![]() 左の写真は今から 10年ほど前に撮影した部分日食の写真です。新潟では最大55%の部分が欠けました。 この日食の際,沖縄で,影となる月のまわりに太陽がはみ出す「金環日食」が見られました。 沖縄ではおりしも国体が開催されていました。金環日食の起こる午前11時23分からの数分間,屋外競技が中断され,観客の方が会場で配られたフィルムごしに金環日食を観望していたのが記憶に残っています。 新潟でも天候に恵まれ,日食の全行程を撮影することができました。 写真データ 6.5cm(f500mm)屈折望遠鏡のレンズを5cmに絞り or18mmで拡大 撮影(ND400+ND8フィルターをレンズの前に付けて減光) ASA100フジネガフィルム露出 1/1000秒 撮影地 新潟市自宅前*太陽の表面に見えるのは黒点 ![]() ところで,日食の際にはいろいろとおもしろい現象が見られます。 たとえば,厚紙や段ボール紙に針穴を開け,太陽にかざすと,穴を通った光はやがて像を結びます。(ピンホールカメラの要領) 普段であれば丸い太陽の像になるわけですが,部分日食の際にはその像は欠けた姿になります。左の写真は白い紙を下に置いて,その像を写したものです。薄くてわかりづらいと思いますが,穴を開けた数だけ欠けた太陽が写っています。 その下の写真は部分日食の際の木漏れ日を撮ったものです。原理は2枚目と同じで,葉と葉のすきまを通った太陽の像が,欠けた形となって地面に写し出されています。木漏れ日など,普段何気なく見ているものでも,みな半円の形をしているとちょっと驚いてしまいます。次回の日食の際にはぜひ,自分の目で確かめてみることをおすすめします。 太陽の光は直接見つめると,日光の強いエネルギーを受けて「日光網膜炎」を起こし,視力の低下や悪くすると失明の危険もあります。ですので直接望遠鏡や双眼鏡でのぞくのは絶対やめましょう。手近で,よく使われる色付きの下じきや現像済のフィルムなども紫外線や赤外線をカットできないので危険です。 どうしても見たい場合は望遠鏡用のサングラスなど,専用のフィルターを使って見るか,紙の上に投影されたもので観察しましょう。 トップページへ |