「さそり座」は,夏の南の空に見られる有名な星座です。国立天文台・天文ニュース等によれば,この星座の頭の部分のたてに並ぶ3つの星の真ん中のデルタ星が,今1.8等で増光している(現行理科年表では2.3等と記載)と報告されています。 くじら座のミラなどの変光星を別にすれば,新星以外でこの ように眼視でわかるほどの変光があるのは、きわめて珍しいことです。 さそり座デルタ星はBe型というスペクトル型に分類されます。この型の星は一般に,高速で自転していて,遠心力によって放出されたガスで,星の周囲に円盤が生じ,そのでき具合によって、変光したり、することがあると考えられています。さそり座デルタ星も何かの理由でガスの噴出があって,増光したのではないかとのことです。 参考 アストロアーツ・天文ニュース |
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| 1999年3月と2000年7月の比較 | ||
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| 先日撮影した画像と,1年4カ月前に撮影したものを並べてみました。はっきりわかるほどの違いはありませんが,わずかに明るさが増している印象を受けます。また,画像処理ソフトでそれぞれの日のベータ星との輝度を比べてみると,2000年7月30日のものが2割ほど高くなっていました。 通常より0.5等明るく見られるとすると,市街地など普段あまり暗い星が見られないような場所でも容易に見つけられると思います。夏の夜空を見上げるよい機会になると思いますので,ぜひ見ておきましょう。これからもっと明るくなる可能性もあります。 写真データ 上段および下段右 2000年7月30日PM9:20 新潟県妙高高原町笹ヶ峰(右上隅のものは雲) 下段左 1999年3月24日AM1:50 新潟県五泉市大蔵 共通 50mm F2.8 ASA800ネガフィルム 5分露出(一部をトリミング) |
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