陸にも上がるんです・ヒロオウミヘビ
撮影:ばいかだ本種と思われる個体 撮影:亀倉 芸
撮影:野田勉

和名:ヒロオウミヘビ


学名:Laticauda laticaudata

分布
南西諸島の沿岸。国外では東アジアからベンガル湾、オーストラリア、南太平洋。
生態
南西諸島のサンゴ礁で見られます。夜行性で昼間は人が近づかない海岸の岩の割れ目に集団で隠れていることが多いようです。夜間、海に潜り魚を食べているようです。
秋に7cmくらいの卵を海岸の洞穴で4〜5個産み、140日くらいで孵化します。
全長
70〜120cm
参考文献
日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社

解説
いわゆる「ウミヘビ」の仲間は似たような体色になっていて本種も背面は青く、黒色の横帯が多数あります。尾は鰭状で体は細長いです。また、コブラ科のウミヘビは鼻の穴が側面に開孔しています。
非常に強い神経毒を持っていますがめったにかみつくようなことはありません。
飼育
陸上で短期間の飼育は可能なようですが基本的には無理でしょう。ウミヘビですから広いところで悠々と泳がせたいですから。
※2006年6月1日施行の「(改正)動物の愛護及び管理に関する法律」により「特定(危険)動物」として指定され、日本国内での飼育等には都道府県知事の許可が必要です。
コメント
「ウミヘビ」の仲間は採集や飼育の対象になりませんし、ダイビングをしたり漁業に従事したりしない限りは目にすることもありません。私自身も水族館以外ではダイビングで宮崎の海で一度見ただけです。しかし、そのときはあの模様に感動しました。
写真を提供してくださった「ばいかだ」さんと亀倉さんと野田さんに心から感謝しお礼申し上げます。「ばいかだ」さんと亀倉さんと野田さんにメールを送りたい方は私、星野まで。 ※スパム対策のためメールアドレスの「@」の部分を「☆」に変えています。恐れ入りますが、メール作成画面起動後「宛先」欄の「ihoshi☆mb.infoweb.ne.jp」の中の「☆」を「@」に書き換えて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。


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