King of Jap.Lizards・キシノウエトカゲ
| |
(左)西表島産・成体(右)与那国島産・亜成体 撮影:星野一三雄 |
和名:キシノウエトカゲ
学名:Plestiodon kishinouyei 旧学名 Eumeces kishinouyei
- 分布
- 宮古群島、八重山群島
- 生態
- 海岸近くの砂地、畑、土手、石垣などの開けた土地に多いようです。昆虫や他のトカゲ、ヌマガエルさえも食うようです。3月にオス同士の闘争行動が観察されています。
- 全長
- 350mm以上に達します。390mmの記録があります。頭胴長140〜172mm。
- 参考文献
- 日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社
爬虫類・両生類800種図鑑:ピーシーズ
- 解説
- 日本産トカゲ類最大種です。特に胴回りが太いので迫力があるようです。幼体は他のスジトカゲ類と同様の模様(ただし、白色縦条は7本)ですが成体(特に老成個体)は体側の暗褐色の縦条以外は全身淡いオリーブ色の金属光沢が出てくるようです。
国指定の天然記念物に指定されています。当然、採集したり、飼育したり、ましてや殺したりしてはいけません。
- 飼育
- 飼育してはいけません。
-
- コメント
- やはり最も見てみたいトカゲの代表です。生息地に行けば見ることができるかな、と思い宮古島に行きましたがそんなに甘くなかったです。大切にしていかなくてはいけないトカゲです。
と言うようなコメントを書いていましたが、石垣島、西表島、与那国島で見ることができました。開けた土地にも多いのですが、林の中の結構深いところにも大型の個体がいました。やはりそういうところに生息している個体は、完全尾のとても大きい個体で見応えがありました。しかしあの大きさからは想像もつかないほどの速さでした。体が大きい分、動きもエネルギッシュで速いのですね。
-
アオスジトカゲのページへ
ミヤコトカゲのページへ
日本の蜥蜴(トカゲ)のページへ
INDEXページにもどる