「'99 ふたご座流星群観望記」

       最終更新 1999.12.17 AM8:00
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[12月14日] いざ福島へ
 ふたご座流星群の極大日。冬型の気圧配置が続く新潟を避け,少しでも条件の良い福島へ私を含む課の職員2名と天文指導員の渡辺さん,自然科学館の案内説明員さん5名の計8名で新潟を午後6時15分に出発しました。
 県境を抜けた西会津付近で雲が切れ始めました。駐車場の路面が凍結していた磐梯山SAでは,上弦間近の月や秋冬の星座が輝いていました。安達太良SAで最後の休憩をとっている間,ぼんやり空を眺めていと,明るい照明があるにもかかわらず,いくつか流星が見られ一行の期待は膨らみました。
 月も西に傾いた午後9時すぎ,観測地に到着しました。雲はあるものの,1分間に数個の割合で流れ星が見られることもありました。ペルセウス座やしし座の流星群に比べると,暗く,速く流れるものが多いのですが,時折明るいものもあり,一行からはひっきりなしに歓声が挙がりました。 
 雲の量は徐々に増え,それに伴ってか見える流星の数も減っていきました。午後10時30分を過ぎると,すこし間隔があくようになり,午後11時半を過ぎるころには,雲がほぼ全天を覆ってしまいまい,観望を終了し帰路につくこととしました。雲に阻まれたものの,一人当たり30〜60個の流れ星を見ることができました。
 途中の西会津地方は晴天で,車中から流れ星を見た人もいました。どうやらこの地域ではずっと晴れ間があったようです。   
 翌日,撮影した写真ができてきました。あまり期待していなかったのですが,かすかに写っているものがありましたので下に掲載します。明るいものが少ない流星群の流れ星を多く撮るためには,標準に近いレンズで流星の経路が短い放射点近くを撮影するほうがいいのではないかという印象です。
 
 日本流星研究会のホームページによれば,今年のふたご座流星群の活動は非常に活発で,極大前夜の明け方で1時間あたり150 (もっとも理想的な条件で流星が見えた場合に補正した流星数。実際には、1時間あたりにひとりの人間が見た流星数の倍程度の値になる)を越える観測結果もあり,極大当日にはさらにこの数を上回るようです。アストロアーツのホームページでは,ふたご座流星群の火球の画像も掲載されていました。
 新潟県内でも下越地方では午前0時過ぎに晴れ間があり,村上市に住んでいる方から,たくさん流れ星が見られたんですけど,何かあったのですか?という問い合わせを受けました。

 次に流れ星が多く見られるのは,1月4日に極大を迎える「りゅう座ι(いおた)流星群(しぶんぎ座流星群ともいいます)」になります。月明かりの影響もなく,好条件が揃っていますので,流れ星をたくさん見たいという方は4日の晩に夜空を見上げてみてください。
ふたご座流星群の流れ星
*薄雲があり最微光星は3〜4等でした。
1999年12月14日 23:07〜23:12
福島県安達郡岩代町にて撮影
35mm F2.8 ASA800ネガフィルム使用(一部トリミング)
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