土星食を見た!
 
 10月16日の未明。土星が月に隠される「土星食」(どせいしょく)が全国的に見られました。
 新潟で夜間に起こる土星食としては23年ぶり,全国的には30年ぶりという珍しい現象です。

 新潟市は雲が多く午前3時頃までは1時間のうち月が顔を見せるのが2〜5分という状況でした。しかし,午前3時頃から雲が切れ始め,土星潜入の全行程をビデオで撮影することができました。土星が月に隠されたとたん,今度は雲が月を覆い隠してしまい,残念ながら土星の出現までは見ることができませんでした。
 
 右の写真は1枚のネガから月と土星の明るさに合わせてフィルムスキャナで読み取り(つまり2通り),合成したものです。この画像から新潟での月と土星の位置関係とそれぞれの大きさがわかると思います。
1997年 10月16日 AM3:25
10cm屈折F15× or9mm
ASA800ネガフィルム 1/4露出  




ビデオ撮影による土星食の様子
 自然科学館60cm反射×K60mmにソニーの8mmビデオカメラで撮影(テープはHi8を使用),静止画像専用のキャプチャーBOXにて取り込み。実際に肉眼や双眼鏡で見たものとは上下逆さまになっているので注意。


 また,今回の土星食は見る場所によって土星の月に隠れる位置や時間などが微妙に異なります。それぞれを見比べてみるとおもしろいと思います。当ページとリンクをされている方々のうち,撮影に成功あるいは挑戦された方のページを下記に紹介します。この他東京都の「葛飾区郷土と天文の博物館」,鳥取県の「さじアストロパーク」,岡山県「美星天文台」,和歌山県の「かわべ天文公園」などのページで土星食の画像が掲載されており,アストロアーツのリンクページから入ることができます。

 「アストロアーツのホームページ」  
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               東京都府中天文同好会の会長である佐藤幹哉氏によるホームページ

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おまけ(撮影の裏話など・・・)

*撮影裏話 
 「土星が月に隠れる時の写真はないのか?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが,写真は撮れませんでした。というのも,上の画像は手持ちのビデオカメラで撮っていたんです。「手ブレ補正」が効いてくれて,ほとんどブレずに撮影できたので助かりました。
 科学館にも望遠鏡に取り付けられるものがあるんですが,直前まで天候が悪く調整する時間がありませんでした。ちなみにビデオカメラは個人所有のソニーのTR-2だったりします(普通の家庭用のものです)。10cmの屈折でも結構きれいに土星を撮れたので,望遠鏡とビデオカメラをお持ちの方はぜひ一度お試し下さい。
 撮影したビデオは帰宅後すぐに編集して新潟のテレビ局各社に連絡。全ての局で放映していただきました。でも,テレビで見た方は家庭用のビデオカメラで,しかも手持ちで撮影されたものだとは思っていないでしょうね・・・・。
 
*今後はいつ見れるの?
 次回夜間に見られる土星食は4年後の2001年10月8日午前4時頃(雑誌等で10月7日となっているところもあるようですが,シュミレーションソフトで確認すると8日早朝になりました。間違ってたらすいません。)東北以北の地域で見られます。新潟でも月の南端をかすめるようにしてちょいと隠れます。また,その2カ月前の8月16日の午前3時頃には木星食が見られます。土星の環は今より開いていますし,木星食のほうは日本全国で見られそうなので楽しみです。