満月を過ぎた月の呼び名 (十六夜の月)
月齢16前後の月は,「十六夜(いざよい)の月」と呼ばれています。なかなか昇ってこないという意味の「いさよう」が語源となっています。
丸かった月も右側から徐々に欠けてきて,三日月のころに見えていた月の地形が再び詳しく見られるようになります。(左下の丸い海は「危難の海」)
満月を過ぎた月は,1日あたり約50分ずつ昇る時刻が遅くなっていきます。
明かりの少なかった昔,月が昇ってくることに対する人々の思い入れは,現代に比べはるかに強いものがあったことでしょう。十六夜の月意外にも,昔の人々は,満月を過ぎてのぼってくる月に対してそれぞれに次のような名前をつけていました。
月齢17前後・・・「立待月(たちまちづき)」 立って待っていると昇ってくるということでつけられた名前。
月齢18前後・・・「居待月(いまちづき)」 座って待っていると昇ってくる・・・・・。
月齢19前後・・・「寝待月(ねまちづき)」「臥待月(ふしまちづき)」 寝ながら待っていると・・・・。
月齢20前後・・・「更待月(ふけまち)月」
夜もふけてから昇ってくる月
満月過ぎの月は夜明けの空にも残っているので,「有明(ありあけ)の月」とも呼ばれています。
参考文献 : 白尾元理,佐藤昌三共著 「図説 月面ガイド」 立風書房
: 林 完次 著 「宙ノ名前」 光琳社出版
写真データ
★月齢 16.5 1999年12月24日 20:11
新潟県立自然科学館 10㎝屈折望遠鏡 K-60
SONY Digital Mavica MVC-FD88にて撮影 |
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