コラム第25回 ペルセウス座流星群

   今年の夏は月の影響もなく,思う存分楽しめる
                1999年8月



写真データ いて座を流れる大流星  
1983年 8月10日
23:01〜14 135mm F2.8
     トライX 白黒フィルム 
撮影地  福島県 浄土平
「星空への招待」会場
 毎年夏休みは,いくつかの流星群が時を同じくして出現してくれるので,流星の多い頃として知られています。中でも8月10日から14日をピークに出現するペルセウス座流星群の出現が活発です。

 現在見られる流星群の多くは,彗星がばらまいていったチリの群れであると考えられています。彗星は,汚れた雪ダルマのようなもろい天体で,太陽系の中を動いていくうちに大量のチリをまき散らし,そのチリの群れの中に地球がつっこんでいくと流星の大群が夜空から降り注ぐように見えるといわけです。
 流れ星のもとになるチリの大きさは数mm〜数cmといったところで,これらが地上約100kmの大気圏に飛び込んでくるとき,その摩擦によって素晴らしい光を放ちます。流れ星が消えるまでに願い事を3回唱えると,それがかなうといわれていますが,ほとんどの流れ星の場合1秒に満たない時間です。

 今年のペルセウス流星群は8月 11日が新月なので,月明かりの影響がなく,一晩中(特に明け方)たくさんの流れ星が見られそうです。 

 流れ星といえば,昨年33年ぶりの大出現が期待された「しし座流星群」が話題になりましたが,今年も多くの流れ星が見られる可能性があり,11月 17〜18日の夜も流星観察の要チェック日です。
その他の流星群については,こちらを参照下さい。

*上のモデル図では,地球と彗星の軌道が2カ所で交わっているように見えます。しかし,実際にはお互いの軌道が傾いているので,1カ所しか交わっていません。
**参考文献:「しし座流星雨がやってくる」渡部潤一著 誠文堂新光社


雲間に見えたペルセウス座流星群の流れ星 -1999夏-
 1999年夏。梅雨明け以降,連日最高気温が35度を超え,晴天続きの新潟市でしたが,8月11日以降は,熱帯低気圧の接近等のため,雨が降ったりやんだりの,不安定な天候になりました。あきらめかけていた流れ星の観察ですが,8月13日の深夜,ふと自宅の窓から空を見上げると,雲間に星がまたたいています。だめでもともとのつもりで,新潟市と巻町の境にある四ツ郷屋へ車を走らせました。人が多い海岸を避け,付近の農道で機材をおろし,とりあえず雲のすきまにカメラを向けて撮影をはじめたころには,午前1時を過ぎていました。
 空を眺めていると,時折,流れ星がとんでいきます。全天のうちおよそ2/3が雲で覆われている中,1時間で13個のペルセウス群の流れ星を見ることができました。午後2時をすぎると,雲の量がさらに多くなり,流れ星よりも蚊にさされる数の方が多くなったので(防虫スプレーをもっていかなかった・・・・・)撮影を終了し,家路につきました。上の写真の流れ星は,午前1時37分頃,はくちょう座とこと座(下の明るい星がおりひめ星ベガ)の間を流れました。明るさは金星ぐらいで,写真の右から左に向かって流れ,最後に一際明るくなりました。

 写真データ 1999年 8月14日 01:32〜38 35mm F2.8(一部トリミング) フジASA800ネガフィルム 
 撮影地  西蒲原郡巻町四ツ郷屋
 



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