「アリバダ」にかけた愛・ヒメウミガメ
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撮影:星野一三雄 |
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撮影:「ばいかだ」 |
和名:ヒメウミガメ(オリーブヒメウミガメ)
学名:Lepidochelys olivacea
- 分布
- 世界中の熱帯から亜熱帯の海洋に分布する。日本近海で捕獲されることが時々あります。産卵はしないようです。
- 生態
- 浅い海に生息し底性の動物質の餌を食べているそうです。南米コスタリカのナンサイト・ビーチでは大群で(本当に莫大な数)産卵に訪れます。これを現地の言葉で「到着」を意味する「アリバダ」と呼びます。
- 全長
- 65〜70cm
- 参考文献
- 日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社
- 解説
- 背甲がほぼ円形、肋甲板が6対以上(こちらに上の個体の肋甲板をカウントした画像があります。この個体はたぶん7対)、腹甲の亜縁甲板に小孔が開いているなどの点で多種と見分けられます。
- 日本ではあまり知られていないウミガメでしたがテレビなどで「アリバダ」が紹介されるようになったので次第に知名度が上がってきているように感じます。国際自然保護連合レッドリスト指定絶滅危惧種。ワシントン条約付属書Ⅰに記載。
- 飼育
- 他種に比べて小型なので飼え...ません、やっぱり。種の保存法で保護されています。
- コメント
- テレビで「アリバダ」見ました。砂浜いっぱいに展開する産卵行動は圧倒的でした。この期間だけ、現地に住民にのみ卵の採掘権が与えられる、と言う話は人間と生き物の良い関係の一つの形だなあ、と感心しました。でも、あまり有名にならずにそっとしておいてあげたいです。
- 写真を提供してくださった「ばいかだ」さんに心から感謝しお礼申し上げます。「ばいかだ」さんにメールを送りたい方は私、星野まで。 ※スパム対策のためメールアドレスの「@」の部分を「☆」に変えています。恐れ入りますが、メール作成画面起動後「宛先」欄の「ihoshi☆mb.infoweb.ne.jp」の中の「☆」を「@」に書き換えて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
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