国境にすむトカゲ・アオスジトカゲ
撮影:星野一三雄
撮影:小菅 明彦

和名:アオスジトカゲ


学名:Plestiodon elegans 旧学名 Eumeces elegans

分布
尖閣列島。国外では台湾、中国、海南島。
生態
海辺や山林にすみ、昆虫などを食べているそうです。南小島という島では餌が乏しいためカツオドリがひなに持ち帰った魚の残りなどを食べることもあるようです。
卵生で4−9個の卵を産むことが知られているようです。
全長
220mm。頭胴長60〜96mm。
参考文献
日本動物大百科5両生類・爬虫類・硬骨魚類:平凡社
爬虫類・両生類800種図鑑:ピーシーズ

解説
太ももの後ろに不規則な大型の鱗があるのが特徴のようで、これで他のスジトカゲの仲間と区別ができます。幼体は尾に鮮やかな青い縦条が見られるそうです。
以前、琉球列島で記載されたことがあるのですがこれは他の種類の見誤りであると言うことです。
飼育
ニホントカゲと同様でよいでしょう。
コメント
絶対に国内で国産、つまり尖閣諸島産の個体を見ることはできないでしょう。ある意味、幻のトカゲです。
そんな幻級のトカゲですが、中国大陸産などの個体が、時々流通することもあるようです。ただ、まぁ、なんだ、その...特別にニホントカゲと何が変わるのかと言われても困るんですけどね。やっぱりいつかは「目指せ尖閣」です!
しかし、学名にelegansつまりエレガンスとか、中国名で「麗紋石龍子」と使われているところから考えると、どうやら他のエウメセス(いつまで経ってもエウメセスに拘ります!!)と比べるとキレイなのかもしれないと考えると、しっかりと繁殖をさせて幼体時とか成熟した雌雄とか、きっとなんかイイ感じなのではないかと思って飼い続けていきたいトカゲです。
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