大陸からやってきたカナヘビ・アムールカナヘビ
撮影:「ばいかだ」

和名:アムールカナヘビ


学名:Takydromus amurensis

分布
対馬。国外では沿海州のアムール川周辺から朝鮮半島。
生態
沢沿いの草むらやガレ場を好みますが草地にも生息します。非常に臆病な性質で危険を感じると俊敏な動きで穴の中などに逃げ込みます。
4〜8月初旬に2回、3〜8卵前後を産卵します。産卵は穴を掘って完全に卵を土中に埋めます。餌は小昆虫など。
全長
220〜260mm。頭胴長は60〜80mm。
参考文献
日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社
爬虫類・両生類800種図鑑:ピーシーズ

解説(12/10更新)
アカマダラ、ツシマスベトカゲと並んで大陸系の爬虫類です。ニホンカナヘビに似ていますが唇の部分に黒い斑点が入ることで見分けがつきます。また、背面や尾に黒褐色の斑紋が現れる点でも見分けられます。大腿部の鼠径孔は3〜4対
ところが実際に現地で多くの個体を見ると、特に唇の黒斑がほとんどなく、ほとんどニホンカナヘビと区別がつかないような個体もいました。
飼育
アオカナヘビと同様でよいでしょう。
現在飼育を続けていますが、やはりシェルターは不可欠のようです。また、野生と違って飼育下では大変よく馴れます。基本的に他のカナヘビの仲間と性格はそう大差ないようです。
コメント
2000年8月と2001年5月に対馬へ行って、会って来ました!!ポイントさえ押さえればさほど数が少ないと言った印象はありませんでした。また、午前中から昼に見かけた個体は言われているほど逃げ足も速くなかったです。
写真を提供してくださった「ばいかだ」さんに心から感謝しお礼申し上げます。「ばいかだ」さんにメールを送りたい方は私、星野まで。 ※スパム対策のためメールアドレスの「@」の部分を「☆」に変えています。恐れ入りますが、メール作成画面起動後「宛先」欄の「ihoshi☆mb.infoweb.ne.jp」の中の「☆」を「@」に書き換えて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

ニホンカナヘビのページへ
日本の蜥蜴(トカゲ)のページへ
INDEXページにもどる