おなかの鱗が最も多いヘビ・マダラウミヘビ
撮影・写真提供:太田英利

和名:マダラウミヘビ


学名:Hydrophis cynanocinctus

分布
南西諸島の沿岸。本州沿岸でもまれに見つかることもあるようです。国外では東アジアからペルシア湾まで。
生態
沿岸域に生息して魚を食べています。昼行性で陸上には上がりません。
胎生で3〜15匹の仔ヘビを産みます。
全長
110〜180cm
参考文献
日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社

解説
クロガシラウミヘビによく似ています。腹板が非常に多く、その数はすべてのヘビの中で最も多いと言うことです。目から下が黄色になるため、すべてが黒くなるクロガシラウミヘビと区別が付くようです。
やはり、ウミヘビにしてはやや攻撃的で強い神経毒を持つのであまりいじらない方がよいでしょう。
飼育
陸上に上がりませんし、咬むこともあるようなので飼育は無理でしょう。
※2006年6月1日施行の「(改正)動物の愛護及び管理に関する法律」により「特定(危険)動物」として指定され、日本国内での飼育等には都道府県知事の許可が必要です。
コメント
南西諸島ではあまり見られないようです。ところが、意外に本土では記録があるらしく、ウミヘビの仲間にしてはちょっと変わった分布(?)のようです。もしかしたら、本土でもっともポピュラーな種類なのかも。
写真を提供してくださった太田英利さんに心から感謝しお礼申し上げます。




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