ふたご座
  
 ぎょしゃ座の南,冬の淡い天の川にそって明るい星が2つ並んでいます。これがふたご座のカストルとポルックスです。
 星座絵では,この2つの星を頭として双子が寄り添い,天の川に向かって足をのばしている姿が描かれています。
 ギリシャ神話によると,この双子は白鳥(はくちょう座)に化けた 大神ゼウスとスパルタ王妃レダとの間にできた兄弟で,カストルは拳闘の名手,ポルックスは乗馬の名手としてさまざまな冒険で活躍したとされています。

 2つの星の明るさを比べるとポルックスの方が1.2等,カストルが1.6等とわずかに差がありますが,世界各地で一対の星という見方をされていたようで日本でも「兄弟(おとどい)星」「眼鏡星」といった呼び方をする地方があります。
 東の空からのぼってくる時にはカストル,ポルックスの順に上下に並び,西の空にかかると,真横に並んでいるように見えます。夜半前に西の空に2つの星が並んでいると春の訪れを感じさせられます。
 
 1997年10月1日AM2:35〜4250mmF2.8富士ASA800ネガ
 岩船郡神林村 南大平キャンプ場にて撮影

 

散開星団M35


 私が冬,望遠鏡で見られる散開星団としてベスト1を選ぶとしたらこのM35をあげます。(「すばる」(M45)は肉眼か双眼鏡の方がきれいだと思います)
 ふたご座のカストルの足もとにある星団で,天の川の見える空なら肉眼でもぼんやりと存在を確認することができます。
 かなり星が密集しており,星に分かれて見るためには8〜16cmの中口径の望遠鏡が必要ですが,視野の中で細かい星々びっしりとまたたきながら寄り添う姿は本当にため息がでます。M35の下に小さな光のかたまりがありますが,これも散開星団(NGC2158)です。

 写真データ
1997年10月1日AM2:26〜34 300mmF4.5 他は上の写真と同じ 
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ふたご座流星群
 毎年12月13〜14日をピークとして,カストルの付近から多いときには1時間に50個以上の流れ星が見られます。これが「ふたご座流星群」です。今年は満月の月が1日中夜空を照らすこと,日本海側の晴天率の低いことなどから条件は悪いものの,もし晴れていたら見てみたいイベントです。