まさに「きれいな蛇には毒がある」・ハイ
撮影:寺田 考紀撮影:星野一三雄

和名:ハイ


学名:Sinomicrurus japonicus boettgeri

分布
徳之島、沖縄諸島
生態(10/09更新)
山林とその周辺に生息しています。主にトカゲやメクラヘビを食べていると思われます。捕まえられたときに先のとがったしっぽを押しつけますが、全くのささやかな抵抗で害はありません。
私は徳之島で2匹のハイと出会いましたが夜間と真昼間でした。夜行性と意見と昼行性という意見に別れています。
全長
30〜60cm
参考文献
日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社

解説
比較的強い毒を持っていますが性質がおとなしく、口も小さいため危険なヘビではありません。非常に美しい体色ですが警戒色の一種だと思われます。
写真からもわかるように縦条を中断させる横帯がありますが久米島の個体は横帯のない個体もいるそうです。久米島のハイはクメジマハイという新亜種としてあらたに記載されました。
飼育
危険度が低いとは言っても毒蛇ですから飼育するべきではないでしょう。何より餌が大変そうです。それでも、この体色は惹きつけて止まないものがありますが。
※2006年6月1日施行の「(改正)動物の愛護及び管理に関する法律」により「特定(危険)動物」として指定され、日本国内での飼育等には都道府県知事の許可が必要です。
コメント(10/09更新)
本当に美しいヘビでよくぞ日本に分布していてくれたと言いたくなります。これで、無毒、マウスに餌付けば世界的に有名なヘビになるのですが。でも、おかげでひっそりと生活できているんですよね。
で、2001年に私も遂に徳之島で出会うことができました!!いや、本当に美しいヘビで惚れ惚れしました。が、やっぱり尻尾の「ちくちく」攻撃は無害と分かっていても気持ちが悪かったですー。
写真を提供してくださった寺田 考紀さんに心から感謝しお礼申し上げます。寺田 考紀さんにメールを送りたい方は私、星野まで。 ※スパム対策のためメールアドレスの「@」の部分を「☆」に変えています。恐れ入りますが、メール作成画面起動後「宛先」欄の「ihoshi☆mb.infoweb.ne.jp」の中の「☆」を「@」に書き換えて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。




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