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フェイクアズール・アーコロジー
メーカーあっぷりけ-妹-システム情報出演声優
発売日09/12/17インストール容量2.28 GB柊あかね
レビュー日10/01/17合計プレイ時間20時間
システム14/20ディスクレス起動
絵・音楽15/20キャラボイス主人公以外フルボイス
声・演出17/20ボイスカット選択
キャラクター・えちぃ18/20バックグラウンド動作
シナリオ15/20スキップ性能普通
合計79/100フォント変更

プレイ動機

体験版をプレイして即日買おうと決めました。

まぁ、その頃にはバナーキャンペーンも早期予約キャンペーンも参加できなかったんですが(苦笑)

その他の購入動機としては、安玖深音さんに似た声の声優さんである柊あかねさんが出演されていること、

この作品のキャッチコピーである「ここで諦める? それとも変える為に動く?」ってキーワードに魅かれたから、です。

短評

「空を飛びたい」というのは羽のない人間にとっては大きな憧れの1つであると思います。

ライト兄弟が有人飛行に成功してから100年超、飛行機はかなり身近な存在にはなりましたが

一人で簡単に空を飛ぶことはできないですし、宇宙に行くことはまだまだ一般的ではありません。

その憧れは創作でもよく表れており、OH9も空を飛ぶことを中心の1つに据えた作品は大好きです。

PC18禁ゲームにおいては「群青の空を越えて」や「水平線まで何マイル?」でしょうか。

その作品に欠点があっても憎むことができなくなる要素ともなっていますし、

どうしても期待してしまう要素です。

そんな期待に真正面から全てに答えてくれたわけではありませんが、

それでも楽しませてくれた作品であり、

また、憎むことができない作品にはなっていました。

特に主人公がかつて飛ぶことは出来たが、現在は飛ぶことが出来ないが未だに空への憧れを捨てることができない少年であるところが素晴らしいと思いました。

システム(14)

基本の(クイック含む)セーブ・ロード、バックログ等に加えて、

ボイスカット選択ができる、バックグラウンド動作可、フォント変更可とOH9好みのシステムは備えてくれています。

それでも点数が低めなのは、このゲーム独自のシステムである閑話・フェイクアズールアーカイブの使い勝手と攻略難度の点です。

このゲームでは閑話(サイドストーリー)がそれぞれの章末で見れたり見れなかったりするんですが、

これを見るのに制限があるんですよね、別の周回を始めれば別のものも選択できるようになるとは言え。

選択できるサイドストーリーが少ないときは2つまで、多い時で3つまで。

ポイントはこれが攻略にもえちぃシーンの閲覧にもかかってくるので、非常に重要な要素になっていること。

すっかり攻略には影響しないと思っていたのですごく面食らいました。

次にフェイクアズールアーカイブ。作品の気になる要素をゲームのキャラクターが説明してくれるとてもいい機能なのですが、

タイトル画面からしか見れません(間違ってたら教えてください)。

まぁ、それだけならいいんですが、そのアーカイブ中で、どの章中で関連した事柄かって、セリフとかがあるんですよね。

何話か一気に進めたらどこで発生したかもわからないので(newとかも出ないので読んだかどうかもわからない)、

説明というよりは補完という要素が大きくなっているので、物足りなさを感じました。

それら以上に気になったのは、攻略難度の変なところでの高さ。

隠しヒロインである5人目のヒロイン(以降5人目と表記、分かり切っているかもだけど)を除いて

そのキャラクターのルートに入るのは難しくないですが、えちぃやCGをすべて埋めるのが、上の閑話の条件もあって難しかったです。

あっぷりけの本家みたいに閑話同士のつながりをフローチャート等で見えるようにして欲しかったです。

まぁ、自分が苦労したから八つ当たりしてるだけかもですが。
そもそも5人目は初期に回想に表示されていないので、攻略対象がもう1人いることに気付かない危険性が。

ちなみにOH9の攻略順は輝→レティ→莉音→春子→5人目で、おすすめは輝→莉音→レティ→5人目→春子かなぁ。

絵・音楽(15)

絵は嫌いではないです、特に空がきれいだった印象があります。

キャラクターの絵は男キャラの立ち絵がバランスが悪く見えて、

それ以降、気にしたらダメでしたね。どこかに違和感があって、それがぬぐえませんでした。

とはいえ、悪かった印象はないんですよね、気にしなかったらいいだけなので。

1枚絵は良かったと思います。メカとかもしっかりと描いてありましたし、枚数がそこまで少なかった印象もなかったですし。

合計で差分抜きで118枚。ただしデフォルメ絵も含む。

音楽もサウンドトラックが欲しくなるくらいには良かったと思います。

オープニングは結構お気に入りで、キャラクターバージョンがあるともっと気に入ったと思います。

声・演出(17)

声は非常に良かったと思います。

特に雪都さお梨さんは、前にやったそらいろでそこまでインパクトは受けなかったのですが、

今作の天御輝役では非常にいい声優さんだなぁ、と思いながら聴いていました。

柊あかねさんは新人さんなのに、安定して聴いていられましたし

他の声優さんも良かったです。

新堂真弓さんってああいう演技も出来たんですね、未だにLike Lifeの印象が大きくて・・・。

演出はデフォルメ絵が挿入されるのが好きですね。

欲を言えば、もっとフライトシーンとかで動きがあれば良かったかなぁ、とは。

フライトの説明でコースのどこを飛んでいるのかが分かるとか。

キャラクター・えちぃ(18)

どこにも抑え役がいないくらいにはっちゃけたキャラクターが勢ぞろいしてますね。

もちろん状況に応じてそれぞれのキャラクターが抑え役になっているのですが、

常に抑え役ってのがいないのが(主人公の父はそうだけど、あんまり出てこないですし)、面白くしていたと思います。

フライトに関することでは止まらない千尋(主人公)と春子、いたずら好きなレティ・・・など。

お気に入りは輝です。公式な場と主人公たち気を許した場での2面性が良かったです。

主人公はフライトがなければヘタレで、今はフライトを奪われている状態なのですが、

決して前へ進む意思は奪われていないってところが。

えちぃは予想外にエロかったです。

4人は4回以上、5人目は回想では2回ですが、誇張するゲームの3回分でしたし。

合計で22回、そう聞くとあまり多い印象はないんですけどね。

テキスト・シナリオ(15)

とにかく人をただけなして笑いを取るってことがなかったのが良かったと思います。

派手さはなかったですが、とにかく読ませる文章だったと思います。

シナリオは共通ルートが意外に長かったことが欠点でしょうか。

キャラルートに分岐が始まったころに再度共通ルートがあるので、矛盾があったことが気になりました。

後は、ほとんどのキャラルートで世界の行き方が同じになるのがもったいなかったです。

輝ルートだけ違うのですが、他は全て同じ理由でレティがステルングローブに戻る展開になるのは残念でした。

その結果、フライトについて書き込んだ春子ルートが最も盛り上がり、面白かったシナリオであり、

他のヒロインのルートにはどこか物足りなさを感じてしまったので。

さらにグランドエピローグが存在するのですが、それがかなり短く、

しかも独自ルートでもなく誰ルートの後とかもないので、とにかく消化不良で欲求不満なシナリオだったんですよね。

えちぃシーンなしでいいから、もっとしっかりと書き込んで欲しかったなぁ・・・。

気付けば表のメインヒロインはレティだけど、裏のメインヒロインは春子なんですよね。

総合評価(79)

感想としては非常にもったいないゲームだったなぁ、と。

例えるならば、高級食材を集めて、作った料理がカレーだったような感じでしょうか。

カレーがいい料理であることは認めますが、他に食材の味を最大限に利用できる料理はなかったのか、と。

上に書いたようにテーマは素晴らしいと思いますし、

声も含めてキャラクターもあくが強くて良かったですし、

別にシナリオライターさんに筆力がないわけでもなく、

そのくせ、まとまってしまっているんですよね。

まとまっている作品であることが悪いとは言いませんが、もっと上を見れる作品だったのではないかなぁ、と。

ヒロインのあだ名がレティつながりでプリホリみたく、トゥルーでは地球での生活が描かれるとか、

逆に莉音ルートは2つあって、1つでは主人公が飛べないまま、それでも前向きに別の目標に向けて生きていく、とか。

そう言った系統が違ったエンディングを見たかったなぁ、と思ってしまいます。

もっと点数を高くできるんですが、今後に期待を込めて80点を1点切った点数とさせてください。











ちなみに輝が作るハーレムを描くようなファンディスクは出ますか?


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