日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社
- 解説
- アオウミガメとの区別はアオウミガメのページにあります。
国内の大規模な産卵地は天然記念物として保護されている(十分であるとは言い難い?)ようなところもあるようですが、多くの産卵地では開発による砂の流失、オフロード車の乗り入れなどが問題になっています。
幸い、各地の生息地で卵の掘り出しから孵化放流事業が展開されています。ただしカメの生態をしっかりと把握した上での事業になっていればよいのですが...
環境庁指定希少種。国際自然保護連合レッドリスト指定絶滅危惧種。ワシントン条約付属書Ⅰに記載。
- 飼育
- よちよち歩きの孵化したばかりの幼体は、確かに飼育欲をそそりますが、飼えません。飼ってはいけません。種の保存法で保護されています。
- コメント
- 私が唯一産卵している野生の個体を見たことがあるウミガメです。まず、とにかくでかい。びっくりしました、と言うより恐怖を感じました。苦しくて流しているわけではないとわかっていても産卵中の涙は感動します。それと上手に後ろ足で穴を掘ります。海に帰るときのメスの後ろ姿に郷愁を感じて、つい甲羅を触ってしまいました。背中のフジツボに絡まっていた海藻には多くのヤコウチュウがついていたのでしょう、指先で触った軌跡がボウッと青白く光りました。なんだか、カメが「静かに見守っててくれてありがとう」と言っているように感じました。
RVブームで心ない人が産卵地に車で砂浜に入っていって卵をつぶしたり、轍で仔ガメが海に行けなかったりしています。優しい配慮をお願いします。
写真を提供してくださった三浦さんに心から感謝しお礼申し上げます。三浦さんのHP「Count blue」はhttp://countblue.lolipop.jp/count.htm、三浦さんにメールを送りたい方は私、星野まで。 ※スパム対策のためメールアドレスの「@」の部分を「☆」に変えています。恐れ入りますが、メール作成画面起動後「宛先」欄の「ihoshi☆mb.infoweb.ne.jp」の中の「☆」を「@」に書き換えて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
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