心の闇に突き動かされるまま、オレイカルコスの結界を発動させてしまったオレは…
モンスターとの絆を見失いラフェ−ルの罠に落ちた…そしてオレは取り返しのつかないことを…
敗北と共に、オレの一番大切なもの…相棒というかけがえのない存在を失ってしまったんだ…
今回の闇遊戯の前説は、今の自分の素直な心境が語られていました…
闇遊戯にとって『一番大切なもの』はやはり相棒…ということがひしひしと伝わってきました…
(今まで、言葉でそんなふうに言ったところは聞いたことがなかったから)
前回のデュエルの最中の心境を『モンスターとの絆を見失い』と言うふうに、少しは冷静に振り返ることができるようになったようです。
でも、今回の話しのメインはもしかして羽蛾と竜崎…?、そんなふうに感じてしまったところが微妙でしたが…
ヘリから下ろされた縄ばしごにつかまってカッコよく立ち去るラフェ−ル…
もしかして社長よりも様になってるかも…
その後を無謀にも自転車で追って行く羽蛾と竜崎はどうやら不死身のようです。
あのアクロバットは全て二人の根性の成せる技。空中を飛ぶようにして何時の間にかはしごにつかまっていました。
ラフェ−ルは、はしごにつかまっている二人を見て、おもむろにナイフを取り出しますが…
「ワイらも仲間に入れてくれ〜」の言葉に反応を示し不意に手を止める。
もしかするとラフェ−ルはこの『仲間』という言葉に弱いんでしょうか…?
人並み以上に辛く苦しい過去を持つラフェ−ルは他のドーマの二人よりも何か情も厚そうだし…
そう考えるとあそこで羽蛾と竜崎を助けたのも分かる気もします…やっぱり結構いい人なのかもラフェ−ルって。
こちらはデュエルを終えて帰って来た遊戯たちを迎える杏子とレベッカ・・・
「ダーリン!良かったー!勝ったのね!!」と遊戯に抱きつくレベッカは、その背の高さの違いからそれが表遊戯では
ないことを悟る。(違うかな?)
遊戯が負けたということを城之内たちから聞いて、はじめは信じられなかった杏子とレベッカもそれが事実だと知る。
「遊戯!遊戯!あたしのダーリンと代わって!!」
「相棒はオレの身代わりになって…」
「何で!何でよ!!…あんたなんか、後からダーリンの身体にやってきたくせに…
何であんたが残って、ダーリンの魂が消えるのよ!!
あんたの…あんたのせいよ!!
…もとの遊戯を…ダーリンを返して!!」
やあ…まさかあそこまでレベッカが言うとは正直思いませんでしたが、ある意味本当のことだけに、
ここでこういうセリフを言わせる吉田伸さんは凄いと思います。
きっとこれが、今闇遊戯の心を支配している最も苦しんでいる理由の一つなわけですからね…
何故デュエルに負けた自分ではなくて、
本当の自分である相棒の方の魂が奪われたのか…自分だけが助かってしまったことが、自分のせいで相棒を失ってしまったことが
闇遊戯の苦しみの一番の理由。
さすがにもう涙は見せませんでしたが、心の葛藤に苦しむ表情はやはり予想通り…というか表遊戯の支えがないと何にも出来なくなっちゃうのは
いつものことなので、闇遊戯が今ここで、目いっぱい苦しむのは仕方のないこと…というか今はいっぱい苦しんで反省する時だよ〜
この状況から自分の力で立ち上がることが出来なければ闇遊戯はこの先もずっと自分の弱さを克服することは出来ないのだから、
レベッカの言葉はきっと闇遊戯の心に大きく響いたのではないでしょうかね…
「レベッカの言う通りだ…相棒は最後までオレがオレイカルコスの結界を使うことに反対していた…
オレは相棒を…全てオレのせいだ…」
とそこまで言ったところでついに城之内が闇遊戯にキツ〜イパンチを一発!!
う…凄く痛そうでしたが…かなり遠くへ吹っ飛びましたものね…
前回の予告で城之内が遊戯にパンチを食らわすことは分かっていたわけですが、
でも私としては、あのときの城之内が遊戯を殴るタイミングがちょっと違うんじゃないかな、とも思えました。
闇遊戯は自分の犯してしまったことについて苦しんでいるだけ…ドーマを倒すという戦意まで失っているわけではないのだから
…むしろ殴るんなら、その次の遊戯のセリフ
「いいんだ…それは本当のことだ…オレたちにドーマを倒す力なんてなかったのかも知れない」
と言って自分の掌を見つめている時に『バカヤロー!!』とか言ってパンチをおみまいして欲しかったような…
さて、ドーマが拠点としているビジネス街のど真ん中にある高層ビルに連れて来られた羽蛾と竜崎。
そこでいよいよダーツさんに引き合わせてもらうことになりましたが…
今日のダーツさんは何故かとっても素敵。スーツが似合いすぎでエメラルドグリーンの髪の毛を腰のあたりでフワッと束ねたところや
ワイングラスを持つ手の感じが、思わずペガサスを連想させます。
ファラオの魂を仕留めたと思い込んでいたラフェ−ルは、実はそれが名もなきファラオの器の方の魂だったことを知る。
やっぱり気がついてなかったんですね…
以外と詰めが甘いとこがあることが判明したラフェ−ルですが、今一度闘うという言葉に
羽蛾と竜崎がここぞとばかりに進み出て、
「その役はどうかワイらにやらせてくれ〜!」と頼みこみます…
「ワイらは本気やー本気でつよーなりたいんやーオレたちは遊戯と城之内が現れてから、ずっと屈辱を
味合わされてきた…デュエリストのプライドを粉々にされてきたんだ…」
この時流れたキングダムのデュエルは凄〜く懐かしくて良かったな…みんなの顔が今より幼く見えたような気もします。
オレイカルコスの力を欲する羽蛾と竜崎にダーツがカードを二人にそれぞれ一枚づつ渡します。
何も描かれていないそのカードは、自らの力でオレイカルコスのかけらをその手につかみ取ることで、はじめてオレイカルコスの結界のカードとなるらしいが、
もし掴み取ることが出来なければ魂を奪われる…
何かこの設定、千年アイテムに魂を試されるのに似てますが…
つまりオレイカルコスのかけらに自らの心の闇を試されるわけなんですね…なぜならオレイカルコスは闇の力が強ければ強いほど大きな力を発揮することが前回のデュエルで分かっていますから…
まばゆい緑色の光を発するオレイカルコスのかけらに必死で手を伸ばす羽蛾と竜崎…
一度はもうダメかと思われましたが、ついに根性でかれらをその手に掴み取る二人の姿には凄まじい執念を感じました。
この二人の心の闇もかなり強いってことですよねぇ。
これで羽蛾と竜崎もドーマの一員として、何ともあっさりと…認められたんですが…
ダーツさんって見た目よりものわかりがいいというか、むしろ二人を仲間に入れたがってるようにも見えたんですが…
実は今、ドーマは人手不足だったりとか…そう言う理由も、もしかするとあったりするんでしょうか…
その後二人が案内されたのは、デュエルモンスターズのカードが一面に飾られた部屋。
ショーケースにもズラリとカードが並べられてましたが…
これらあゆるカードを使って羽蛾と竜崎はデッキを構築することが許される…
レアカードが何より欲しかった二人にはこれはもうおいしすぎるお話…
これでさっき命がけでオレイカルコスの力を手に入れた甲斐があったというものです。
それにしても本当に凄いカード部屋でした…あんな部屋が本当にあったら、きっと一日中いても飽きないのでは?と思った私は変でしょうか…
こちらは再び遊戯たち…
ドーマの目的…それは”人間の歴史の清算”
ホプキンス教授が解読した碑文によると、
”ドーマの正体はおそらく遥か昔、地上の楽園と言われたアトランティスに生きたものたちの末裔…
だが、高度な文明を持つアトランティスは、突然一人の王によって呼び覚まされたモンスターによって滅ぼされた…そしてアトランティスの
王家は、代々不思議な力を持つ石によって神の力を授けられたと言う…”
と、そこまで分かっているらしい。
そしてその続きを解き明かすための研究途中の資料が、フロリダの博物館にあって、きっとそこにはドーマの
秘密を暴く鍵がある!!
…というわけで、そこに少しでも早くたどり着くために城之内たちは海馬に力を借りようとするんですね…
始終俯き加減の遊戯の表情が痛々しいとは思いましたが、前回あそこまで、自分を見失っていた闇遊戯が、
あの時オレイカルコスの結界の中でいったいどういう心理状態だったのかということを、今回のアニメでもっとしっかりと描いて欲しかったとも思いました。
この程度の内容では先週の闇遊戯のとった行動についてのフォローができてないような気がします…
でもそう思うのはやっぱり私だけ?
所変わって、KCの社長とモクバ。
電話中の社長はデュエルモンスターの事件以来、落ちつづける株価とKCの株が40%以上も何者かによって買い占められてしまった原因について探るように命令を下します。
モクバは弟を思うアメルダの気持ちが分かると言い、本当は悪い奴じゃないアメルダとは闘って欲しくないと言う…
健気なモクバの言葉が胸を打ちますね…しかし海馬は…
「ドーマを倒さぬ限り海馬ランドにも、KCにも未来はない…」と言いきっていました。
と、そこへ、城之内から電話が…
「凡骨か…つなげ…!」には思わず爆笑でしたが、城之内と聞いて素早く反応するモクバも良かったです。
きっとモクバにとっては城之内たち仲間の力も、今のこの状況を打開する一つの大きな力になるという気持ちがあるんでしょうね…
兄は絶対いやがる、城之内たち仲間に頼りたい気持ちが…
「ドーマの手がかりをつかんだんだ!フロリダの博物館にそいつがある…お前の力でそこに連れてってくれ!
早くしないともう一人の遊戯の魂が…」
…つい口を滑らせる城之内の一瞬の言葉を海馬は聞き逃しませんでした!
さすが!!遊戯のことになるとどんな些細なことにもすぐに反応してしまう社長の態度は素直過ぎ…
「遊戯!!まさか…負けたのかっ!!」
(画面の向こうに俯いている遊戯の姿が見える)
と、ここで思わず机を力いっぱい”バシッ!!”叩き立ち上がったかと思うと怒りにワナワナと肩を震わせる…
「ふざけるなっ!!…あのデュエルタワーで貴様に預けたデュエルキングの称号を、どこの馬の骨とも
わからぬ相手に奪われたというのかっ!!」
(さらに顔を叛け表情を歪める遊戯。しかもすでに負け犬の扱い)
しまいには受話器に向かって噛みつきそうな勢いで怒鳴る海馬…
「見そこなったぞ!遊戯!!負け犬の貴様など何の用もないわ!!」”ガシャッ!!”…
凄い剣幕の海馬のリアクションには最初から最後まで爆笑でした。
海馬にとって遊戯がデュエルで敗北するということは、絶対許せないこと…
遊戯を倒すことが最終目的の海馬は、遊戯が自分以外の人間に負けることが耐えられない…
こういうのって…丁度何か自分がもの凄く大事にしていたものを、誰か他の人に横取りされたような気分というんでしょうか…
自分が追い求めるものにいつも最高の価値観を見出していたい海馬にとっては、その夢を壊されてしまったというか…ある意味遊戯に対してと、もう一つ自分自身にも腹が立ったという感じでしょうか…
どちらにしてもデュエルに負けて、相棒を奪われ、しまいには海馬にも罵声を浴びせられ…
闇遊戯の苦悩は、まだまだこの先もしばらく続きそうな予感がしてきます。
さて、来週はアニメはお休みですが、次の週は久々のスペシャルらしい…
遊戯VS羽蛾、城之内VS竜崎…王国以来久しぶりに繰り広げられる、この組み合わせのデュエルの行方に期待したいですね…
そう言えば、かき忘れましたが(笑)今回のアメルダとヴァロンも良かったですね〜久々に3人揃っていい感じでした〜
今日の作画は高橋和徳さんでしたが、原画に加々美さんが入っていたので、絵は大変美しかったです。
社長の電話を持つ手の指の一本一本の動きまで表現されていたのには思わずうっとり…
こうなると今回デュエルシーンがなかったことがますます悔やまれる…
来週の作画はちょっとやな予感。
ついにオレイカルコスの結界を使ってしまった遊戯。
遊戯は勝つのか、負けるのか…
先週の展開から様々な憶測が飛び交いましたが、デュエルの結果は結局、遊戯の敗北という形で終わってしまいました・・・
しかし、オレイカルコスによって魂を封印されたのが、闇遊戯ではなく表遊戯だったというところに、今回の話の重要な意図があったのではないかと思います。
今回のアニメについては、賛否両論があるのではないかと思いますが、私は…と言えば、結論的には”賛”と言っておきましょうか…
でもデュエルの内容は、はっきり言って目を瞑りたくなるようなシーンの連続で、『あんなの遊戯じゃな〜い!!』
をひたすら連呼してましたね…
今後の話の展開上、仕方のない設定だったのでしょうが、あそこまで
キャラクターのイメージを根底から壊してまで、遊戯の闇を表現する必要があったのでしょうか…?
未だに闇遊戯がああいう負け方をしたことには、納得できませんが、一先ず怒りをぐっと堪えて、順を追って今回のデュエルを振り返ってみたいと思います。
オレイカルコスの力を得て、攻撃力のアップした竜騎士ブラックマジシャンガール。
攻撃力が変化したことによって「水晶の封印」は解けるが、ティマイオスとオレイカルコスの、決して交わることのない光と闇の力の反発によって、ティマイオスは消滅してしまう。
ティマイオスから振り落とされ、鎧が消えて、キョロキョロあたりを見まわすガールがとてもかわいかったんですが、ここで闇遊戯の怒り
が爆発…!
いきなり『ウオ〜〜!!』
…闇遊戯を包みこむ暗黒色のオーラは、怒りと共に増幅してゆく遊戯の中の闇の部分…
「…だが…オレイカルコスの結界がたとえ罠であっても、オレはこの力で闘うしかない…」
う〜ん、この辺まではまだ、いつもの遊戯とそれほど変わりません…
手札より
「手中掌握」を発動することによって、エクスチェンジでラフェ-ルの手に渡った「ネクロマンシー」を使わせます。
その効果により、遊戯の墓地に眠る4体のモンスターが守備表示で出現し、そのうち2体を生贄にして
ブラックマジシャンを召喚…
遊戯の場のモンスターがオレイカルコスの力を得て次々にダークモンスター化して怖〜い顔に変わってゆく様子は見ててもすごくイヤでした…
あのかわいいクリボーちゃんまで…でもダークモンスター化してもやっぱりかわいいクリボー5兄弟…
「これがオレイカルコスの力か…」
オレイカルコスの力の虜になりつつある闇遊戯を、結界の外側から表遊戯が見守っていましたが…
闇遊戯は「クリバビロン」で「ガーディアングラール」に攻撃しますが、
ブラマジの攻撃は「死者の加護」によって強制終了されてしまう。
…そこへ、城之内たち3人が到着。鮮やかにあの絶壁を滑り降りてくる芸当を、やっぱりフツーにやって見せてくれましたね…
城之内は、オレイカルコスの紋章が額に浮かび上がった闇遊戯の姿を見てやはり取り乱していました…
舞の時で散々あれほど辛い思いを植え付けられたオレイカルコスを、今度は遊戯が使っている…
「なんで遊戯に奴らの紋章がついてんだ…!!」
「そんなの、使ったからに決まってんだろー」…羽蛾、最高です…
このあたりで、遊戯は2回目の『ウオ〜〜!!』をやりましたね…
益々大きくなってゆく遊戯の心の中の闇…オレイカルコスの力を我がものにして、自信満万の闇遊戯はまるで別の人を見ているようでしたが…
一方、ラフェールはあくまで自分のモンスターを信じ、落ちついてデュエルを進めてゆきます。
「死者転生」によってグラールを墓地からデッキに戻し、更に光の護封剣を発動。
「我がモンスターたちよ…私に力を…!」
モンスターを粗末に扱う遊戯と、何があってもモンスターを墓地に置きたくないラフェールを対照的に描きたかったんでしょうが、
ここまで立場逆転っていうのもねぇ……
こう言うところが絶対納得できないというか、今まで長い間を経て形作られていた闇遊戯という人物のイメージをあまりにも歪曲してしまっているというか…
それほどまでに、オレイカルコスの結界が人間の本質を変えてしまうほど大きな力を持っているということを言いたかったのか、
それとも、闇遊戯の心の中の闇がそれほどまでに大きかったということが言いたかったのか…
はたまた、バトルシティなどの数々の闘いを経た闇遊戯はいつの間にか、ああいう戦い方もありみたいな
デュエリストに少しづつ変貌を遂げたということを言いたかったのか…まあ、これではないと思いますが
そして遊戯はついにカタパルトタートルを召喚して、次々にモンスターを生贄として射出するという暴挙(?)に出てしまうわけですが…
自分が飛ばされると思っていないブラマジが、マスターから命令を受けて『えっ!?』という感じで驚く表情が、切ないを通りこして何だかおかしくさえ思えてしまいました…
これが、あのパンドラ戦の時と同じ人間のすることかぁ〜!!
「オレの勝利には揺るぎがないぜ…!」…今まで一度だってデュエルの途中でそんなセリフ言ったことなかったのに…
それはいつもデュエルの敗者となる相手が言ってる言葉でしょ〜〜!
さらに次のターンでガールまで生贄にして飛ばしちゃう…うろたえ、哀しげな表情をマスターに向けるガール…
それさえもう今の闇遊戯には届いないんですね…
このターンでの勝ちを確信した遊戯。
しかし
ラフェールが「収縮」を使ったことによりガールの攻撃力が半減し、ラフェールのライフは100残ってしまう。
思わず『しぶとい…』…でも次のターンカタパルトタートル自身を生贄にする…『オレの勝利だぜ』とまたまた根拠のない勝利を確信…
この辺で愉快だったことと言えば、ガールの射出をもろに受けて、ズズズズズーーーと後ろに飛ばされた上その場にしりもちをついてしまった
ラフェールのリアクション…
結界によって出来たシールドがなければあのまま飛ばされて谷底にまっ逆さま〜に違いありませんでした。でも何かわざとっぽいやられ方でした…
「あんなの遊戯じゃねぇ…一体、一体、自分のモンスターを生贄にして勝つなんて…真のデュエリストがすることじゃねぇ…!」
…確かに…そうかも知れないけど…でもずーっと前、キングダムでも闇のプレイヤーキラーの闇晦ましの城打ち落とすために「竜騎士ガイア」飛ばしたときはそんなこと言わなかったよね〜
モンスター生贄召喚する時だって、そのモンスターの魂を犠牲にすることにおいては、同じように生贄…
そんなに非難されるようなことかな〜どの生贄が良くて、どういう生贄が真のデュエリストなのかって定義なんてないはずなのに、
勝利のための一つの戦術としての生贄行為をあそこまで大げさに、真のデュエリストとしてあるまじき行為と決め付けてしまうことに
どうしても納得できないし、違和感がありすぎ…
と…ここで、まだ地面に寝たままのラフェールがわざとらしく起き上がりながらこう言う。
「ははは…勝ちたい…勝ちたいよな…誰だって…どんな手を使っても…見事だ…名もなきファラオ…
勝利を確信した気分はどうだ…?
お前は十分に証明したよ…お前に心の闇が存在することを…
名もなきファラオ…お前は勝利への焦りから、自ら罠におちたのだ…オレイカルコスの結界は、
心の闇が強ければ強いほど、その能力を引き出すカード…
まだ気がついていないのか…
自分の場を見渡してみるがいい…
お前は勝利への執念から、愛らしいモンスターを醜く変えた…より強力な力の虜になって…
お前はオレイカルコスの結界を使い、自らティマイオスの力を封印した…
デュエルモンスターズ界に伝わる伝説の力を…私が真に恐れていたのは、伝説の竜の力のみだったとも知らずにな…」
とても長いセリフですが、このラフェールの言葉に今回のストーリーの主題が集約されているような気がします。
はじめ遊戯は、オレイカルコスのカードなど使う気はなかった。
でも起死回生をかけて使ったオレイカルコスは
始めからラフェールのし掛けた罠だった。
それも闇遊戯の心の中に存在する一番弱い部分…闇と称される部分をうまく利用することによって
自ら敗北へと導かれるように周到に仕組まれた罠…
ラフェールは遊戯とのデュエルに勝利し、魂を封印するために、二人の遊戯にとって結果的に最も残酷な手段を使ったと言えます。
でも、この心理戦がなくても結局遊戯は今回のデュエルではラフェールには勝てなかったのでしょうね…
ラフェールは強すぎました…というより、自分のモンスターを信じ、尚且つ冷静沈着にゲームを進めるという面において、
今回ばかりは遊戯よりもラフェールのほうに圧倒的に軍配が上がるでしょう。
だから遊戯がデュエルで負けることは構わない…でもああいうセリフだけは絶対に言って欲しくなかった。
「見るな…そんな目でオレを見るな…」あんなセリフだけは…
ラフェールの最も信じるしもべ、「ガーディアンエアトス」がついに召喚され、その特殊効果「聖剣のソウル」によって
墓地からフィールドに呼び出された遊戯が生贄に使ったモンスターたち…
ブラマジ、ガール、ガードナー、ガゼル、バホメット…5体のモンスターたちが哀しそうな目をマスターに向ける…
わぁ〜もうこれじゃ、あの時のパンドラ戦そのままじゃん!!
「名もなきファラオ…思い出すがいい…お前がこのモンスターたちに何をしたのか…
お前の心の闇が、このモンスターたちを死に至らしめたのだ…」
…ここ。ここです。私がどうしても納得できない理不尽な遊戯敗北の理由。
モンスターを生贄にする=死に至らしめた…モンスター生贄は立派な戦術…それがどうしてここまで重要性を帯びて
極悪非道な行為と見なされるのか…
だから遊戯には「そんな目でオレを見るな」なんて言って欲しくなかった…
自分の勝利を信じてしたことなんだから最後まで正々堂々と負けて欲しかった…
そんなふうに感じてしまう私は間違ってるんでしょうか…
しかも遊戯が生贄にしたモンスターたちの合計値がエアトスの攻撃力に加算され、エアトスの攻撃力は10000に!!
「モンスターたちの怒りを受けるがいいー!!」
「わあ〜〜〜!!!」
ですからね…本当にこの辺りは見るに耐えないシーンでしたが…
私が思うに、遊戯のモンスターたちはあの状態でも決してマスターに対して怒りなんて抱いてないと思うんです…
確かに自らの心の闇を露呈してしまった闇遊戯に哀しみの念は抱いたとは思いますが、恨む気持ちはなかったと思います…
むしろ仕方のないこと…と感じてたんじゃないでしょうか…まあ、モンスターたちの心理までは分かりませんが…
エアトスの攻撃を受けて、ついにライフが0になってしまった遊戯…
ああ…あのライフが0になった瞬間、全身の力が抜けてく気がしました…
オレイカルコスの外側でその様子を見ていた表遊戯。
「もう一人のボク…!!そうだ、これで…!!」
千年パズルを打ちつけて何とか結界を解いた遊戯はそのまま闇遊戯のところに行き、オレイカルコスに魂が封印される
瞬間、闇遊戯の背中を押して自分自身がその結界の中心に入ってそのまま魂を封印されしまった…
「もう一人のボク…信じてるよ…もう一人のボク…」
「相棒…相棒…!!」
泣、泣、泣、・・・・・・・・(これは私…
あそこで、闇遊戯のかわりに表遊戯の魂が封印される…これは全く予想してなかった衝撃的なシーンでしたが、今回の話の中で最も良く理解できたと言うか、納得できたというか…
実に説得力のある結末だったと思います。
それまでは、このデュエルは一体何!?吉田伸さんは一体何を言いたいんだ〜と思って見てきましたが、最後のあのシーンを見たことによって、
はじめてこのラフェールとの苛酷なデュエルに込められたテーマのようなものが見えてきたような気がしました。
まずきっと、自分のせいで相棒が…という思いが闇遊戯の心を何よりもまず苦しめるでしょう。
このことによって背負うことになるであろう試練に、これから闇遊戯は一人で耐えてゆかなければならない。
闇遊戯は、自分自身を責める気持ちがまず圧倒的に強いので、自分が深く傷ついていればいるほど、この状態から
再びたちあがることができるようになるためには相当に強靭な精神力が必要になる…しかもいつも自分を支えてくれる相棒はいない…
ドーマを倒し、デュエルモンスターズ界を救う、という目的の上に今度はさらに遊戯を助けるという、もっと大切な重い使命が生まれた…
でもこれが、闇遊戯に課せられた試練。いつもどこかでもう一人の自分に頼ってきた自分自身の弱い部分を、これから闇遊戯はまざまざと思い知らされることに
なるんでしょね…
でもそれを乗り越えることが出来た時こそ、闇遊戯は自分の心の闇から抜け出すことができるのであり、
弱さを克服して、相棒を取り戻すことができるのではないのでしょうか…
さて、久々に登場アメルダさん。ヘリでラフェールをお迎えに来ましたが…
『受け取れ〜』と荷物のように無造作に放り投げられる遊戯があまりに哀れでしたね…
ところで、どうやらラフェールは自分が封印したのは名もなきファラオの魂の方だと思ってるみたいですね…
羽蛾と竜崎はやはり行ってしまいましたか…ラフェールさんのところに…
『大丈夫か?』『心配させやがって!』『良かった!』と口々に言う城之内たちに対して、
「オレは無事なんかじゃない…オレの代わりに相棒が…
オレは…オレは…相棒ー!相棒ー!!」
という闇遊戯の号泣が、深い谷間にこだましていましたね…
ああ…闇遊戯が泣いてるとこはじめてみましたが…
でもあれで泣かなきゃ、やっぱり怒る!!
そうそう城之内が死んだ(死にかけた)時も泣かなかったのに…ね…
それにしても、こんなところを杏子やレベッカが見なくて良かったと思うのは余計なおせっかいでしょうか。
…本当に体力も気力も酷く消耗した今回のアニメ…来週は少し息抜きの内容…でもなさそうですね…
最後にここで一言いいでしょうか…
きゃあー!!来週は加々美さんの回だあ!!予告のあの作画は絶対、加々美さんか高橋さんですよね…
遊戯が負けて苦しんでる時に不謹慎ですが、来週がすごく楽しみです…