コラム 第13回
「星夜の早嫁」〜夏の天の川めぐり〜新潟県津川町 狐の嫁入り行列 1998年6月7日 書き下ろし トップページへ戻る |
| 新潟県立自然科学館では,毎年,夏に独自のプラネタリウム番組を投影します(他の季節は盛岡こども科学館,群馬県生涯学習センターとの合作になります)。番組の製作そのものは五藤光学研究所にお願いしているのですが,企画や設定などは担当者が発案します。今年の番組は私が担当することになりました。 新潟独自の番組ということで,できるだけ地域性のある内容を盛り込もうと考えました。今回のコラムでは,番組に織り込まれている新潟県津川町の「狐の嫁入り行列」を紹介します。 津川町は,新潟と福島を結ぶ阿賀野川沿いにある町で,古くは新潟港から会津藩への物資を運ぶ中継 点として栄えました。この町を流れる阿賀野川と常浪川にはさまれるようにそびえ立つ麒麟山には昔,狐がおり,毎晩のように狐の声が聞こえるとともに,狐火も見ることができたそうです。また,この地方の嫁入りは夜にかけて行われ,あたりは暗く,提灯を下げて行列しました。この提灯の明かりと狐火が平行して見え,狐の嫁入り行列が生まれたとも言われています。 |
現代では,毎年5月3日の夜,その年に結婚する予定のカップルが結婚式を挙げるイベントが行われています。(ちなみに,カップルをはじめ,行列の一行,警備のお巡りさんにいたるまで,みなさん狐のメイクをしています。) イベントは 1.「住吉神社での旅立ちの儀」 2.「狐の嫁入り行列(左頁の写真)」 3.「. 子ぎつねの祝い踊り」4.「結婚式・披露宴(右写真)」 と進み,フィナーレでは,きつねの夫婦が燃えさかる狐火に送られて渡し船に乗って麒麟山へと旅立っていきます。 このイベントは全国的なものになりつつあるようで,毎年数万人の人が訪れます。また,その様子は津川町の「狐の嫁入り屋敷」で見ることができます。 プラネタリウム番組では,天の川と地上の阿賀野川が一つになり,その中を狐火がのぼっていく・・・。そんなイメージが表現できればいいなと思っています。もし科学館にお立ち寄りの際には,ご観覧いただければ幸いです。 |
| 参考文献 :「津川の嫁入り行列パンフレット」 「きつねの道あんない 狐の嫁入り屋敷」 津川町ガイドブック イベントについての問い合わせは 津川町役場 02549(2)3111まで |
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新潟県立自然科学館 夏番組 (1998年6月13日〜8月30日まで)
「星夜の花嫁」〜夏の天の川めぐり
あらすじ
夏休みに 学校でキャンプにでかけたセイヤは,月明かりのために思う様に見えない星空にがっかりしてしまいます。その後のきもだめしで道に迷ったセイヤは,マリエという女の子と出会います。二人で渡し場をめざして歩いている時に見上げた夏の天の川に感激するセイヤ。一方,マリエは迎えが来ないと悲しがります。実はマリエは・・・。
新潟県津川地方に伝わる話を織りまぜながら夏の星空を紹介します。
冒頭部分の紹介![]()