(左)撮影:「ばいかだ」 (右)撮影:星野一三雄 |
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3月中旬から卵を持つ個体が見られ9月中旬まで産卵が続いているようです。餌は小昆虫などです。
爬虫類・両生類800種図鑑:ピーシーズ
どうやら、南の島から昔に渡ってきたのではないかと言われています。
なお、「オンナダケ」というのは地名の恩納岳に由来しています。雄もちゃんといます。あ、わかってる?ですよね...
秋に採集したメスの個体が1月に二卵を産卵しました。無精卵であったようです。
2000年4月に飼育中のペアが交尾・産卵をし、6月に幼体(写真1・写真2)を得ることができました。体長は22mmでした。全身に白色の斑点が散在した水玉模様で、いかにも体形が「赤ちゃん体形」なので大変な愛らしさです。
ようやく、飼育と繁殖が安定してできるようになってきました。現在、3年目のペアを飼育中ですが、毎年1〜2クラッチの卵を得ることができています。
現在の飼育状況は30センチほどのプラケースに1ペア。ただし、どうやら雄が激しく闘争をしたのか、雌の後ろ足が失われていますので、今後は分けて飼育する予定です。
床材には「海の砂」を利用しています。これは、このペアに限ったことではないと思うのですが、オンナダケヤモリはもしかすると、卵を床材の中に埋めるようです。このペアは少なくとも、毎回卵は砂に埋めています。ちなみに、タシロヤモリにも砂を入れていますが、砂に埋めるようなことはありません。また、湿度の保持や指先の脱皮不全の対策にもなっているような気がします。
シェルターは不可欠です。うちでは適当に段ボール紙を折り曲げたものを数枚入れてあります。ケージ内のメンテナンスの時などは、慎重にシェルターごと個体を移動できるので便利です。
餌はヨーロッパイエコオロギのMサイズがちょうどいいと思われます。4〜5匹を1日置きくらいに必ずカルシウムをダストして与えます。
産卵は、砂の中に産むために確認がしにくいです。残念ながら雌のおなかに透かして見える卵を観察して、産卵を確認するしかありません。孵化に関しては、私はケージ内で自然に孵化させたことしかありません。
孵化した幼体の飼育はホオグロヤモリを参考にして下さい。
2001年6月に私が飼育している奄美大島産のメス成体が持ち込み腹で産卵をしたのですが、なんと床材の砂の中に産卵をしました。もちろん無事に孵化をしました。自然下で砂や土の中に産卵をしているかどうかは不明ですが、非常に興味深いです。
写真を提供してくださった「ばいかだ」さんに心から感謝しお礼申し上げます。「ばいかだ」さんにメールを送りたい方は私、星野まで。 ※スパム対策のためメールアドレスの「@」の部分を「☆」に変えています。恐れ入りますが、メール作成画面起動後「宛先」欄の「ihoshi☆mb.infoweb.ne.jp」の中の「☆」を「@」に書き換えて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。