日本のカメの飼育法

日本のカメの基本的な飼育法を紹介します。

なお、必ず種ごとのページで飼育法の確認をして下さい。

参考文献：「爬虫類・両生類800種図鑑」ピーシーズ・「爬虫両生類飼育図鑑」マリン企画

衣装ケース・・・長所：安価・加工しやすい・軽い　　短所：意外に早く劣化する
ガラス水槽・・・長所：横から観察しやすい・いろいろなサイズがそろっている・規格にあったアクセサリーが多い　　短所：重い・高価
プラケース・・・長所：安価・横から観察しやすい　　短所：小さいサイズしかない

その他にコンクリートを混ぜるための「トロ箱」や埋め込んで使う「プラスチックの池（いわゆる「ひょうたん池」）なども利用できます。ＤＩＹなどでいろいろ探すのも楽しいものです。

注意！！・・・日光はガラスやプラスチックを通すと紫外線が減少します。蓋は金網や針金を組んで作った棚などを利用しましょう。

注意！！・・・レイアウトを複雑にするとおぼれてしまうような事故が起きるのでシンプルにします。

注意！！・・・小さいうちは猫などに食われることがあるので猫や犬などが入ってこないところへ置きましょう。

トルーライト・各社が発売している爬虫類専用ライトなど。
もちろん、直射日光が当たる場所で飼育すれば特別な照明は必要ありません。

注意！！・・・容器内には必ず姿を隠すところを作りましょう。熱射病になったり、紫外線の浴びすぎになります。

注意！！・・・スッポンは泥などに潜ることを好むので砂利や川砂などを敷くと良いのですが、汚れがたまりやすいので水換えを怠ることができません。

配合飼料・・・カメ専用のものがあります。
魚介類・・・淡水性のものならば何でも良いと思います。切り身よりも丸のまま与えたいです。ただし、ビタミンＢ１を破壊する酵素がたくさん含まれているので、淡水魚のみの給餌は避けた方がよいでしょう。
植物・・・野菜や水草など食べるものは何でも与えると良いと思いますが、栄養の関係がよくわかっていないのが現実なのでおやつ程度がいいと思います。
ピンクマウス・・・栄養満点ですが栄養がありすぎるかもしれません。時々与えるのがよいでしょう。

注意！！・・・カメは水を汚しながら餌を食うので慣れたら別のケージで餌を食わせるといいと思います。

・基本的に最低週２回は水を取り替える。
・必ず、日光浴をさせる。
・餌は１日おきくらいでよい。秋には多く食わせて冬眠に備える。
・冬眠させないときは陸場も保温する。