に意外という以外にありません。
今回の瀬人のデュエルは…瀬人とモクバ、二人の心の繋がりや闘いの意味が、余りにも希薄に描かれていたことがかなり残念でなりません。
まぁ、瀬人とモクバの過去がメインテーマだった前回の乃亜編の時程でなくてもいいから、 もう少し何かあっても良かったような…いかがでしょうか?…吉田伸さん。

それにしてもモクバの泣き叫ぶ様子を見て“フフフ…”と笑うダーツって…もうすでに人の心を失ってますね。
王妃を失った悲しみを知っている人とは到底思えません。…というかダーツもオレイカルコスの石に洗脳されてるっぽいので、 最後には改心してくれることを未だに希望してしまうんですが…

この後ダーツはうるさいギャラリーを黙らせようということで、またまた特殊な能力を使いモクバと本田と杏子に強い衝撃を与えて気を失わせてしまいます。
この時モクバは…そっと兄サマの身体に寄り添うように横向きに倒れたんですが、それがせめてもの二人の気持ちを示すものとして今回最もジーンときてしまいました。
ちなみに本田は“カエル”のような格好で仰向けに…杏子はそっぽを向いて横向きに…でした。

さて…ここからはいよいよ三千年前のファラオの登場シーンですよ。
ダーツはなにやら種明かしが大好きなようで…
最後に遊戯にだけ、何故自分が世界を滅ぼそうとしたのか…その理由を教えてくれました。
何とその理由は名もなきファラオである遊戯にあるそうです。

オレイカルコスの結界ごと二人は古代エジプトにワープ!
そこは三千年前の王宮…
きゃ〜〜っ!!ファラオ〜〜!セト〜〜!!
原作の世界が今ここに!っていう感じです。

「正義は神の名のもとにある!」と言ってオベリスクを召喚するファラオ…凄く カッコ良かったです。
その上オシリスを従えた馬乗りファラオまで・・・あぁ、感激です。
…でも…確かファラオの馬って白かったのでは?
更に、ここにも被り物をしたダーツの姿がチラリと見えて笑いを誘いました。

ではここで、ダーツが語る、“世界滅亡の理由が何故名もなきファラオのせいなのか?” …ということなのですが、
事の起こりは、三千年前の古代エジプト。
そこではデュエルモンスターズの封印を解き、心を闇に染める者が現れた。
ダーツは人々の心が再び闇に染まるならオレイカルコスの神を復活させ世界を滅ぼすしかない!・・・と思ったが、 何とその者たちは互いに争い合い、 共に滅び去ってしまった。(…ので、そのまま放っておいた…ということなんですね)

しかし三千年の時を経た後…今になって再び…心の闇を操ることができる強き魂の持ち主が遊戯の呪われた魂に引きずられるようにして3人揃って蘇った。
それは言うまでもなく、遊戯、海馬、そして獏良クンの3人なわけですが…
えっ?…何故ここでいきなり獏良クンが…というか、ようやく終わりそうになった頃にやっと闇獏良の登場ですか?しかも横顔だけとは…
それならいっそ、3体の竜を操るデュエリストの設定…この3人にして欲しかった気が凄くするんですが。

そしてここからのダーツのこじつけが凄いんです。

「何故だ!…名もなきファラオ…何故お前は今頃になって蘇った…?
その答えは一つ…お前こそが、この人類の歴史に終止符を打つ…その宿命を背負った忌まわしきファラオだからだ…!
名もなきファラオ…お前の周囲には常に心の闇が集う…
そう…お前こそが心の闇の根源…!!
この一万年の歴史はお前の生贄により終結する!!」

遊戯ってば…“心の闇の根源”とか言われてます…
ちょっと驚きました…ダーツが名もなきファラオを狙う理由…それがドーマ編の大きなテーマの柱となっていたわけですが、 デュエルモンスターズの封印を解き、闇の力でそれを操る力を体得した名もなきファラオが、人々が心を闇に染めることになってしまったいわゆる諸悪の根源とされてしまおうとは…
…理解に苦しみます。
でもそう言いながら、ダーツだって、その忌まわしきデュエルモンスターズで作られたゲームによって闘いを挑んでいるわけで…
人々の心の闇は何もデュエルモンスターズの世界に留まるものではなく、そこから生まれたものでもないはず…
それに…もとはと言えば地球から噴出した、ダーツが持つオレイカルコスの石こそが諸悪の根源なわけで、
あの時、アイアンの言葉に従わずにオレイカルコスの石の力に操られたダーツこそ忌まわしき存在…のような気が…
さて次回ダーツはこの先の続きを何か語ってくれるんでしょうか…

遊戯は…と言えば、ダーツが語るこれらの話しを“貴様何を訳の分からないこと言ってるんだ!”という顔をして見ていたような気もしますが、 何事も信じやすく、すぐに思いつめてしまう闇遊戯のことなので、この後“全ては自分の責任…”などと、本気で思ったりしそうで怖いです。


はぁ…これでようやく今週のアニメを見ることができます…



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