「産仔」直後産仔7日後の成体と幼体

和名:ヤエヤマサソリ


学名:Liocheles australasiae

分布
宮古諸島、八重山諸島。
生態
森の中の樹皮の下や倒木の下に生息しています。小さな昆虫などを食っていると思われます。
オスがほとんど見つからないためメスだけの単為生殖の可能性が高いようです。
全長
40mm
参考文献
日本動物大百科8昆虫Ⅰ:平凡社

解説
毒は持っているようですが、ほとんど大したことはないようです。
飼育
現在、20センチくらいのプラケースに赤玉土と昆虫マットを敷いて飼育しています。温度は25℃。温室で間接暖房で保温をしています。湿度は温室内の自然に任せていますがマットが乾いてきたら水を加えています。水切れには注意をしています。
餌はコオロギの幼虫を週一回与えています。かなり臆病なのでピンセットからは滅多に食いません。一応毒は弱いながらも持っているので脱走などができないようにしましょう。ガラス水槽だと接合部を上ってくるようなこともあるそうなのでプラケースにしっかり蓋をするのがよいでしょう。
1999年8月に宮古島産の個体が12個体の幼生を出産しました。出産後一週間は親の背中に乗っていたのですが、その後三々五々背中から降りて単独生活に入りました。一個体ごとわけてケージに収容し親と同じような飼育をしています。
コメント
日本にいる最もポピュラーなサソリです。「日本にサソリがいるなんて」と思った方も多いと思いますが私もその一人でした。捕らえたのは本当に偶然でした。
小さくて申し訳程度のしっぽ(?)がかわいいです。でも、刺すこともあると思いますので取り扱いには厳重注意しましょう。



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