へび・へびつかい座 

 

写真データ 
2000年5月6日
 00:45〜53 
 24mm F4
ASA800ネガフィルム
新潟県中蒲原郡
村松町安出
 
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へび・へびつかい座  

 へび座,へびつかい座はさそり座の上(北)にある星座です。星座絵の入った星図を見ると,ちょうどさそり座をふみつけているように描かれています(中央下の明るい星がさそり座のアンタレス)。へび座は,へびつかい座をはさんで頭の部分と尾に分かれているのですが,本来はへびつかい座と一体として見た方がよい星座です。へびつかい座は,88ある星座の中で10番目の大きさですが,へび座を加えると全天で一番大きな星座になります。
 見つけかたは,こと座のベガからさそり座のアンタレスへのばした線の途中にある2等星α星「ラス・アルハゲ(へびを持つものの頭)」を頂点とする将棋の駒のような星の並びをたどるのがいいでしょう。この星座のもとになっている人物は,笛をふいてへびを踊らせたり,東京コミックショー(「レッドスネーク カモーン」(古い))のような芸人ではありません。死者もよみがえらせるといわれた,ギリシャ神話一の名医アスクレピオスの姿といわれています。へびは,何度も脱皮をして再生することから健康のシンボルとしてとらえてました。
 この星座には,M16という美しい星雲・星団や,小さな望遠鏡でも楽しめる球状星団がたくさんあります。

黄道星座
 星占いに「13星座占い」というのがあります。黄道(地球から見て天球を移動する太陽の通り道)を通る星座の中に,へびつかい座が含まれることから,12星座に加えたものです。実際の太陽の動きを追ってみると,11月30日にさそり座からへび座に入り,12月17日には次のいて座へ移動していきます。
 星占いが作られた頃に比べると黄道がずれて,へびつかい座も通るようになってしまったのでしょうか。そうではなくて,1930年にそれまで統一されていなかった星座の境界線を決めたとき,へびつかい座が黄道をまたぐように設定されたためです。そもそも,星占いで○月○日生まれの人は「○○座」といっていますが,これは黄道を12等分にした,「星座宮」にあてはめたもので,厳密にその日太陽がある星座ではありません。おまけに地球の歳差運動(地軸がこまのように回転する現象)のため,2000年前と比べると,生まれた頃に太陽のある星座は一つ次のものになっています。



参考文献: 藤井 旭 著「星座ガイドブック 春夏編」(誠文堂新光社)
        渡部好恵 渡部潤一 「星と宇宙の通になる本」(オーエス出版)