国産カナヘビの王様・サキシマカナヘビ
撮影:星野一三雄
撮影:竹内 利晃撮影:星野一三雄

和名:サキシマカナヘビ


学名:Takydoromus dorsalis

分布
石垣島と西表島、黒島。
星野確認・・・石垣島、西表島
生態
森林の林縁部に生息し、樹上性。全長の4分の3をも占める長い尾を巧みに使って樹上を移動します。餌は昆虫類。産卵期は春から夏にかけてで1〜3卵を数回に分けて生むそうです。
全長
尾が完全ならば250〜320mm。頭胴長60〜70mm。
参考文献
日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社
Arnold EN. 1997. Interrelationships and evolution of the east Asian grass lizards,Takydromus (Squamata:Lacertidae). Zoological Journal of the Linnean Society(1997),119:267-296


解説
日本に生息するカナヘビの最大種です。分布が重ならないので野外で他のカナヘビと間違うことはないと思いますが、鱗が顆粒状(他種は角張っている)で見分けることができます。
他のカナヘビ以上に樹上性が強く、かなり高い場所にまで登っていることがあり見つけるのが難しい種類です。
飼育
アオカナヘビと同様に飼育できます。ただしより大きくなりますので90センチ水槽くらいは必要になると思います。
コメント
現在作成者はアオカナヘビに異常に固執しているのであこがれの種類の一つです。
↑などと書いたのがもう11年前。相変わらず探すのも見つけるのも難しいカナヘビです。飼育対象として人気が高く、特に海外では非常に人気があります。国内でも数名の方が一生懸命に繁殖を手がけていますので、そういう個体がコンスタントに見られるようになるといいのですけど、やはりそこはカナヘビ。健全な長期飼育はそれほど簡単ではなく、気合いを入れて飼育したい種類です。
石垣島や西表島では、どこにでもいそうで、なかなか見つけることができなくて、いつまで経ってもフィールドでは憧れの対象です。
写真を提供してくださった竹内利晃さんに心から感謝しお礼申し上げます。竹内さんにメールを送りたい方はtake@xa2.so-net.or.jpまで。写真を提供してくださった竹内利晃さんに心から感謝しお礼申し上げます。竹内利晃さんにメールを送りたい方は私、星野まで。 ※スパム対策のためメールアドレスの「@」の部分を「☆」に変えています。恐れ入りますが、メール作成画面起動後「宛先」欄の「ihoshi☆mb.infoweb.ne.jp」の中の「☆」を「@」に書き換えて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。


コモチカナヘビのページへ
アオカナヘビのページへ
日本の蜥蜴(トカゲ)のページへ
INDEXページにもどる