相棒を失ってしまったオレは、その焦りから羽蛾の挑発に乗り、突き上げる感情を押さえきれないまま羽蛾を倒してしまった。
こんなことをしたって相棒を取り返せるわけもないのに…そして暴走する列車は、オレたちを乗せたまま線路を飛び出し谷底へ転落してしまったんだ…
この前説を聞く限りでは、前回あれほど羽蛾に対してめちゃくちゃな攻撃を繰り返してしまったことについて、闇遊戯は、自分自身のことを、自らの感情をコントロールできずにやってしまったことだったと、さり気に分析しています。
ティマイオスのカードを使えなかったことへのショックから、自暴自棄になっていったようにも感じますが
相棒のことを思う余り、羽蛾の魂を奪うことの意味も考える余裕はなかったということなのでしょうか…
と言うよりむしろ、羽蛾の魂を封印してしまった罪悪感よりも相棒を取り戻せないことへの絶望感の方を強く感じてしまいます。
竜崎を助けると誓って魂を封印した城之内に対して自分の感情に流されるまま相手の立場になど一時たりともなれなかった闇遊戯…
そこまで自分自身を見失ってしまった闇遊戯を、再びデュエリストとして立ち上がれせることができるのは、やはり
表遊戯の存在しかないのでしょうか…
今回の吉田伸さんの脚本も、キャラの真髄に迫るという点で、いよいよその本領を発揮してきたという感じです。
台詞が最高!…二人の遊戯が語る言葉の一つ一つはどれも共感でき、そして納得できました。
表遊戯に至っては、えーっ!?そこまで言っちゃうのーっ!?ということまでバシバシ言ってくれたので、
私としては、もう気分爽快です。とにかく良くしゃべる遊戯は大好き!
そして思い悩む遊戯も泣いてる遊戯も凄く好き!…です。
その上今回の作画は寺澤伸介さん…(乃亜編で1度だけ担当された方で、絵の雰囲気が王国の頃を思い起こさせて、ちょっと幼い感じの遊戯が懐かしくて凄く好き。つなきあきさんの絵にもちょっとだけ似てるような気が…)
と言う訳で、絵も脚本も良かった今回のストーリーは私のお気に入りの一話に決定です。
さて、列車が転落した瞬間、ファラオの気配も途切れたらしく、焦るダーツさん。
アメルダとヴァロンはいないようだったので、すでに社長と城之内のもとへ出向いたのでしょうか?
一人残っていたラフェ−ルがファラオの捜索へと向かいます。
列車は深い谷底の渓流の中に落っこちてました。何とも無残です…普通は絶対に助かりません…
そして遊戯たちの行方は…?
…いきなり闇遊戯の夢の中の光景が再現される…ラフェールとのデュエルでエアトスの攻撃を受けライフが0になり、
オレイカルコスの結界により魂が封印される…そしてそれを闇遊戯の身代わりになって受ける遊戯…
『相棒〜〜っ!!』と言うところで夢から覚めて”ガバッ”と起き上がる…トラウマですね・・・もう完全に・・・
遊戯と杏子は助けられ、小屋のようなところに寝かされていました。
ようやく目覚めた二人のところに飛び込んできたのは狼(?)。きゃぁー!”シルバー・フォング”
と一瞬思ってしまいましたが、ぺロぺロと杏子のほっぺたを舐め、
次に遊戯の顔もペロペロ!…くすぐったそうにしている遊戯の顔は笑いを誘います。闇遊戯、可愛い過ぎ…
この人懐っこい狼の名前は「サニー」。そしてサニーと一緒に遊戯たちのところに来た女の子の名前は「クリス」。
”あんな高い所から落ちてケガ一つないなんて軌跡ね!…ニコッ!”というクリス。
うーん確かにその通り…あまりの白々しさに思わず笑ってしまいました。
そしてもう一人の新キャラ、謎の仙人のおじいさんの名は「アイアン・ハート」…この谷の番人だそうです…
谷間にバラバラになって落ちていたカードを拾い集めて遊戯に渡すアイアン。
(何でカードだけが地面に落ちてるんだ〜とちょっと疑問にも思いましたが)
手渡されたカードの一束の番上にあったティマイオスのカードを見て、
「これはもうオレには使えないカードなんです…」と告げる遊戯。
いつも偉そうな口をきいている闇遊戯が敬語を使うと何だか可笑しい上、違うキャラに見えてしまうんですが、
結局ティマイオスのカードはアイアンさんが預かることになったようです。
前回、
安否が気遣われていた(?)羽蛾は、一人だけ麓の町へ預けられたそうで、何故ならそれは魂のぬけがら状態だったから…
その話を聞き、「それはオレがやったんだー」と更に自分自身を責める遊戯。どんどん思いつめて暗くなっていくばかりです。
その様子を見たアイアンさんは、まるで遊戯の心を見透かしたように話し始めます。
「その昔、大地と人間は愛と知恵のもとに一つじゃった…大地には優しさと善意が溢れ、孤独な人間など
どこにもいなかった。時は変わったのじゃなあ…君はどうしようもない孤独を漂わせているようじゃ…」
「オレはかけがえのない相棒を失いました。オレはその魂を捜す旅をしているんです」
と遊戯。
「会ってどうするね…?」
その真意を問いただそうとするアイアンじいちゃん。
「わからない…ただ一言、謝りたい…」
そう…おそらく今の闇遊戯に考えられることは、精々それくらいのことでしょう。
何故なら、今、闇遊戯が相棒に会いたいのは、行き場のない苦しい自分自身の心を相棒に何とかしてもらいたいと思っているのだから。
いつも相棒に答えを導き出してもらっていた闇遊戯にとって、おそらく自分自身でこの先どうしたら良いのかという答えを
見つけ出すことは不可能なことなのでしょう。…というか、相棒と別れてから、闇遊戯は少しづつダメージから回復するどころか、
ますます心の中の闇が広がって、それをコントロールすることも出来ずに、暗い性格に拍車がかかり、自己嫌悪のかたまりのようになっていってますし、
まるで相棒がいなくなったことによって、自分自身の魂までもが削がれていっているような
救いようのない(ダメダメな)状態が続いていましたから…
全ては、相棒と再会することで…もう一人の自分の心と触れ合うことでしか、解決の道はないとうことを知って、
アイアンじいちゃんは、遊戯に石の荒野の試練を受けさせることにしたのでしょうね…
『石の荒野』とは、この世に漂う魂が集まると言われている超不気味、超危険な場所で、
4人は切り立った崖伝いに、ほとんど命がけでその場所に向かいます。
このときにアイアンじいちゃんが言った言葉好きでした。
「人の魂のかけらは、色々なものに宿る…その人が触れた木々や草花…踏みしめた大地…」
…何か詩的ですよね…吉田さんの書く台詞って…
そして、このときも闇遊戯の頭の中は相棒でいっぱい!
その『石の荒野』に行けば相棒に会える…
オレは相棒に会いたい…相棒…相棒…相棒…相棒ぉ〜〜!!
あまりの一途さに、込み上げてくる笑いを堪えきれませんでした…笑ってゴメン!遊戯…
そしてようやく「石の荒野」に到着
その場所の地面には、土の上に丸くフィールドのようなものが描かれている。
遊戯がその場所に足を踏み入れると、遊戯に曳かれた怨念たちが次々に遊戯の前に亡霊のような姿になって現れては、消えて行きます。
やあ…とっても懐かしい顔ぶれで、私はもうその亡霊たちをみているだけで、相当楽しめちゃいました。
まず一人目、闇のプレイヤーキラー、迷宮兄弟、キース、レア・ハンター、パンドラ、
マリク…マリク…きゃぁー!!マリクですよ〜!!ニヤリと笑った意地悪そうなその顔が懐かしすぎでした…ああ久しぶりにマリちゃんが見れてとっても幸せ…
そして最後は羽蛾…闇遊戯は恨みに満ちたそれぞれの亡霊には目もくれずに進み、
ついにフィールドの中心まで来ると、そこに表遊戯の姿が現れます。
「もう一人のボク…」
と生気のこもらない冷たい声で言い放つ表遊戯。
「相棒!!」
…闇遊戯が近づいて触れようとしても、表遊戯の身体をすり抜けてしまう。
「どうしてキミは、ここにいるの…?」
ぼんやりとした表情の表遊戯。
「オレは、どうしてもお前に会いたかった…」
(聞いてくれ〜!相棒ー今までのオレの苦しみを〜!)いよいよ告白をはじめます。
「会いたかった…?こんなぬけがらのボクに…?」
あしらうような態度を崩さない表遊戯。
「相棒…オレにはもう分からないんだ…何がいいことで…何が悪いことなのか…!
相棒といた時には自然に感じられた優しさも、思いやりも、今のオレには空しいだけだ。
これ以上闘い続けても、人を傷つけるだけ…奴の…ラフェ−ルの言った通りだ…
オレの心の中には巨大な闇が眠っている。オレはもう…自分の記憶を取り戻すことさえ怖いんだ…」
ウルウルと震える声で相棒に訴えかける闇遊戯…
相棒を目の前にして、ようやく本心を明かしましたが、”相棒といた時は自然に感じられた”という言葉に
闇遊戯にとって相棒がどれほどかけがえのない存在だったかということを感じました。
闇遊戯は相棒と別れてしまってから、全てのことを自然に受けとめることができなくなっていた…仲間の励ましの言葉やいたわりの言葉も、
決して心に響くことはなく、ただ空しいだけ…今まで、”相棒”というフィルターを通して全てを感じとっていた闇遊戯にとっては、
その自分を包み込んでいてくれた暖かな支えを失い、全てをどの様に受け止めていいのかもわからなくなっている…
これはもう、重度の相棒依存症に違いないと思いますが、闇遊戯の表遊戯に対する思いが溢れた良い台詞だったと思います。
しかし、そんな闇遊戯の告白を聞いても、表遊戯はさらに冷たく闇遊戯を突き放します。
「もう一人のボク…そんな弱音を吐くためにボクに会いに?
こんなところで泣き言を言うために、キミの魂はこの世界に蘇ったの?
…いつかこんな時が来ると思ってた…何時かキミと闘う時が…それが今だ!
キミが本当に心の闇に染まってしまったというのなら、この場でボクがキミを倒す!
確かにデュエルでは、ボクよりキミのほうが圧倒的に強いけど…ボクは必ずキミに勝って見せる!
それでボクとキミは永遠にお別れだ!」
う〜ん!表君最高!!
いいぞ〜!もっと言っちゃえ〜!
闇遊戯は相棒の言うことしか耳に入らないんだから、相棒がここで一発ガツンと言ってあげなきゃね…
と言うか、これが本当の逆療法というやつですよね。
いつも相棒に頼りっぱなし、甘えっぱなしの闇遊戯を
立ち直らせるためには、こうやって突き放すしかないんですよね…
それも、一番優しい言葉をかけてもらいたいと思っている相棒から、最も酷い言葉を浴びせ掛けられるという、
究極の立ち直らせ方を考えた表遊戯はさすがです…
魂封印されてまで、もう一人の自分の心配をしなければならない表君苦労しますよね…色んな面でますますこの二人のこういう関係が興味深く感じられます。
そしていよいよ始まったW遊戯のデュエル!!
表君のターン…モンスターを裏守備表示!
闇遊戯のターンでガゼルを召喚、裏守備モンスターを攻撃!
(このデュエル、何と二人の手札は全て同じになっているらしい)
そのためガゼルでガゼルを破壊することに…
更に次のターン表君はクリッターを裏守備表示!
闇遊戯のターンでキマイラを手札融合で特殊召喚、更にαを召喚!
このターンの闇遊戯の攻撃によって表君のライフは1900になってしまう…
(クリッターの効果を表君が間違えて言っていたのは、デュエル設定の彦久保さんのせいなんでしょうか…それともまさか単なる風間君の読み間違え…?)
最初は相棒とのデュエルをやりたくないと言っていた闇遊戯も、一度はじめると結構夢中になってます…特に勝ってるうちは…
表君はリバースカード1枚伏せ、手札抹殺を発動!
「やめてくれ!相棒!オレたちが闘うなんて無意味だ…!」
いきなり手札抹殺を使われてビビってるんでしょうか…
「何故、そんなことを言うの?」
「だってそうだろ…!」
「もう一人のボク…確かにキミは強い…一見キミは完璧さ!…けど、ボクには良く分かる…
キミの弱点…心の闇が…!!
そうさ…キミは心の底ではとても傲慢なんだ…プライドにこだわって…いざとなれば自分の考えだけを貫こうとする…
でもそれじゃダメなんだ…!たった一つの価値観なんかで、人の心は割り切れない…
例え自分が傷つこうと、相手の心の闇ごと背負う覚悟がなければ、人の苦しみや悲しみは絶対に見えてこない…
羽蛾君だって・・・舞さんだって・・・いやドーマの三銃士だって…みんなが苦しむ悲鳴は聞こえてこない…!!」
「みんなの苦しみ…」
「そうさ…けど…今のキミじゃ誰も救えない…自分が傷つくのを恐れているだけの、臆病者のキミにはね!
そんなキミが人々の上に立つ王だったなんて笑わせるよ!」
表君、再び言ってくれましたね…一見完璧そうに見える闇遊戯の本当の弱点、それは”心の弱さ”
王国での海馬とのデュエルで、海馬の命を顧みず攻撃してしまったのも…
ラフェ−ルとのデュエルでオレイカルコスの結界を使ってしまったのも…
まだまだ数え上げればきりがありませんが、
自分が傷つくことを恐れるあまり、そういうことには目を叛けて、いつも自分の考えを押し通そうとするのは闇遊戯にとっては何時ものことですよね
そして、そのことによっていつも傷つくのは相棒のほうでしたよね…だから、人の心の痛みも見えてこない…
言いかえれば、いつも自分の盾になって、自分の代わりに傷ついてくれる相棒がいたから…今まではそれで済んでいたわけですが…
さて、手札抹殺によって表遊戯がドローしたカードの中には…何とオレイカルコスの結界のカードが入っていた…
「どうして…こんなものが…ボクのデッキにあるんだろう…今のボクはキミの心を映す鏡…だからこんなものが…」
そう言った時の表遊戯の顔がとても寂しそうでした。
ここからは表遊戯の反撃です。まず死者蘇生でマジシャンガールを蘇生させ、エルフの剣士召喚!
オレイカルコスによって攻撃力UPで強力モンスター化し、次々と闇遊戯のモンスターを破壊。
表遊戯は、さらに次のターンで、クイーンズナイトを召喚し、魔術の呪文書をガールに装備させ、
闇遊戯のフィールドのモンスターを一掃します。この時点で闇遊戯のライフは残り1200P
次のターン
闇遊戯が岩石の巨兵を守備にし、リバースカードセット、更に光の護封剣を発動。
しかし、表遊戯はついにカタパルトタートルを召喚し生贄射出することで闇遊戯のライフを0にしようとします…
そう…それは、あの時…ラフェ−ルとのデュエルで闇遊戯がとった戦術そのまま。
まずクイーンズナイトを生贄に…あと闇遊戯のライフは200。
闇遊戯はそれが、あの時の、心の闇に取りつかれた自分自身だと気付く…そして思わず
「やめろー!そんなことしちゃいけない!」
これは確かあの時表遊戯が言った言葉でした…
そして、最後のマジシャンガールが生贄として射出された瞬間、もうダメだと思われた闇遊戯がカウンター罠「ディバイン・ウインド」を発動させました。
このカードの効果によって闇遊戯に与えられるダメージが、倍増された状態で表遊戯に跳ね返されました。
このデュエル、自分が負けないために闇遊戯はトラップを使った。
このカードを使うことによって相棒は負け、そして自分は勝つ…
それに対して表遊戯は、闇遊戯にトラップを使われた時、凄く嬉しそうな顔をしていました。
そして、その跳ね返されたダメージを正面から受けて、はかなく倒れていきました…
表遊戯は初めから闇遊戯は罠を使うことを知っていた…
勝利のために迷わず罠を使い相手を倒してしまう闇遊戯と、相手が助かるなら例え自分は負けても、攻撃を受ける覚悟を決める遊戯。
何だか、洗脳された城之内とのデュエルを思い出してしまいました。
これが、相手の身になって、相手の心の闇ごと受けとめるということなんでしょうかね…
「相棒!しっかりしろ!
相棒…相棒はわざとオレのために…」
相棒を抱き寄せ、必死で訴えかける…もちろん涙目です…
「もう一人のボク…どんなに苦しくても迷わないで…
絆を信じて…キミは一人じゃない…いつもキミを信じてる仲間や、モンスターたちが一緒に…
離れていても、ボクは側に…い…る…」
そして相棒の姿は消えてしまった…
ここでまた当然のように闇遊戯の
「相棒〜〜!!」という絶叫が…
はあ…何だか密度の高いお話で台詞を聞いているだけでも結構つかれました。
内容的には凄く良かったですが…
今回のデュエルを通して遊戯からのメッセージは確かに闇遊戯のもとへ届いたこととは思いますが、
闇遊戯はこれで、失いかけた自信を、というか完全に失ってしまった自身を本当に取り戻すことができるんでしょうか…
考えてみると、やっぱり最終的には、闇遊戯は相棒の支えがないと、自分自身の力で立ち直ることは出来なかったということになるんですね…
闇遊戯の精神力が弱いことは前から知ってはいたけれど、ここまで表遊戯なしではダメなもでしょうかね…
ああ…いつになったらもとの遊戯に戻ってくれるのかな…
次回の予告で、またまた崩れ落ちて両方の拳を地面に打ちつける闇遊戯が映ってましたから、
また闇遊戯の「相棒〜〜!!相棒〜〜っ!!」が聞けそうで怖いです。
前回に引き続いての、遊戯VS羽蛾・城之内VS竜崎のデュエルは、今回で以外とあっさり決着がついてしまいましたね…
”羽蛾よ…竜崎よ…お前らが挫折したのは、みんなオレと遊戯のせいだっていうのか?
そんな逆恨みでドーマに魂まで売り渡しちまったのかよ…
悪いが、お前らに負ける訳にはいかねぇ。ドーマを叩き潰すまではな!
だが心配なのは遊戯だ…ショックから立ち直れねぇまま、ちゃんとデュエルできてんのかよ…”
今回の城之内の前説は、なかなかツボを掴んでいて良かったです〜
特に、遊戯に対して、ちゃんとデュエルできてんのか?…と問い掛けるあたり、城之内も成長したなぁと
感じました。
今までは心配してもらう立場だった城之内も現在の挫折に苦しむ遊戯の姿を見て、今こそ自分がしっかりしなければという気持ちになったんでしょうか。
特に、このように精神力を試されるデュエルでは、底力のある城之内は真の強さを見せるような気がしてきますよね…
猛スピードの列車の屋根の上、しがみつくのがやっとと思われる状況の中で、平然とデュエルをする遊戯と羽蛾。
羽蛾のターンで、遊戯は罠カード『ナチュラルセレクション』により、指定した相手モンスターと同じ力を持つモンスター、インセクト女王をフィールドに特殊召喚。
遊戯の方の、インセクト女王が、羽蛾のインセクト女王を頭からガブガブと食べてしまう様は、気持ち悪いというよりは、ちょっとおかしかたですが、羽蛾はさらに「装甲ムカデアーマーセンチフィード」を召喚しクリボーに
攻撃!
昆虫族になっっても可愛かったクリボーちゃんも一瞬で破壊されてしまいました…
そして次の遊戯のターンでは、ついに3ターンを経て毒蝶ポイズンバタフライが誕生。あれは蝶というよりは完全に蛾でしたよね…
しかし遊戯の手の中にはすでにティマイオスのカードが…遊戯はこのターン、ティマイオスのとポイズンバタフライを一体化して未知なるモンスターを
括弧良く召喚するはずだったんですが、何故かティマイオスのカードは一体化せずに破壊…闇遊戯は焦りまくりでしたが、
一度は『ギョエ〜〜ッ』とムンクさんになった羽蛾も、ティマイオスのカードが発動せずに破壊されたのを見届けると、急に態度が一変。
あの時、ティマイオスが発動しなかったのは、やはり遊戯がまだ真のデュエリストの心を取り戻してはいないという明かしなのでしょうか…
「ティマイオスは、オレを見捨てたのか…」と遊戯。それに対して羽蛾は、
「惨めだね〜オレだったら耐えられないなあ…恥ずかしくてデュエリストだなんて名乗ってられないよなぁ…」
その言葉にショックを受ける闇遊戯…というより呆然としてもう何も耳に入っていないようでしたが、
そのままターンエンド宣言をした時点で、500のライフを削られついに遊戯のライフは700Pになってしまいます。
しかしそれに対して竜崎と闘っている城之内は、完全に自分のペースでデュエルを進めていたのではないでしょうか。
前回、城之内に対して逆恨みの感情をぶつけた竜崎でしたが、今回は、
今はもう城之内のカードとなってしまったレッドアイズにまで、やつあたりして、くどくどと恨みがましいことを言っていましたね。
タイラント・ドラゴンの攻撃を受け、残りライフが300まで減った城之内。
ギアフリードの鋼鉄の鎧を突き破って姿を現わしたメイキッドギアフリードは、なかなかの美形で、カッコいい〜と思いましたが、
城之内はさらにヘルモスの爪の効果を発動させ、レッドアイズとヘルモスが一体化した装備カード、「レッドアイズブラックドラゴンソード」を
メイキッドギアフリードに装備させました。
その効果は、装備したモンスターの攻撃力を1000Pアップさせ、さらに相手モンスター1体を破壊するという恐ろしい特殊能力を
備えていました。さらに場のドラドン族モンスター1体につき攻撃力が500Pアップ!
当然、場のモンスターを失った竜崎は他に打つ手はなく、攻撃力4100のメイキッドギアフリードにダイレクトされ、あっけなく負けてしまった〜!!
これによって、2回も魂を抜かれてしまった竜崎。可愛そう過ぎ…でも自業自得でもある…
「お前を助けるために倒す」と言った城之内の言葉が印象的でした。
追い詰められても、最後まで自分を信じて自信に満ちたデュエルをして、伝説の竜のカードを使いこなす城之内と、
まだ心の迷いを断ち切ることのできない遊戯はティマイオスのカードの効果を使いこなすことができなかった。
平行して行われた、この二人のデュエルの対比が、面白いと思いました。
まるでこの二人、今までとは立場が逆転している気がします…
さて、そんな城之内に対して、遊戯は苦戦を強いられています。
「最後の最後まであきらめないぜ!…この手で、相棒を助け出すまではな!」
そして魔導戦士ブレイカー召喚!!
えーっ!遊戯ってばいつの間にブレイカーデッキに入れてたのー!!と凄く驚いたと同時に嬉しかったですが、
(何故って、もちろん自分も使ってる魂のカードですから…)
しかし羽蛾の罠カード「むしばみ」(全てのモンスターの攻撃力を100ダウンさせ、自分の場のモンスター1体につき100Pのダメージを受ける)
によって遊戯のライフは残り500Pとなり、このままではターン終了時にライフは0になってしまうというところまで追い詰められます。
更に羽蛾は、言葉を使って遊戯に追い討ちをかけます。
「最初に約束したけっな…オレに勝てたら、相棒の居場所を教えてやるってさー
どうやらこれじゃ、教えてやれそうにないなー。だってお前負けちゃうんだもん…ウヒャヒャヒャ…
でも、オレは以外と優しい性格でねぇ…特別に教えてあげるよ…可愛そうだからさ…
オレ、見たんだよ…お前の相棒、もう一人の遊戯が封印されたカードをさ…」
(遊戯の顔色を見て楽しんでる羽蛾)
「それは、どこにある!言え!!」
(かなり信じきっている遊戯)
「焦るなって…落ちつけよ…こいつがそのカードさ…!」
(本当に信じてるのかぁ…バカだなあ…)
「そいつをこっちによこせ!!」
(もう、本気で命令してます)
「どうしよっかな…よし、可愛そうだから返してあげるよ…
やっぱ止めたーっと…んなわけないだろ…今はデュエル中だよ…」
(もう、楽しくて止められないよ〜)
そう言いながら本当はただの『ゴキボール』のカードをビリビリと遊戯の目の前で破る…
一瞬目が点になってました。そして「ワァ〜〜〜〜〜ッ!!!」と頭を抱えて叫び声をあげる遊戯…
(わぁ〜〜〜!オレの命より大事な相棒がーっ!!もうオレはおしまいだぁ〜〜〜!!)
「なんてね…うそだよん…これはただのカードだよん…」
相棒と聞いただけで、もう他のことは何も考えられなくなってしまう遊戯の心をもて遊んで、楽しんでいる羽蛾は見ていて最高でした。
何ていうのか、今回に限っては、もう遊戯が可愛そうとか、そういうのよりも、あまりに小気味良い羽蛾の台詞が可笑しくて、
笑いが止まりませんでした…ゴメン遊戯…
でもこれによって、遊戯の怒りもいよいよMAXに達します。
「羽蛾〜〜!!覚悟しろよ〜〜!!この虫ヤロー!!」
このあたりの闇遊戯の性格がもうすでに変っていると思えるくらい無我夢中という感じでしたよね…
(闇の本性が表われたって感じです)
ようやくここから闇遊戯の反撃開始なんですが、
ブレイカーの特殊能力で、虫よけバリアーを破壊し、ポイズンバタフライで羽蛾のモンスターを破壊。
まだまだぁ〜〜!!(これは遊戯の台詞)更にブレイカーでダイレクト!
この時点で羽蛾のライフは2200P
遊戯の攻撃は全て終了したと思い込む羽蛾は、大喜びで、飛び上がって勝利を確信していたんですが、
遊戯の「何勘違いしてるんだ…」に「ピョ?」と驚きの表情…
そして遊戯は最後の切り札、速攻魔法「バーサーカーソウル」を発動しましたね…
その効果とは、手札を全て捨てることで、発動し、モンスターカード以外のカードが出るまで何枚でもカードをドローして墓地に捨てる。
そして、その数だけ、攻撃力1500以下のモンスターは追加攻撃ができる!というもの。
うっそー!っていうくらいの反則っぽい効果だったんですが、結局10枚続けてモンスターカードが来たみたいなので、一体どんなシャッフルをしていたの?
という疑問も浮かんできます。1枚クイーンズナイト、そして2枚目ガゼルの攻撃。
この時点で、羽蛾のライフはすでに0になっていたにも関わらず、とどまることを知らずに攻撃を続ける遊戯・・・
結局、9枚目のモンスターカードまでを墓地に捨て続けていましたが、杏子が止めに入らなければ、10枚目のマジシャン・ガールまでも墓地行きになってしまうところでしたね…
なんとなーく、あのラフェ−ルとのデュエルの時の遊戯を見ているような錯覚にとらわれました。
魂を抜かれてしまった羽蛾のもとへ駆けつける遊戯。でもそれは、城之内とは違って羽蛾の身を案じてではなく、
相棒の居所を聞き出すため…
でも、魂を抜かれてしまった羽蛾からは当然何も聞き出すことなどできるはずもなく…
「言え〜〜っ!!相棒はどこだ〜!!言え!答えろ〜〜!!
言え〜〜っ!!相棒ぉ〜〜っ!!相棒ぉ〜〜っ!!」
さすがにここまでくると、もうかなり救いようがないというか、杏子の言う通り、
”可愛そう”…と言う言葉しか浮かんできませんよね…
一体いつになったら、立ち直ることができるんでしょうか…
『竜崎のことを必ず助ける』と誓ってデュエルに勝利し相手の魂を封印した城之内と、
羽蛾の身を案じるどころか、ただただ相棒のことしか考えられない遊戯。
一つのことを考え始めると、もう他のことは何にも考えられなくなってしまう闇遊戯はいつものことですけど…
それに闇遊戯は多分立ち直りは遅いだろうな、とは思っていましたが、ここまで重症だったとは…
もうこれは相棒が戻ってくるまで、本当の意味で闇遊戯が自分自信の心を取り戻すことはできないんじゃないかな〜という気もします。
そして、だからこそ、ここで心の修行が必要なんでしょうかね…
でも、そういうのって修行で、克服できるものなのでしょうか…
遊戯と杏子と羽蛾のぬけがらを乗せた列車は、カーブを回りきれずに脱線してしまいましたよね…
そして列車は深い谷底へ…
来週はいよいよ新キャラ登場です…でも仙人っぽいおじいさんと、ハイジみたいな女の子の組み合わせって…?
でもこう言う展開はわりと好きなので楽しみです…