The sleeping beauty・サキシマキノボリトカゲ
撮影:竹内 利晃

和名:サキシマキノボリトカゲ


学名:Japalura polygonata ishigakiensis

分布
宮古群島・八重山群島。(以下、姉崎分布情報)・・・西表島。
星野確認・・・宮古島、石垣島、西表島
生態
オキナワキノボリトカゲと同様です。西表島では人家付近には少ないそうです。
(以下、フィールディングより)夜間は木のツルなどにつかまってハンモックのようしてに寝ていることがあります。
全長
約180mm。頭胴長はオス60〜68mm、メス55〜65mm。
参考文献
日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社
爬虫類・両生類800種図鑑:ピーシーズ

解説
日本で唯一のアガマ科のトカゲあるリュウキュウキノボリトカゲの別亜種です。基亜種と比較して小型、体色の緑が不明瞭などの違いがあるが体色は周囲の色によって変えることができるため、慣れないと見分けは難しいと思います。
以前は、ここに「雄の方が鮮やかな緑色である」と書いていましたが、逆でした。本種の場合は「雌の方が緑色」であります。、
飼育
オキナワキノボリトカゲに準じます。
私は同一ペアを2年半飼育していました。交尾、産卵まではいったのですが、孵化には至りませんでした。飼育では特に冬の低温が問題になりそうです。キノボリトカゲは他のトカゲたちと異なり、土に潜ったりして寒さから身を護る術を知りません。完全な暖房は必要ないと思われますが、温室などを使って気温が下がりすぎないようにする工夫は必要です。なお、ペアならば闘争もなく、複数飼育は可能です。
コメント
宮古島では結構普通に見ることができました。夜の寝姿がかわいいです。オキナワキノボリと比較すると体色が不鮮明ですが思ったよりきれいでした。それと、意外に地面もよく走ります。
また、私が見てきた限りでは、どーも与那国島産の個体は他の先島諸島産とはちょっと異なる感じです。特に雌の体色は独特で非常に特徴的な斑紋です。 写真を提供してくださった竹内利晃さんに心から感謝しお礼申し上げます。竹内さんにメールを送りたい方はtake@xa2.so-net.or.jpまで。



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